あ、いずみまさこです。
先に名乗りましたのは、「センター長のブログは長いからな~」といわれたので、先に覚悟を決めていただくための名乗りでございます。
○○さん、とばさないように、お願いします。
表題の写真は・・・見学の方と一緒に造園作業の実習を見に行って、展望台から撮ったものです。集草作業の全体像がよくわかります。
さて、この10日間で「紙風船を見学したい」と来てくださった方が8名いらっしゃいました。(ご本人さん6名、ご家族1名、学校の先生1名)
たまたまタイミングが重なり、この短期間では今までになく多い数。
お越しくださる方みなさんに合わせてご説明したいので、毎日お一人(一組)ずつお越しいただきました。
私の悪い癖でして、どうも言葉数が多くなってしまい、熱く話してしまい、どの方もほぼ午前中いっぱい「お付き合いいただいた」という感じです(。・ˇ_ˇ・。)
しかもどの方にもこのブログのことをお伝えしたりして…
ある方には、パソコン立ち上げてご覧いただいたりして…(無理やり、とか言わないでくださいね)
ちょっと強引だったでしょうか…
現在通ってきてくれているメンバーみなさんにも、いつものようにご協力いただきました。
ありがとうございます。
ただ、最近思うのは、メンバーみなさんにとっても、初対面の方に接することは挨拶やマナーの実践ができる訓練の要素もあるなーということです。
しかも、みなさん明らかに上達されています。
メンバーみなさんがタイムカードを押したり、企業実習に行く際のエプロンを保管している部屋で面談をしております。
そうすると、みなさんが必要に応じて入室されます。
1)入室の挨拶 (ノック) 「失礼いたします」
2)用件を伝える 「エプロンを取らせていただけますか?」
3)退室の挨拶 「ありがとうございました。失礼いたします。」
※ドアは、音がならないようにそっと閉める
※入室時、退室時、共に礼をする
大切なことですよね。
仕事に必要なことはもちろんですが、社会人としての礼儀をわきまえているということでしょうか。
挨拶や返事の声が大きくはっきりしていると、言われた側はとてもすがすがしい気持ちになります。
姿勢よく挨拶している姿からは、まじめさと一生懸命さが伝わってきます。
・・・・・・・・・・・・・・・と、相手に思わせたらばっちりですね(*≧∀≦*)
今回も、見学者の方々から、退室後の訓練生メンバーに対して「みなさん、挨拶とか・・・すごいですね。しっかりされているんですね。」というお言葉をいただきました。
私が褒められたように嬉しく思います。
「皆、緊張や不安をお感じになっているけれど、本当に一生懸命なんですよ。」
「扉の向こう側では、きっと一呼吸置いて準備してからノックしていると思うんですよ。」
訓練生メンバー皆の気持ちを思い浮かべながら、思わずこんなことを言ってしまいます。
努力している訓練生メンバー皆のことをもっともっともっともっと話したくなるのを、ぐっと抑えて、次の説明に入ったりしています。
(これを話したら、きっと一日がかりの見学になってしまいますので。)
実習先に見学の方がいらっしゃっても、訓練生は皆集中を切らさずに作業を続けていらっしゃいます。
ただし、挨拶はしっかりしています。それ以外は、基本的には「仕事中の私語は慎む」という姿勢で臨んでいます。
これまでにも、何人かの見学者に聞かれたことがあるのが、「もっとお話ししながら作業しているのかと思っていた」という感想です。
私も、最初にそう感じました。もっと和気藹々と作業しているものか、と。
紙風船では、マナーも、仕事中の基本姿勢といった「私語はしない」ということも、そして例えばカッターナイフ作業の時の、刃をしまうこと(毎回毎回机に置く時にはしまう)も、それを基本的なこととして取り組んでいます。
就職先の雰囲気が皆でお話をしながら仕事をするところだったら、「私語をしない」をゆるめていくことはできるでしょう。(慣れれば。)
カッターナイフの刃をしまうのも、「自分の机上であれば毎回はしまわないで作業する」という職場だったら、それで安全面に問題がない環境であれば、「毎回必ず刃をしまう」をゆるめていくこともできるでしょう。
でも、その逆はむずかしいです。
なんとなーくお話ししても良い環境にいて、就職先が「私語厳禁」だと、これに慣れるのは大変ですよー。
自分しか使わないカッターナイフで、自分の作業中はずっと刃を出しっぱなしにしていて、でもいざ就職先が隣の人との作業スペースが狭いところだったり、人の往来が多い机配置だったりしたら、ただでさえ緊張する仕事場面で「危険予知」まで気持ちが向けられないかもしれません。
訓練生メンバー皆が、安心して仕事を続けていくとしたら、
まずは基本の基を習得して、仕事の上で信頼関係を構築し、
慣れて来たら、自分自身の言葉で意見や工夫伝えていくのが良いのかな、と感じております。あれ、これは訓練生だからではなく、誰にとってもいえることですね。
支援者としての私が、皆さんの良さと強みを伝えていく時には、「いまだ!」と直球ストレートでどんどん伝えちゃいますけれど。
基本の基と申しましたが、そんな私が9月11日の「ビジネスマナーブログ」にあるとおり、「玄関での靴のそろえ方」に戸惑い、スタッフに教わりながらやっていたのですから偉そうなことは申しません。開き直りもしません。ただただ自分も皆さんにお伝えする立場としてしっかり学んでいかなければと感じる毎日です。
訓練生メンバーからいつも多くのことを学び、そして見学に来ていただいた方からの疑問や質問から、また次の課題やニーズを教えていただいております。
そして卒業メンバーの皆さんからは、元気と勇気、苦労と不安をそれぞれたくさん感じさせてもらいます。直接お話しする機会が少ないのが本当に残念ですが、定着支援スタッフから聞いているし、これまたしつこく聞いちゃうんです。私。
新たな入所者と出会い、
今の訓練生メンバーと関係生を深め、(相手を良く知ることは、夢を実現できる近道)
卒業メンバーの更なる飛躍を喜び、そして悩みには寄り添っていくこと・・・・
今までも、これからも大切にしたいです。
いずみまさこ
←16年来お世話になっているお花の先生のお店「お月さまのたね」で購入しました。これがなんと300円!
みなさま、そして○○さん、最後までお読みいただきありがとうございました。