下記、waiwai先生からコメントいただきました。
危険因子管理のところから脳梗塞の予防薬について進もうと思いながら月日が過ぎています。
後日くわしく説明します。
waiwai先生に感謝。
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抗凝固薬についてコメントさせて頂きます。
脳梗塞は動脈硬化が原因となる「脳血栓症」と主に不整脈等の心疾患が原因となる「脳塞栓症」の二つに大別されます。
「脳血栓症」の治療には抗血小板療法を、「脳塞栓症」の治療には抗凝固療法をおこないます。抗血小板療法と抗凝固療法は薬の作用機序が異なりますが、いずれも血液を固まりにくくする治療法です。
55年ぶりに発売された新薬はダビガトラン(商品名:プラザキサ)という抗凝固薬です。これまで内服での抗凝固薬はワルファリン1種類しかありませんでしたが、ワルファリンは食事制限(納豆は禁止など)があったり、薬の飲み合わせによって効果が変わったり、定期的な血液検査によって内服量を調整したりと少々手のかかる薬でした。新薬ダビガトランは食事制限や内服量調整などの必要がなく、比較的管理しやすい薬であり、発売以降ワルファリンからの切り替え例もかなり増えています。
ただ新薬が全ての面で優れているわけではありませんから、担当の先生と患者とで相談してどちらの薬がより適しているかを決めることが大切です。
危険因子管理のところから脳梗塞の予防薬について進もうと思いながら月日が過ぎています。
後日くわしく説明します。
waiwai先生に感謝。
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抗凝固薬についてコメントさせて頂きます。
脳梗塞は動脈硬化が原因となる「脳血栓症」と主に不整脈等の心疾患が原因となる「脳塞栓症」の二つに大別されます。
「脳血栓症」の治療には抗血小板療法を、「脳塞栓症」の治療には抗凝固療法をおこないます。抗血小板療法と抗凝固療法は薬の作用機序が異なりますが、いずれも血液を固まりにくくする治療法です。
55年ぶりに発売された新薬はダビガトラン(商品名:プラザキサ)という抗凝固薬です。これまで内服での抗凝固薬はワルファリン1種類しかありませんでしたが、ワルファリンは食事制限(納豆は禁止など)があったり、薬の飲み合わせによって効果が変わったり、定期的な血液検査によって内服量を調整したりと少々手のかかる薬でした。新薬ダビガトランは食事制限や内服量調整などの必要がなく、比較的管理しやすい薬であり、発売以降ワルファリンからの切り替え例もかなり増えています。
ただ新薬が全ての面で優れているわけではありませんから、担当の先生と患者とで相談してどちらの薬がより適しているかを決めることが大切です。