先日の朝日新聞に京都府東山のある京都大学付属の花山(かざん)天文台が存続の危機にあるとの記事が掲載されていました。85年の歴史を誇る日本の天文学の草分け的な存在ですが、光や大気の環境悪化の影響などもあって、岐阜県飛騨に研究の中心が移り、今年度岡山にも完成予定の新天文台を設置し研究を開始するとのことです。研究資金にも限りがあり、花山天文台の維持費捻出はなかなか先の見えない問題のようです。この種の課題は研究活動には常に付きまとい、理系を目指す生徒には切実な課題ですが、何か良い方策があると信じて進むことを大事にしたいですね。
(kjk)