反省

今日は半年に一回の歯の検診の日でした。毎年お医者さんの方から検診のはがきを頂きます。歩くとかなりの距離がある場所なので、自転車で行きました。
何の異常もなくほっとして自転車に乗って帰って来る途中、前の方から電動の車椅子に乗った女の人が来ました。よく買い物に行った時に見かける女性です。５０～６０歳位の方でしょうか。自転車が沢山駐輪している狭い歩道などで出会うと、歩行者は立ち止まって、彼女が通り過ぎるのを待っていてあげるのですが、一度として”有難う”とか会釈するとかする事もなく、無表情で、何て嫌なやつだなと思っていた女性です。ああ、あの人こっちからいつも買い物に来ていたんだ。結構遠くて大変だったんだ、と考えていると、ちょっと勾配があって高くなっているアパートに入って行きました。誰か他の人が付き添っているのは見た事がありませんから、多分そのアパートで一人暮らしをしているのだと思います。以前スーパーで買い物をしている時に見かけましたが、レジの女性が親切に全部袋に入れてあげて膝の上にのっけてあげてた時も、ちょっと頭をさげたきりで無言だったのを覚えています。この方って孤独なのだと思います。きっと寂しいのではないかしら。色々辛い思いをして寡黙になったのかもしれないし、嫌なやつなんて思って悪かった。同じ時の流れの中で出合った人たち。もっとお互い思いやって暮らしていかなければいけないのですね。強く反省した一日でした。