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脳梗塞の治療 超急性期の症状

2009年07月01日 | 脳梗塞
脳梗塞の急性期治療についてこれまで説明してきました。
最後に「どういう症状が出ていたら脳卒中か?」ということについて追加します。
最近、救急隊のみなさんが非常に良く勉強されていることを紹介しましたが、救急の現場で使われているわかりやすい脳卒中の見分け方があります。

病院に到着する前、つまり救急隊の方が現場に駆けつけた時、何を基準に脳卒中を疑うのでしょうか?
以前はその基準がバラバラでした。
ですから救急車で脳卒中センターに運ばれたものの、単なるめまいなど、緊急性のない状態であることがよくありました。
こういうことは世界的にも多かったようで、「だれでもわかる脳卒中判定法」が考案されました。
その代表的なものの一つがこの「シンシナティ病院前脳卒中スケール(CPSS)」です。
これにしたがって3項目を検査するだけで、脳卒中の的中率がなんと72%!
非常に分かりやすくて、よいスケールだと思います。

この図を見て、異常がある場合には脳卒中の可能性が高いわけですから、一般の人たちにも役立つと思います。
緊急時には「顔、手、言葉」です。
参考にしてください。

ちなみにこの図はうちの救急部の山田先生にもらったものです。
「救急あっての脳卒中治療」なので、ほんとに助かってます。感謝!
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1 コメント

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NIHSS (ICU男児)
2009-07-02 09:13:11
CPSS知りませんでした。脳卒中はNIHSSでスコアしていますが大変です。病棟もCPSSでスコアできれば楽なんですけどダメですか?実際NIHは項目多すぎです。
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