競泳空想科学

聞いたことがある。
人間が思い描いたことは実現できると。
あとは行動するだけだ。

【振り返り】2015 ユニバーシアード光州

2020年05月20日 | 水泳

2015光州ユニバーシアード

当時の中京大学の出場選手は

長谷川純矢(4年)江戸勇馬(4年)和田あさり(3年)高橋美紀(2年)の4名でした。

担当メンバーです。佐藤さん・松井君共に今は日本を牽引する選手です。

モチベーションを上げるためにこのような取り組みもさせてもらいました。

長谷川純矢は100m背泳で日本チーム第一号の金メダルを獲得しました。

記録は53秒77のベスト

翌日には50m背泳ぎでも25秒00で優勝

写真の和田あさりは1500m自由形で16分32秒55で6位

高橋美紀は200m背泳ぎで2分13秒62で6位

江戸勇馬は100m・200m共に準決勝敗退

しかし、この2ヶ月後のインカレ(静岡)で勇馬は200m背泳ぎにおいて1分57秒10で優勝する。

さらにそのインカレで100m背泳ぎは

表彰台の独占を達成できた。

ユニバーチャンピオンの長谷川純矢が3位とは・・・

メドレーリレーは高橋美紀・長谷川純矢共に背泳ぎで出場し、それぞれ2位と3位の獲得に貢献できた。

開会式の様子(私、新山、松元、大木コーチ)

松元克央君はユニバーはリレーでの参加でしたが、ここから徐々に存在感を示し始めていく。

このユニバーには新山君(自衛隊)、川除さん(日体大)が参加しており、2名はジュニア時代からの付き合い。

ジュニア当時は、イトマン春日井で斎藤修コーチがバリバリの選手を育成していました。

こうやって日本代表で同じチームで戦えるというのは感慨深いものです。


自叙伝

2020年05月14日 | 水泳

フォードの社長を務めた後、クライスラーを立て直した、と言われる故アイアコッカ氏。

「アイアコッカ~わが闘魂の経営」は世界的なベストセラーだそう。
自叙伝は厄介もの。
いくらでも自慢しても構わない。
信者はそこだけをフォーカスする。
もっといえば
「俺はこんなに凄いんだぞ!」
「俺をもっと認めろ!」
と自分軸なのである。
 
これはコーチとしても同じことが言える。
「俺は凄いんだぞ」
「俺の言うことを聞けば間違いないんだ」
と考える(言ってしまう)コーチもいる。
 
アイアコッカはフォードを追い出されたときに、フォードが潰れれば良いと思って行動したそうだ。
 
「俺の手元から離れた選手は潰れてしまえば良いんだ!」
と言う考え方と同じ。
 
一方、「選手の成長を喜ぶ」コーチも多数存在する。
スイミングのコーチの方々とお話しすると、それをとても感じる。
「この子をよろしくお願いします。」
「この子が速くなることも大切ですが、人間的な成長を期待します。」
 
そこには自分ありき、ではなく、その子の成長を喜びとする姿がある。
 
自叙伝には「自慢話」が散見する。
「勝てば官軍」の意識がちらほら見える。
結果だけが評価の対象。
 
稲盛和夫さんの「心」は、従業員の心を変えること、利他の思い、が書かれている。
決して「俺がやった」「俺は凄い」ということを言っているわけではない。
すぐに結果として出るわけではないけれど、「想い」は生き続ける。
 
時間が経ち「あの人は凄かった」と周りが認めるだけのこと。

2016 「See You Again」

2015「繋心」

2015「HAC」

for you , to me