本日午後は、「働く仲間とのSST」講座です。
「SST(ソーシャルスキルトレーニング)」とは何?ということについては、どうぞぜひ2012年8月2日のブログをご覧ください。→「いらっしゃいませ。」(カミフウセン食堂の巻①)~販売接客SST講座~
簡単ではございますが、説明を書いております。
「働く仲間とのSST」では、職場内での人間関係の基本を学びます。職場内でコミュニケーションをとることの大切さや、職場内の人間関係を良好にすることで、長く働き続けることができるということを意識して伝えております。
あ、苦手な方は、苦手でも良いのです。
だから、事前に練習します。
また、苦手だとしても、
「仕事する上では、これは欠かせない」とか・・・
「これを抑えておけば、あとは慣れてきてちょっと余裕が出たときにやってみよう」とか・・・
「これ以上は、無理しない。無理しない。」などなど
取り組む優先順位も考えられます。
練習でも緊張しますけどね。
たくさんの気づきにつながります。
「他のメンバーのをみたらその言葉orしぐさor表情が参考になった」
「自分のやり方で良いところを教えてもらえた」・・・・・・・・・・・・・・・・・・と。
さて本日。
なぜスーツ姿か。
それは近日中に別のスタッフがブログを書いてくれるはず!
なので私は「働く仲間とのSST」のことを。
今日の課題は3種類。1種類を全員で取り組み、残りの2つは個別に選んでおこないました。(→なぜか、「金」「銀」「銅」の3つに分かれていましたね。メンバー皆何も聞かないので、私も聞きませんでしたが皆は気にならなかった~?)
←今日のテーマを説明
課題 銅 「新入社員の△△君が、いつもと同じく仕事をしていると急にお腹が痛み出しました。どうふるまったらいいでしょうか?」
つい先日、同じ状況が起こっていました。
この状況…小学生の時は、いえずにモジモジしていたかもしれません。
チャイムと同時にトイレにダッシュしたことも数知れず。(私だけ?)
または、「先生!トイレ行ってきます!」と大きな声で宣言していた人もいるかもしれません。
または………いや、これ以上はやめておきましょう。
大人である私達が職場でこの状況になったときどうするか?
まずやってみた。
(1)大きな声で、全員に聞こえるように言う 「すみませ~ん お手洗いにいってきます」 ←大声での宣言バージョン
(2)隣の人に、「すみません、ちょっとお手洗いに行きますので席をはずします」←宣言は宣言ですが、皆の邪魔にならないようにお隣さんに言うバージョン
この2つをみて、皆から意見を集めました。
もう、この時点で(1)は誰も触れませんでした。当たり前すぎた??
皆からは、
・声をかけるタイミングが難しそう…
・声をかける雰囲気じゃない時にどうしたらいいか…(皆が仕事で忙しそうで話しかけづらい)
といった意見が。
では、不安は残っていますが、やってみよう。体験してみよう。
←チャレンジ!
←チャレンジ!
ロールプレイの時に、戸惑って伝えられなかった体験も貴重です。
「そうか、やっぱり皆が仕事中の静かな雰囲気の中、どう切り出すかというのは難しいもんだなー。」を実感できました。
皆も、その気持ちはわかります。練習でも難しいから、本番はどうなるか……。
だから、練習しましょう。(しつこくてすみません)
タイミングや雰囲気に戸惑うメンバーが勇気を出して声をかけます。
メンバー:「お仕事中申し訳ありませんが・・・」
同僚役:「え?何?ちょっとごめんね」 とか言っちゃって、席を立ち別の仕事へ向かいます。
メンバーは、この同僚が別の人と話終えるのを少し待っていましたが、「腹痛でお手洗いへ行きたい」という状況。
このメンバーは考えを切り替えて、別の同僚に伝えに行きました。
すばらしい!
また別のロールプレイでは、
メンバー:「あ、う・・・」とお腹を押さえる仕草
隣の同僚:「どうかしましたか?」 思わず声をかけます。
声をかけてくれた人には言いやすい。「お手洗いへ行って参りますので…」
お腹の痛みを良い意味でアピールし、伝えられた。
すばらしい!
もうひとつ、別のロールプレイでは…
メンバー:「お腹が痛いので、トイレへ行かせていただきます」
同僚役:「え?なに?今?」
メンバー:(苦痛な表情を浮かべて・・・)「はい、すみません。今、痛いんで・・・」
同僚役:(その表情をみて思わず) 「あ、わかりました。行ってきてください。」
同僚役(この時は私、いずみまさこ)の心中は、最初 「この仕事の区切りをつけてからにしたら?」くらいのことを言っちゃおうかと思っていました。
でも、その表情をみて、緊急性を感じました。
そしてちょっと止めようとしてことに申し訳なさも感じた位です。「ごめんなさいね。止めるような発言しちゃって。」と。
そうか。
言葉だけじゃないってことですね。
非言語的なコミュニケーションもとても大切。
表情、しぐさ。
「金」と「銀」の課題の内容は、今日は省略~
また長く長くなりました。最後までお読み頂きありがとうございました。
SSTは、この拍手の場面が大好きです。
皆のチャレンジと勇気への拍手です。
いずみまさこ