競泳空想科学

聞いたことがある。
人間が思い描いたことは実現できると。
あとは行動するだけだ。

not enough

2012年12月20日 | 水泳
今回、ドクターとの話の中で、国家試験までに一日10時間は勉強を続けて医者になれた、という話があった。(ただし、合格という結果が出たら、そんなに勉強する必要は無かったと思えるだろうし、しかし、受験前ともなればそれだけ勉強しても足りないと思えるだろう。)

競泳の場合、ほとんどが一回の練習時間は2時間であり(おそらくは世界的にもそうだと思うが)、週の練習回数は10回くらいだろう。

目標を達成したい!と強烈に思っても、一日10時間の練習をする訳でもなく、その日の練習が上手くいかなくても練習は終了するのだ。
一回や二回、今日くらい、一週間くらい、今年くらい。
そう思ってやらなくてもベスト更新はするのだろうし、もしかしたら当初立てた目標くらいならば達成するのだろう。
けれど周りはどうだろう?
世界は動いている。

常に練習やレースでチャレンジしていた自分が、いつからかチャレンジしなくなった自分を「伸び盛りだったから」という言葉で誤魔化していないか?

ロクテは伸び盛り?
寺川選手は?
松田選手は?
アービンは?
ハンセンは?
室伏選手は?
伸び盛り?

少なくともこの人達が活躍しているのは努力しているからであって、一般的に言われている伸び盛りなんていう時期はとうに過ぎ去っている。

「まだまだ足りない」と思いながら日々を過ごせたらより高い場所にいけるだろうな。

ロクテ選手は世界短水路の表彰式の後にメダルを地元の子供にあげていました。
この行為は日本的にはNOなのでしょうが、ロクテ選手曰く「自分が小さな時に憧れた選手にサインを拒まれた。明らかに理由はないのに。だから私はそうはならずに夢を与えたい。」という事を言っていた。

ロクテ選手は昔から速かった、強かったのではなく、ごく普通の少年が努力して強くなっていったのだ。

not enough
まだまだ足りない
そう思えたなら
まだまだ強くなれる

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TABA)
2012-12-25 11:15:24
佐々木コーチ!
ブログの内容を引用させて下さい!!!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。