脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
 最新情報をやさしく解説します 

プレタール

2012年07月08日 | 脳梗塞
今回から「プレタール」という薬について説明します。

血液をさらさらにする抗血小板薬として、これまでアスピリンとプラビックスを紹介してきました。
これらは海外で開発された薬ですが、プレタールは大塚製薬が開発し、発売している薬です。
1988年に日本で発売され、その後、アジア各国、アメリカ、イギリス、ドイツなどで販売されています。
脳梗塞(心原性脳塞栓症を除く)発症後の再発抑制という効能・効果で販売されていますが、下肢の動脈硬化(慢性動脈閉塞症)による潰瘍・疼痛・冷感などの症状改善にも使われています。

Made in Japanのこの薬の脳卒中予防効果は科学的にきっちりと確認されています。
それが上のグラフです。
CSPS2という名前のこの試験で、アスピリンよりも高い脳卒中予防効果が証明されたのです。
次回、もう少し詳しく説明します。
コメント (4)
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東京血管内治療研究会

2012年07月08日 | 学会/研究会
東京血管内治療研究会にお招き頂きました。
私は急性期再開通療法と頚動脈ステントの講演をしました。一般演題として、大変興味深い症例提示がありましたし、ディスカッションの時間が多く取られていて、私も大変勉強になりました。
二次会にご一緒させて頂いたのは右から小西善史先生、飯塚有応先生、岩渕 聡先生です。
みなさん、ありがとうございました。
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