青空と紙風船

就労サポートセンター紙風船の日常をBlogでお伝えいたします

今週のしめくくり講座「体力づくり」

2012年09月14日 | 就労訓練

9月に入っても連日蒸し暑さが続いています。

そんな中、週末金曜日の午後は「体力づくり」

 

本日は秋のオリエンテーリングをおこないました。

 

今日のミッションは次のとおり。

1)ルートは2通り。 ひとつはコンビ二ルート もうひとつはATMルート。リストの中から3箇所以上をまわること。

 

2)14時、紙風船集合

3)担当スタッフはイエローハットにいる。何かあればそこにいくか、または電話をすること

4)ひとりでまわること

ただし、知らない道が苦手なメンバーには、申し出によりヘルプスタッフがつきました。

 

いつものことですが、筆記用具必要です。口頭指示が出ました。メモ、とれましたか?(ちなみに私は、集合場所が紙風船なのかイエローハットなのか、実はちょっと迷ってしまいました。頭の整理が追いつかず、メモには「イエローハット」「14時」「集合」しか書いていませんでした。)

 

私はヘルプ役だったので、メンバーと一緒にまわりました。

主導権はメンバー。困った時には相談してもらうよう伝えて、いざ出発!

 

ATMコースを選んだ私達は、まず三光町郵便局へ。

ちょっと早歩きくらいで、お話しをしながら腕を振りながら歩きました。道端のミニトマトを愛でる余裕も、まだこの時点ではありました。

到着。時間は…13:39・・・・。所要時間24分。(あとで調べたら、2キロメートルくらいでした。)

あれ?もうこんな時間。もう、まっすぐ戻らないと、いやまっすぐ戻っても間に合わない。

 

3箇所をまわるルールを確認し、次の地点選択。

メンバー:「とましん美園支店ですね」

看板も見えるくらいの場所にある銀行です。

しかし、その「ちょっと」奥に行くこと自体が、もう難しいと判断。

いずみ:「提案です。時間内に行くならば、ここから紙風船までの間にある場所にしましょう。」

地図にしるしをつけ、じっくりみてもらいました。

 

メンバー:「ステイですね!」

さっそくランニングにて出発!

ステイ内のATMの場所については、ちょっと迷いながら行き着きました。

到着。13時45分。あと15分。

 

さて、次はナナカマド郵便局。紙風船からは一番身近な場所です。

歩いていたら、絶対に間に合わない。だって、行きに24分間かけてきているのですから。

 

いずみ:「提案です。歩いて時間に遅れるか、走るかです。どうしましょう?」

(選択肢があるようで無い提案をしてしまいました。)

 

メンバー:「え?走るんですか?」

いずみ:「時間に遅れてもよいのでしょうか?間に合うためには、走る必要があります。」

メンバー:「・・・(数秒の間のあとに・・・)わかりました!走りましょう!」 ~ちゃらら~んら~ん ちゃららんらんらん・・・ロッキーのテーマソングが流れました♪♪

 

走りました走りました。

ステイからナナカマド郵便局、そして紙風船まで信号と、写真撮影以外はノンストップです。

私も30代後半。

いつも驚くくらい元気ですが、運動不足は否めない。

相棒は黙々と走ります。交通ルールはしっかりと守り、私以上に車の往来を確認してくれました。

本当にありがとうございます。

ナナカマド郵便局到着 13:54。

 

あと6分。油断はできません。信号があります。

走って走って走って・・・・

 

紙風船玄関に入ったのが、14時ジャスト。ロッキーのテーマも、頭の中でゴングと共に終了です。拍手喝采でした。(もちろん、頭の中で。)

 

その後、ソファにすわってルートの確認、地図への記入をしました。

「疲れましたね」という相棒。しかし息があがっていないのがすごい。私は足がもつれてるのに。

 

他のメンバーも次々と戻ってきて、最後はルートの報告。

3箇所以上を回ってきたメンバー、バイパス沿いのセイコーマートまで行っていたメンバー、皆結構な距離を移動していました。

オリエンテーリングの楽しい要素と体力づくり。

おもしろい組み合わせです。

そのうちに、宝探し、しませんか?(ふざけていませんよ。訓練ですが、体力づくりですが、ワクワクの要素を入れたいな、と。)

みなさん、お疲れさまでした。

週末、ゆっくり身体と頭を休めてくださいね。そうすると、ココロも休まります。

いずみまさこ   (あらためて、空想の世界で感動を倍にするほど楽しめる自分を知りました。この楽しさ、皆に分けてあげたいです。)

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先週今週と見学に来てくださった皆様、ありがとうございました(*´∀`*)

2012年09月14日 | その他

あ、いずみまさこです。

先に名乗りましたのは、「センター長のブログは長いからな~」といわれたので、先に覚悟を決めていただくための名乗りでございます。

○○さん、とばさないように、お願いします。

 

表題の写真は・・・見学の方と一緒に造園作業の実習を見に行って、展望台から撮ったものです。集草作業の全体像がよくわかります。

 

さて、この10日間で「紙風船を見学したい」と来てくださった方が8名いらっしゃいました。(ご本人さん6名、ご家族1名、学校の先生1名)

たまたまタイミングが重なり、この短期間では今までになく多い数。

お越しくださる方みなさんに合わせてご説明したいので、毎日お一人(一組)ずつお越しいただきました。

私の悪い癖でして、どうも言葉数が多くなってしまい、熱く話してしまい、どの方もほぼ午前中いっぱい「お付き合いいただいた」という感じです(。・ˇ_ˇ・。)

しかもどの方にもこのブログのことをお伝えしたりして…

ある方には、パソコン立ち上げてご覧いただいたりして…(無理やり、とか言わないでくださいね)

ちょっと強引だったでしょうか…

 

現在通ってきてくれているメンバーみなさんにも、いつものようにご協力いただきました。

ありがとうございます。

ただ、最近思うのは、メンバーみなさんにとっても、初対面の方に接することは挨拶やマナーの実践ができる訓練の要素もあるなーということです。

しかも、みなさん明らかに上達されています。

 

メンバーみなさんがタイムカードを押したり、企業実習に行く際のエプロンを保管している部屋で面談をしております。

そうすると、みなさんが必要に応じて入室されます。

1)入室の挨拶     (ノック) 「失礼いたします」

2)用件を伝える         「エプロンを取らせていただけますか?」

3)退室の挨拶          「ありがとうございました。失礼いたします。」

※ドアは、音がならないようにそっと閉める

※入室時、退室時、共に礼をする

 

大切なことですよね。

仕事に必要なことはもちろんですが、社会人としての礼儀をわきまえているということでしょうか。

挨拶や返事の声が大きくはっきりしていると、言われた側はとてもすがすがしい気持ちになります。

姿勢よく挨拶している姿からは、まじめさと一生懸命さが伝わってきます。

・・・・・・・・・・・・・・・と、相手に思わせたらばっちりですね(*≧∀≦*)

 

今回も、見学者の方々から、退室後の訓練生メンバーに対して「みなさん、挨拶とか・・・すごいですね。しっかりされているんですね。」というお言葉をいただきました。

私が褒められたように嬉しく思います。

 

「皆、緊張や不安をお感じになっているけれど、本当に一生懸命なんですよ。」

「扉の向こう側では、きっと一呼吸置いて準備してからノックしていると思うんですよ。」

訓練生メンバー皆の気持ちを思い浮かべながら、思わずこんなことを言ってしまいます。

努力している訓練生メンバー皆のことをもっともっともっともっと話したくなるのを、ぐっと抑えて、次の説明に入ったりしています。

(これを話したら、きっと一日がかりの見学になってしまいますので。)

 

 実習先に見学の方がいらっしゃっても、訓練生は皆集中を切らさずに作業を続けていらっしゃいます。

ただし、挨拶はしっかりしています。それ以外は、基本的には「仕事中の私語は慎む」という姿勢で臨んでいます。

これまでにも、何人かの見学者に聞かれたことがあるのが、「もっとお話ししながら作業しているのかと思っていた」という感想です。

私も、最初にそう感じました。もっと和気藹々と作業しているものか、と。

 

紙風船では、マナーも、仕事中の基本姿勢といった「私語はしない」ということも、そして例えばカッターナイフ作業の時の、刃をしまうこと(毎回毎回机に置く時にはしまう)も、それを基本的なこととして取り組んでいます。

就職先の雰囲気が皆でお話をしながら仕事をするところだったら、「私語をしない」をゆるめていくことはできるでしょう。(慣れれば。)

カッターナイフの刃をしまうのも、「自分の机上であれば毎回はしまわないで作業する」という職場だったら、それで安全面に問題がない環境であれば、「毎回必ず刃をしまう」をゆるめていくこともできるでしょう。

 

でも、その逆はむずかしいです。

 

なんとなーくお話ししても良い環境にいて、就職先が「私語厳禁」だと、これに慣れるのは大変ですよー。

 

自分しか使わないカッターナイフで、自分の作業中はずっと刃を出しっぱなしにしていて、でもいざ就職先が隣の人との作業スペースが狭いところだったり、人の往来が多い机配置だったりしたら、ただでさえ緊張する仕事場面で「危険予知」まで気持ちが向けられないかもしれません。

 

訓練生メンバー皆が、安心して仕事を続けていくとしたら、

まずは基本の基を習得して、仕事の上で信頼関係を構築し、

慣れて来たら、自分自身の言葉で意見や工夫伝えていくのが良いのかな、と感じております。あれ、これは訓練生だからではなく、誰にとってもいえることですね。

 

支援者としての私が、皆さんの良さと強みを伝えていく時には、「いまだ!」と直球ストレートでどんどん伝えちゃいますけれど。 

 

基本の基と申しましたが、そんな私が9月11日の「ビジネスマナーブログ」にあるとおり、「玄関での靴のそろえ方」に戸惑い、スタッフに教わりながらやっていたのですから偉そうなことは申しません。開き直りもしません。ただただ自分も皆さんにお伝えする立場としてしっかり学んでいかなければと感じる毎日です。

訓練生メンバーからいつも多くのことを学び、そして見学に来ていただいた方からの疑問や質問から、また次の課題やニーズを教えていただいております。

そして卒業メンバーの皆さんからは、元気と勇気、苦労と不安をそれぞれたくさん感じさせてもらいます。直接お話しする機会が少ないのが本当に残念ですが、定着支援スタッフから聞いているし、これまたしつこく聞いちゃうんです。私。

 

新たな入所者と出会い、

今の訓練生メンバーと関係生を深め、(相手を良く知ることは、夢を実現できる近道)

卒業メンバーの更なる飛躍を喜び、そして悩みには寄り添っていくこと・・・・

今までも、これからも大切にしたいです。 

いずみまさこ

←16年来お世話になっているお花の先生のお店「お月さまのたね」で購入しました。これがなんと300円!

みなさま、そして○○さん、最後までお読みいただきありがとうございました。

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