本当のたまちゃん

　今朝何の気なしに捕獲器をのぞいたら、何と見覚えのある本当のたまちゃんが入っていたのです。やだー! 昨日のは違うのだったんだ！　少し綺麗過ぎるとは思ったけれど。
　私たちは、近隣の仲間たちと動物を愛護するグループを作って、会費を出し合って、近隣にいる野良ちゃんたちに去勢や避妊をしています。早速会長さんに電話を入れて、報告し、獣医さんに連れて行く許可をもらいました。
　又自転車の後ろにトラップを載せ、重いのでひっくり返ると嫌なので、ゆっくり押して行きました。これで立て続けに３匹目です。獣医さんもちょっと笑っていられましたが、お昼休みに手術をして下さるとの事。夕方４時以後に取りに来るよう言われました。

	昨日たまちゃんと思っていたのは実はそうではなく、この子の顔は９時から１２時まで(顔の向かって左側）に黒い模様が入っていました。こちらは玉次郎にしました。
	これが本当のたまちゃんです。向かって右側１２時から３時まで黒い模様が入っていました。顔は疥癬がかなりあって、獣医さんにお薬をぬったり、蚤の薬、ワクチンを打ってもらいました。これでこの疥癬も良くなるでしょうとの事、一安心です。赤い首輪をつけていただいて、よかったね！でも捕まえられて長時間を檻の中で過ごして、おまけに去勢までされて悪かったです。ごめんなさい！

	赤い首輪をつけてすっかりおめかしした本タマちゃんです。
	今日のベスです。まだ少し口の中が痛むようですが、御飯を一日に何度も何度も食べに来ます。今まで食べられなかった分を、蓄えようとする動物の本能なのでしょう。薬もしっかり一日分飲んでいます。段々回復して行ってくれたらと期待しています。

　

ベスとピッピ

　今朝起きたら裏口にベスの影が映っていました！
ああ！何て幸せな事でしょう！　本当に嬉しかった！
　又ピッピの散歩について来てくれました。
この一瞬一瞬を大切に感謝して過ごす事が、如何に幸せなのかと感じます。
　少しずつ回復しているようで嬉しいです。
今朝は午前中に三回私のところに来て食事を催促しました。
お隣でも頂いてかなり沢山たべました。ステロイドも連絡しあいながら、一日分は確実に飲ませました。まだっちょっと痛そうに口を開けていますが、力は付いて来ています。
　
　タマちゃん９時前に獣医さんに連れに行きました。
歯も確りしていて、耳の中もきれい、まだ若いらしいです。
　ワクチンを打って、蚤とりの薬もさしていただいて、首輪までして、すっかりハンサムボーイになってもどってきました。トラップを開けてあげると、飛び出していきました。罪な事をした気もしますが、仕方がありません。
　それにしても何で肝心なボスシロが姿を現さないのでしょう？　
あの子こそ捕まえねば！
　ついでにベスも入ってくれたらどんなにかいいでしょう！

今日のベス

　
今日は朝からベスが来て門の傍に座っていました。
私がこの前、網で捕獲しようとしたのを覚えているのか、あまり傍によって来ませんし、ピッピの散歩についても来ません。体力がまだないせいなのかもしれませんね。お隣でやわらかい缶詰を少々と、私にスープ２袋、ささみを２～３個貰って食べました。かなり食欲も出てきたようです。口の中はまだ少し痛むようですが、涎や泡は口にはついていませんでした。お昼にもやって来てスープを３袋飲みました。中の身は残していましたが。夕方まだいて、ささみを湯がいて中にステロイドの粉を２分の１錠分ほど入れてあげましたら、きれいに全部残らず食べました。
こうやって薬も飲んでくれて、口の中が回復してくれればと思います。
本当は捕獲器に入ってくれれば一番いいのですが。
　ところでお昼に食事をしていたら、ピッピがやけに吠えるので外に出てみたら、何とタマちゃんがトラップにかかっていました。ぶるぶる震えて可哀そうなくらいでした。午後の獣医さんの診察を待って連れて行きました。
今日は、動物ボランティアグループの方が、車で一緒に連れて行って下さったので
助かりました。明日の朝一番で連れに行きます。

ベスが来た！！！！！

　今日はピッピの散歩の度に、”ベス！”　”ベス！”と呼びましたが現れませんでした。夕方６時頃、何気なく玄関の扉を開けて、”ベス！”と呼ぶと、裏口の方から”ニャゴー”と言うベスの可愛い声が聞こえたではありませんか！夢中でミルクを温めて、ステロイドの潰してあったのを入れて持って行きました。ちょっと匂いを嗅いだだけで飲みません。多分薬の匂いが嫌なのでしょう。鳴き声を聞いてお隣の奥さんも出てみえて、レトルトのスープを２袋開けてあげたら、きれいに全部飲みました。薄い肉片は残っていましたが。よかった！　ちょっとでも口に入れてくれたらいくらかでも力が出ますもの！涎や口周りの泡状のものもついていませんでしたが、やはりまだ口内は痛むのでしょう。もう少し体力をつけてから、薬を少量ずつあげるようにすればいいのではないかしら？網も一応用意しましたが、失敗するよりまず体力をつけるほうが先だとあきらめました。でも来てスープを飲んでくれてこんなに嬉しい事はありません！　やっと私も御飯を安心して食べられます。
　今年一番嬉しかった事になるでしょう！

ベスの思い出

昨夕ピッピの散歩の時に、”ベス！”と呼んでみました。”ニャゴー”と返事がありました。すぐ近くの家の玄関のポーチの下で雨を避けて座っていました。よそのお宅に黙って入って行くわけにもいかず、離れたところから”ベス！”と呼んであげました。その度に”ニャゴー”と答えてくれました。動物は死期が近づくと、強い動物が弱い動物を襲うそうで、ベスもミーたちが怖くて近寄れないのです。
寒さと空腹と痛みに耐えてじっとしているベスが不憫でなりませんでした。
　毎朝起きると朝御飯をもらおうと、裏口のガラス扉にその姿が映っていたベスの姿は今朝はもうありませんでした。朝のピッピの散歩の時、”ベス！”と呼んでみましたが、返事は返ってきません。ベスが好んで食べていた草を見たとき、思わず涙が溢れてきて、声を出して泣いてしまいました。
　毎朝御飯を待って裏口にいるのが当たり前と思っていましたが、この事がどんなにか私に幸せをもたらしてくれていたのか、いなくなって初めてわかりました。
　考えてみると随分と長い年月を共に過ごして来たのです。
ベスが毎日御飯を食べに来て、ピッピとの散歩に付いて来てくれるのが、どんなに幸せだったか。どんなにか私にやすらぎを与えてくれたか。今になって改めて痛感しています。野良ちゃんだったベスだけれど、私はいっぱいいっぱいの幸せを与えてもらいました。最後に救ってあげられなかったこの私を許してね！
　でもまだどこかから、”ニャーゴ”って出てきてくれるのではないかと願ってしまいます。悲しいです！　寂しいです！　ベス！ベス！　返事をして！




ベスのお母さんのももちゃん(中央)と兄たち

ベス

　あの後来ないかと思っていたベスが、やって来たのですが、口の中が痛いらしく水さえも飲めない状態です。牛乳を３口位なめただけでした。今日も一度、近くまで来たので、獣医さんから頂いたステイロイドを一錠つぶして、ごく少量の牛乳にいれてあげたのですが、一口なめただけです。私が洗濯網を後ろに隠し持っているのがわかるらしく、すぐ逃げて行ってしまい、どうしても捕まえる事が出来ないのです。
　雨も降ってくるし、ひもじいし、口内は痛むしで、本当に何とかしてあげなければと気がきではないのです。でもどうしても捕まえる事が出来ないのです。悲しいです。どうしたらいいのでしょう？　
　
　昨日捕獲器を借りてきて、セットしました。今朝５時頃目がさめたので外に出て見たら、なんと島次郎(ベティ）がかかっていました。彼はもう去勢済みです。逃がしてあげようとしたら、”フー”とか言っていましたが、勢いよく飛び出して行きました。又セットしておいたら、今度はシロがかかっていましたが、あの目つきの悪いボスシロではありませんでした。シロはおとなしそうでしたが、獣医さんに連れて行き去勢してもらいました。自転車に乗せて行ったのですが、重くて重くて、ひっくり返りそうなので、乗らないで引っ張って行きました。
　夕方取りに行き離してあげました。何となく可哀そうに思いましたが、餌をあげる以上は仕方がないですね。
　ベスに一番入ってもらいたいのですがまず無理でしょう。すごく臆病ですから。
だから１５、６年と、こんなに長生き出来たのです。苦しく可哀そうですが、このまま静かに見送ってあげた方がいいのでしょうか。
　でも悲しくて悲しくて、何とかしてあげたいです！

ベスとの別れ

　今朝来ていたのです。
すごい涎と、泡のようなものが口の下についていました。
御飯をあげても口を開けられないので食べられないのです。
捕獲して獣医さんに見て頂くしかないと思い、洗濯用の大きな網で生け捕ろうとしたのですが、一度入った網から逃げてしまいました。
私のへバーデンで痛んだ指では、急いで網の口を閉める力がなかったのです。
　これが運命の分かれ目だったのでしょう。今こうして書いていても涙が溢れてとまりません。ごめんなさいベス！　私がもう少し若かったらあなたを助けてあげられたでしょうに！　おとといは三回もやって来て御飯をかなり食べたから、あれが最後の食事だったのね。御飯を食べられないあなたは、このままじっとあの小道の先のどこかで苦しみながら去って行くのだと思うと、本当に可哀そうで、助けてあげられなかった自分が申し訳なかった気持ちで一杯です。
　ベスごめんなさい！　ごめんなさいベス！
　神様！　どうかベスが安らかに天国に召されますように！


元気だった頃のベス

ベスが

　何だか変なのです。今朝、例のお隣の飼い猫になったミーに、二回も追いかけられて苛められていました。私が急いで外に出ると、ベスがおどおどして落ち着かない様子でいました。
缶詰を開けてやっても口をつけようとしないので、鶏ももの茹でたのを手でちぎって持って行きました。すごい涎で、何だか口をあけるのが痛そうです。口の中に問題があるのでしょうか？　鶏ももの上に以前に獣医さんからもらった薬があったので、それを少しふりかけてあげました。写真でもわかるように、口を開けるのも辛そうでしたが、とにかくほんの小さいのを三切れ程食べました。見ている私も悲しくなるほど辛そうに、おどおどして食べていました。可哀そうに！
歳下の上、後から来たメタボのミーに、しょっちゅう苛められているのです。
　今日は私も頭にきて、お隣には悪いと思ったのですが、大声で”おまえは後からやって来たのに、歳上のベスをいじめるんじゃないよ！　悪い根性の猫だ！”と言ってしまいました。ベスは人間で言えば、７６、７歳になるでしょう。
　昨日まであんなに元気だったのに！
今日はもうきっと来ないでしょう。このまま来なくなってしまうのでしょうか。
悲しいです。ベス早く治ってね！！！

やったねベス！

昨夜１０時近くにピッピのこの日の最後のお散歩に出ました。
何の気なしに、ガス湯沸かし器の例の上を見ると、暗い中に何か影があるように見えたのですが、目の悪い私にはよくわかりませんでした。
散歩から帰って来たら何と”ドスン！”と音がして、湯沸かし器の上からベスが飛び降りて来たではありませんか！　すごい！　ベスやったね！　意地悪ジイさんなんかに負けないよね！　でも見つからないように夜だけそっと登るのよ！
　やはり野生の動物は人間なんかよりずっと強い！　

ベス頑張れ！！！！！

からすのカーコ

　今朝もいつものようにベスは御飯を待っていました。
ベスがいると、必ずこの緑がかった紫色の羽をしているカラスが、何処からか現れて、私がベスにあげる缶詰を開けるのをじっと屋根の上から見ています。いつも同じからすです。ベスが食べ終わると待っていましたとばかり飛び降りてきて、私がすぐそばにいようと平気で、車の下から餌入れを嘴で引っ張り出して、残りを全てきれいにたいらげます。この間など私が買い物から帰って来たら、道角の電柱にいたカーコが低空飛行で私の横を一緒に飛んで来て、門の扉の上で、首をかしげて私を見ているのです。可愛いのですが、近所に悪いし困ってしまいます。
　荒川区にいたら罰金ものですね！
それにしてもからすは利口だなと思いますよ。
もっとも私がからすになめられているのは確かですが。