
先日偶然NHKを見ていたら、そこには信じられない光景が。
例えば
「51の3乗は?」の問いには少し間を置いて「132651」と答え
「円周率はとても奇麗だ」と答え、その円周率の数字の一部を書き換えれば「あんなに奇麗な風景が醜く感じる」と風景でとらえていた。
さらに、世界中に存在するあらゆる言語の中でも一番難解とされるアイスランド語を一週間で憶えるといって、一週間後にはアイスランドのTVに出演し、キャスターと普通に会話できていました。
そのダニエルさんの手記が日本語訳で出版されてたので、即購入。
今一番のお気に入りの一冊。
たしかに凄い。
しかし、その能力にばかり焦点が集まりやすいが、解説部分で精神科医の山登先生の最後の一文が、印象に残った。
解説より引用
「アスペルガー症候群、あるいは自閉症スペクトラム障害は、複雑な発達障害であり、その中心に対人関係上の困難を有するものである。
しかし、それであっても、子供はひとりひとり発達し成長するのであり、その過程で友情を知り、愛を知ることも可能なのである。
障害の有無にかかわらず、いかなる子供に向き合うときでも、私たちはそのことを忘れてはならないだろう。」