2016年3月11日、苫小牧文化会館にて「みんなの学校」という映画の上映会が行われました。
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色々な感想はあるのかと思いますが、私はとても感動し素敵な映画だな~と思いました。
2012年の大空小学校の1年をドキュメンタリーで追う内容。
どの子どもたちも、そして先生方も、とても生き生きと描かれていました。
校長先生である木村泰子さんは2006年開校から2014年で退職されるまでを大空小学校で過ごされました。
言葉のひとつひとつに思いが込められ、他の全ての学校職員、保護者、地域ボランティアの方の思いと響きあって、
「みんなで」
子どもたち全員を大切にしている、
関わっている、
寄り添っている
…そのことが伝わってきました。
チラシにも書いてありますが、「学校が変われば地域が変わる、そして社会が変わっていく」
映画の中で、いわゆる特別支援を必要とする子ども達の親の会(思いを語る会のようなもの)がありました。
そこでゲストの大学の先生が言っていました。言葉の正確なニュアンスは違うのですが…
「続けていれば、30年もたてば、一人一人の違いを受け入れる過程ではなく『あたりまえ』になっていく」…と。
まず始めないと変わらない。
続けないと変わらない。
でもどちらも、
始めれば、変わる可能性があるということ。
続けていれば、変わる可能性が広がるということ。
あたりまえのことをあたりまえにできないことを、能力や病気、障がいのせいにしてはいないだろうか?
あたりまえのことをあたりまえに「できなくさせている」のは、身近な人たちであり、地域であり、社会であるのではないだろうか?
私たち就労サポートセンター紙風船が取り組んでいる障がい者の就労分野においても、この映画から得たヒントを忘れずに活かしていきたいと思います。
いずみまさこ