むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

磚文(せんぶん)

2014-01-20 | 書道
磚文とはで、ネットで検索してみると・・・。
 
先ず、迷うのが「磚文」、「塼文」なのかです。
 
石か土へんなのか?
 
吉野先生からは石へんの磚文とお聞きしました。
 
今回の墨華展用のお手本をいただました。
 
 
 
 
13文字もあります。
 
書いて納まるのかな?とも思います。
 
さて、磚文とはを調べてみました。
 
 
中国で粘土を型で固め、焼き、あるいは乾燥させて作った灰黒色の煉瓦(れんが)
 
漢代に発達し、城壁・家屋・墓室の構築に用いられた。
 
日本でも飛鳥時代の寺院跡や鎌倉時代の唐様建築などに塼みられる。と記されていました。
 
粘土だと土ですし、焼けば石・・・?
 
吉野先生曰く、建物お守り的な要素では、とのことです。
 
 
 
 
 
したがって、焼キシメタ。時ヲ経タ。カケラ・ワレ。
 
面白サ⇒ユガミ
 
萬鶴さん、楽しんで書いてくださいと言われました。
 
 
 
 
 
いろいろな書き方でお手本をくださいました。
 
いずれにしても難しそうです。
 
楽しむにはほど遠いいと感じています。
 
女房の感想は?
 
良く分からない?これも書なの。です。
 
読めないし、流れるような書には見えないからなのでしょう。
 
気持ちは良く分かります。
 
 
 
 
 
 
そして、書く時の思い(表現)もお教えいただきました。
 
反対語が並びます。
 
なるほど・・・。とは思いつつ・・・。
 
眺めてばかりです。
 
 
また、ある方の訳注を引用すると下記のようにも記されていました。
 
 
漢代の塼文の多様性には感嘆させられる。
 
古文や繆篆から当時普及していた隷書までが同時期に用いられ、時には2種類の書体を融合させており、新鮮な印象を受ける。
 
塼文の多くが一般庶民の手によるものであるため、書き手が好きなように省略したり修正を加える中で、面白味が増している。
 
塼面の文様と文字の配置には工夫を凝らしたものが多い。
 
隷書と篆書を融合させたような吉祥文字が中ほどに置かれ、独特の美感がある。
 
 
また、一つ勉強になりました。
 
書を始めて6年目になりました。
 
ますます、奥深さを感じています。
 
 
 
萬 鶴
 
 

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