今日、ロイター発のニュースで、チョコレート消費量が多い国ほど、ノーベル賞受賞者を輩出する確率が高い・・・との研究成果が紹介されていました。
ニュースによれば、「ココア等に含まれる抗酸化物質フラボノイドが、認知力テストで高得点を獲得する」との研究がきっかけとのことでした。
しかし、チョコレートとノーベル賞の相関性については、「国の富」が背景にあるとする学者もいるそうです。国が豊かであれば、チョコレートのような高級嗜好品の消費量が増え、また、質の高い研究を可能とする考え方です。
同じデータを見ても、それをどのように解釈するかは人によって異なるものです。大学入試でもデータを読ませて、その解釈を問うようなものが出題されることがありますが、普段からデータを読んで想像を巡らすことに関心をもつと、良いことがあるかもしれません。
ちなみに、チョコレートとノーベル賞の研究では、摂取量に基づいてのものですが、国内消費量ランキングとノーベル賞獲得ランキングを調べてみました。
●チョコレート国内消費量(2008)
1.アメリカ 2.ドイツ 3.イギリス 4.ブラジル 5.フランス
6.日本 7.イタリア 8.ポーランド 9.スペイン 10.スイス
●ノーベル賞受賞(2012)
1.アメリカ 2.イギリス 3.ドイツ 4.フランス 5.スウェーデン
6.スイス 7.ロシア 8.日本 9.オランダ 10.イタリア
皆さんは、関連性をどう推理しますか?
(Nas)