このタイトルだけを読んで、蘇州以外に住んでいる人はイメージがわかなかったのではないでしょうか。日本の都市のバス停は書など展示するスペースがありませんからね。
蘇州旧市街地のバス停はほとんどが伝統的屋敷の一部を切り取ったようなデザインになっています。庭園都市にふさわしい雰囲気です。
このようなバス停のうち中央に白壁部分がある所に、3月末から子供たちの書が展示されていて、バス待ちの市民を楽しませています(写真、バスの窓越しに撮ったので、ガラスの影が映ってしまいました)。市の交通関係機関や教育関係機関が協力し合い、6歳から16歳までの子供が文明をテーマに書いた150余幅を展示したといいます。バス停や駅などをその土地に合うデザインにして公共の広場として活用するのはいいことですね。
写真とは別のバス停でたまたま見た書には「伝递文明昇華人格赢得尊重」(文明を伝え人格を磨けば尊重を得ることができる、という意味でしょうか)と書かれていましたが、これが8歳の子の書であることに驚きました。さすが漢字の国。
中国では役人が公文書を出すときや、一般市民でもテレビのインタビューに答えるときなど、標語のような言葉を盛んに使います。子供のときからの訓練で身についているのだろうなと、この書を見ながら思いました。
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