オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

熱血+サラリーマン÷2=良い先生?!

2008年11月19日 13時20分04秒 | オンマの話
 2学期真っ只中、学校行事が目白押しの今日この頃なのだが、劣悪な環境の職場にいるせいで、波に乗り遅れている感のワタクシ

 先日の音楽会で、ごぶさたしていた同じクラスの友達のママさん達と会い、長時間校門の前で立ち話をしてしまった

 その時、私が参加できなかった、3年生の母親達の親睦会のときの話を聞いたのだが…。

 ここでも何度か書いているが、息子の担任は、かなり熱血な先生です

 彼は非常に熱心で、教師達の中でも朝は一番早く出勤し、夜は一番遅く帰る先生。
 彼の学校での時間は全て生徒達の為に使い、学級だよりは毎日出し、生徒が学校にいる間、彼が職員室で座っているところなど誰も見たことがない。
 でも、彼は、宿題を見ません。

 4月から一部母親達から出ていたクレームである。
 毎日、漢字ドリルの宿題を出されるのだが、自分で書き取りをした後、解答を見ながら自分で答えあわせをして、学校へ持っていく。
 ただ、いかんせん、子供が自分で見るものだから、このままでは細かいハネやとめ、突き抜けるか抜けないか等の細かいところまでは不十分である。
 それを学校で先生にちゃんと見て欲しいのに、直すどころか、見た形跡すらないのである

 先生に直訴したところ、彼はあっさりと「見ていません」と認めた
 まぁ、正確に言えば、見れないのだろう。
 子供の小さな変化、これは、教室で座っているときには決して見つけることはできない。
 どんな小さな変化も見逃さず、イジメやさまざまな問題を小さな芽の段階で見つけ、解決したいのだ、と先生は言ったらしいのだが、これが今度は校長の耳に入り、キツくお灸を据えられたそうだ。
 「先生は根本的に間違っています。学校は学びに来るところです。自分が出した宿題を見ていないなんて言語道断です」

 一方、隣のクラスの担任は、生徒とのコミュニケーションが一切無く、授業中は参観日と言えどおかまいなしに子供達を怒る声に終始する。
 ただし、漢字の指導はとても丁寧だと言う。


 「ほんま、1組と2組の先生、足して2で割ったらちょうどええのになぁ」
 
 との言葉で、彼女の話は締めくくられた。


 私は、息子の宿題を、どんなに忙しくても、必ず見ている。
 「先生が見てないのなら、私が見よう」程度にしか思わなかったのだが、みんな考え方が違うのだろう。

 教師をしていた頃は、家庭で見てもらうのは、むしろあまり好きではなかったけど。
 子供がどこでつまづいたのか、何が分からなかったのかを知りたかったから。

 でも、子供を持った今、「勉強は家でもできる。(程度にもよるけど)学校でしか学べない、いろんなことを経験させてほしい」と思う。


 だって、息子のクラスの子供達は、先生が大好きだから。
 「先生大好き。学校大好き。」
 これは、親よりも長い時間一緒に過ごしている子供達の、これ以上ない評価だと思う。
 だから、私は「子供が好きな先生=良い先生」だと思っている


 先生、頑張って
 あ、でも、勉強もしっかり教えてやってくださいね