プロサッカークラブをつくろう！ EU 1423 イングランド編

リーグ６連覇、現在リーグ３位チェルシー

プレミアディビジョン第２８節

　現在リーグ３位でリーグ７連覇を目指すチェルシーとの上位対戦。

　最初にチャンスを作ったのはグレートブリテンだった。左でダレン・ベントとＧＫチェフがボールに向かっている。いち早くダレン・ベントがボールに辿り着いてクロスを上げた。

チェフ「うっ・・・！」

　ゴールがガラ空きになったところをアンディ・ジョンソンがヘッドで先制ゴールかと思ったが、ボールは無情にも枠の上。頭を抱えるアンディ・ジョンソンが膝から崩れ落ちる。

　先程ヘッドを外したアンディ・ジョンソンが右へスルーパスを出すと、ダレン・アンブローズがクロスでエリア内にボールを入れる。ダレン・ベントがヘッドでゴールを狙うも、これはＧＫチェフが抑える。

　３６分、今度はチェルシーが反撃する。左からクロスを上げられるも、これはＧＫバングが抑える。

　前半を０－０で折り返して、後半４分にチェルシーはジョルカフのスルーパスでチャンスを作るが、バングが飛び出して抑える。

　５５分、ダレン・ベントのシュートをチェフが抑えてＧＫが互いにゴールを割らせない。

グレートブリテン　０－０　チェルシー

　バングとチェフの好守の応酬でスコアレスドロー。未だチェルシーには勝てないままだ。ＭＯＭはバングが選ばれている。

　その一方で、首位ハイバリーはチャールトンに３－０の大差で勝利。

　グレートブリテンはリーグ７試合連続無失点も首位ハイバリーとの勝ち点差が開く。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1422 イングランド編

甘くない戦い

プレミアディビジョン第２７節

ボルトン　０－１　グレートブリテン

（得点）　６８分　ダレン・アンブローズ（グレートブリテン）

　アンディ・ジョンソンの左からのクロスをダレン・アンブローズがスライディングボレーで決めて、これが決勝点に。２度目のリーグ４連勝だけでなく、リーグ６試合連続無失点。ＧＫバングがようやく機能し始めたのか。

２０１４年３月

ヨーロピアンカップ１回戦ＨＯＭＥ

　マルセイユとの第２戦。３１分にダレン・ベントのゴールで先制し、前半を１点リードで折り返す。

　しかし、５２分にＰＫを与えてしまうとママドゥ・ニアンに決められて１－１の同点に追い付かれる。もし、逆転を許してそのまま終われば１回戦敗退となる厳しい状況だ。

　だが、５９分にグレートブリテンは左ＣＫからモーアがスライディングボレーをゴール左に決めて、再び１点リード。グレートブリテンにとって大きな勝ち越しゴールとなる。

グレートブリテン　２－１　マルセイユ

（得点）　３１分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　５２分　ママドゥ・ニアン（マルセイユ）ＰＫ

　　　　　５９分　モーア（グレートブリテン）

（警告）　４４分　エドガー（グレートブリテン）

　２戦２勝で２回戦進出。

そして一週間後。

ヨーロピアンカップ２回戦ＨＯＭＥ

　対戦相手はドイツ１部のブレーメン。１点リードで前半アディショナルタイムにループヘッドで同点に追い付かれる。後半３分にはＰＫで逆転されて苦しい展開に。

　６５分、ダレン・ベントが同点となるゴールを決めて、この試合２点目。更にＦＫで逆転のチャンスも生かせなかった。

グレートブリテン　２－２　ブレーメン

（得点）　２４分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　４５分　コリカ・プラニェス（ブレーメン）

　　　　　４８分　ミクー（ブレーメン）ＰＫ

　　　　　６５分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　初戦はホームで２－２のドロー。２戦目のアウェイ戦では勝つか引き分けても２点以上でなければならない。やはり、ヨーロピアンカップはヨーロピアンリーグより大会のレベルは落ちても勝ち抜くのは甘くない。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1421 イングランド編

ファーガソンまでも

プレミアディビジョン第２５節

　この試合も先程まで我がクラブに在籍していた選手がスタメン出場する。ブラックバーンに移籍したウェズ・ブラウンだ。

ブラックバーン　０－３　グレートブリテン

（得点）　３１分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　４５分　バリー・ファーガソン（グレートブリテン）

　　　　　６９分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

（警告）　４４分　シェフキ・クチ（ブラックバーン）

　　　　　７９分　エドガー（グレートブリテン）

　翌日、ＭＦバリー・ファーガソン（３４）にもニューカッスルが接触。ファーガソンもまた２億７９００万円と高年棒で資本金６億３０００万円のグレートブリテンでは契約更新は難しかった。

プレミアディビジョン第２６節

グレートブリテン　２－０　クリスタルパレス

（得点）　２３分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　３５分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

（警告）　３９分　モーア（グレートブリテン）

　首位ハイバリーが現在リーグ１８位のサンダーランドに０－１で敗れる波乱が起きた。３位チェルシーとの勝ち点差３の中に３チームが犇めき合う。

ヨーロピアンカップ１回戦ＡＷＡＹ

　グループＣ１位のマルセイユと対戦。マルセイユはグループで戦ったボルドーと同じフランスリーグに所属し、実力はボルドーよりも上かもしれない。フランス代表でスキンヘッドのＧＫバルデスがおり、守りは堅い。

　７分、ダレン・ベントのシュートがゴールラインで止まり、先制点手前でクリアされる。

　１１分、ニューカッスルに移籍濃厚のバリー・ファーガソンがスライディングボレーをゴール左に決め、グレートブリテンが先制。

「これは置き土産だぜ」

　６１分、アンディ・ジョンソンのシュートはゴール左ポストに当たって追加点ならず。

マルセイユ　０－１　グレートブリテン

（得点）　１１分　バリー・ファーガソン（グレートブリテン）

　マルセイユにアウェイで先勝。

　翌日、バリー・ファーガソンのニューカッスル移籍が正式に決まった。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1420 イングランド編

ケヴィン・デイビス移籍

プレミアディビジョン第２２節

グレートブリテン　３－０　フルハム

（得点）　　７分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　２１分　リー・ヘンドリー（グレートブリテン）

　　　　　９０分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

（警告）　１４分　ケヴィン・デイビス（グレートブリテン）

　エドガー、ロングパスでダレン・ベントのゴールを移籍後初アシスト。

プレミアディビジョン第２３節

　この間まで我がクラブに在籍していたジョナサン・グリーニングが左サイドハーフでスタメンのミドルスブラと対戦する。

ミドルスブラ　０－０　グレートブリテン

　シュート８本で０点。この結果、首位ハイバリーとの勝ち点差は６に広がり、３位チェルシーに勝ち点で並ばれる。

２０１４年２月

　ＭＦダレン・アンブローズ（２８）がリバプールから勧誘を受けたと聞いたロビンソンはアンブローズと契約更改。１億５３００万円から５７００万円増の２億１０００万円で契約を３年延長した。

プレミアディビジョン第２４節

グレートブリテン　１－０　ニューカッスル

（得点）　７７分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　ケヴィン・デイビスとの契約は残り１年だった。そして、年棒は２億９７００万円である。現在の資本金が５億円しかないグレートブリテンにとってはデイビスとの契約更改は難しかった。なぜ、こんなことが話題に上るかというと、デイビスもまた他のクラブから誘いの声が掛かっていたのだ。ロビンソンは考えた末、デイビスをポーツマスに移籍させることを決める。その代役に、この試合からスタメン起用し、決勝ゴールを決めたダレン・ベントを指名した。

　ハイバリーとチェルシーの上位対決は１－１のドロー。

　そして、今季もフリーから選手を入れることになった。

（契約交渉）

　１位指名　ＭＦダレン・フレッチャー（２９・マンチェスター）はスコットランド国籍。３年契約、年棒１億２３００万円で契約。

　２位指名　ＭＦハーグリーブス（３２・ミドルスブラ）と４年契約、年棒１億１１００万円で契約。

　３位指名　ＭＦコリン・グリーニング（２３・ポーツマス）と３年契約、年棒８４００万円で契約。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1419 イングランド編

雪舞う中で

プレミアディビジョン第２０節

　ロンドンでは雪が降っていた。モーアが出場停止でバリー・ファーガソンが主将マークを付ける。

「マティアス、モーアがいなくて張り合いないかもしれんが、気は抜くなよ」

　リバプールの選手の一人がジョークまじりに言う。

「彼がいようがいまいが関係ない。今度こそ優勝するために勝ち点３を取るだけです」

　現在のリーグ順位はグレートブリテンが２位でリバプールは３位だ。リバプールは前シーズンで優勝寸前までいきながら最終節で敗れて優勝を逃しているだけに、今季に賭ける意気込みは強いだろう。気温は６℃で雪降る中で上位決戦が始まる。

「あーっと！」

　前半アディショナルタイム、左サイドバックのジョージ・マッカートニーが２試合連続ゴールでグレートブリテンが先制。同点に追い付いておきたいリバプールは６３分にＦＫを得る。蹴るのはノルウェー代表リーセだ。リーセのＦＫは壁に当たってクリア。

　アディショナルタイム、シナマ・ボンゴーユに決定的な場面が訪れてグレートブリテンはピンチ。ボンゴーユは切り込もうとする。

「抜けさせはせん！」

　ボンゴーユの切り込みを、途中から主将マークを付けたＧＫバングが止めてクリア。

グレートブリテン　１－０　リバプール

（得点）　４５分　ジョージ・マッカートニー（グレートブリテン）

　上位決戦を制し、大きな勝ち点３を得た。

　翌日、エドガーがクラブに合流。背番号は１４で、今季ここまでシティでリーグ２０試合出場４得点５アシストと結果を出している。世界レベルで今がピークなのは、エドガーのモデル選手のことを考えると致し方ない事なのか。

プレミアディビジョン第２１節

　エドガーが即左サイドハーフでスタメン出場。マンチェスターと対戦する。

マンチェスター　１－０　グレートブリテン

（得点）　２８分　リチャード・ハワード（マンチェスター）

　クリスティアーノ・ロナウドのクロスからハワードにボレーを左に決められ、これが決勝点となる。マンチェスターに一矢を報いられた。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1418 イングランド編

エドガー入団

プレミアディビジョン第１９節

　モーアがいきなり退場。リー・ヘンドリーが主将マークを付ける。モーアを欠いたグレートブリテンはエバートンに苦戦。８８分、疲れの著しいリー・ヘンドリーが右でボールをキープし、ファウルをもらう。

　ＦＫで先制のチャンスを得たところで、リー・ヘンドリーからダレン・ベントに交替。ＧＫバングが主将マークを代わりに付けることになった。右ＦＫからウッドゲイトが左でインサイドで落とすとジョージ・マッカートニーが蹴り込んで均衡を破った。

グレートブリテン　１－０　エバートン

（得点）　８９分　ジョージ・マッカートニー（グレートブリテン）

（警告）　４５分　リー・ヘンドリー（グレートブリテン）

（退場）　　３分　モーア（グレートブリテン）

　主将が２人の交替リレーでエバートンに競り勝つ。

　そして、シティのＭＦエドガー（２２）と５年契約、年棒１億２３００万円で契約。移籍金は２２億２０００万円だ。衰えてきた海外拠点に５０００万円を投資する。エドガー選手のスター選手としての入団会見が行われた。

　その一方で、レンタル移籍を含む３人の選手が移籍する。

（完全移籍）

　ＤＦ　ウェズ・ブラウン（３３）　在籍１年半

　　２０１２年にドラフト１位でマンチェスターよりフリー入団。センターバックと数少ない右サイドバックをこなせる器用性を評価されたが、スティーヴン・マクマナスの控えで出場機会に恵まれなかった。今季はリーグ１試合出場に終わり、リーグ通算９試合、カップ戦は１試合、欧州大会は２試合に出場。総合通算は１６試合出場。ブラックバーンに移籍する。

　ＭＦ　ジョナサン・グリーニング（３３）　在籍１年半

　　２０１２年にドラフト４位でウェストブロムより経験を買われてフリー入団も途中出場がたまにあるくらいで、今季リーグ７試合出場で１アシスト。リーグ通算は１０試合１アシスト、カップ戦は１試合。総合通算は１７試合１点３アシストで警告１。ミドルスブラに移籍する。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1417 イングランド編

強行運営

プレミアディビジョン第１８節

　イプスウィッチ戦。５分にまさかの先制を許したグレートブリテンだが、そこからの猛攻で５分後に同点に追い付く。

イプスウィッチ　１－２　グレートブリテン

（得点）　　５分　ジェイソン・ユーエル（イプスウィッチ）

　　　　　１０分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　５６分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

（警告）　１７分　スティーヴン・マクマナス（グレートブリテン）

（退場）　６０分　ジェームズ・ヴォーン（イプスウィッチ）

　アンディ・ジョンソンの、この試合２ゴール目で逆転後、かつてグレートブリテンに在籍していたジェームズ・ヴォーンが一発レッドで退場。１人減ったイプスウィッチは反撃する力が無かった。グレートブリテンはシュート１７本放って辛勝。

２０１４年１月

　現在の資本金は２２億４０００万円だった。先月、強引にエドガーを獲得していたら破綻していただろう。

　１月は移籍市場で、人材の入れ替わりが激しい時期だ。グレートブリテンからもウェズ・ブラウンが移籍金２億６０００万円でブラックバーンに移籍する。他にもイタリア２部のチェゼーナにレンタル料１００万円でデヴィッド・レイブンがレンタル移籍。これは彼の成長を期待しての移籍であってエドガー獲得の為ではない。そして、ベテランのジョナサン・グリーニングが移籍金２億３０００万円でミドルスブラに移籍することが決まった。

　グッズ開発の方は、グーデッドがＤＶＤを開発。

　レンタル移籍を含む３選手を移籍させたことによって、資本金は何とかエドガーを獲得できるまでに至った。

ロビンソン「よし、このタイミングでエドガーを獲得だ」

グレゴール「ロビンソンさん、海外拠点が悪化しておりますが大丈夫ですか？」

ロビンソン「何とかなる。世界の頂点に立つには彼の力も必要なんだ」

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1416 イングランド編

点も取れる左サイドハーフ

「おぉ、これは！」

　スカウトに渡された選手リストを見たロビンソンは驚愕する。

「そうなんですよ。あの男がウチのクラブに来てくれるかもしれないんです。リーグ初優勝どころかヨーロピアンリーグ優勝も夢でなくなるかもしれませんよ」

　スカウトが少し興奮気味に言ったのも無理はなかった。シティのＭＦエドガーの名前が載っていたのだから。他には、かつてグレートブリテンに在籍していたギャレス・ヴィンセントの名前も載っていて、移籍金は１億円だった。

「ただ、一つ問題がありまして・・・」

　スカウトが言葉を詰まらせる。エドガーの移籍金が２３億７０００万円だったからだ。グレートブリテンの現在の資本金は２５億６０００万円で、獲るのを躊躇う状態だった。ただ、エドガーの獲得期限まで１ヶ月ある。

「シティに移籍金さえ払えばエドガーは来てくれることは間違いないと思いますが、我がクラブの資金では・・・」

　ロビンソンもそのことについては危惧していたが、すぐに手を打ったかのように呟く。

「止む負えんか・・・」

　ロビンソンは資金繰りをするために、ウェズ・ブラウン、ジョナサン・グリーニングを移籍リストに掲載。それだけでなく、前シーズンでリーグ得点王のバッセルまでも移籍リストに掲載したのである。そこまでしないとエドガーを獲得できないと踏んだのか、そこまでしてでもエドガーを獲る価値があると考えたのだろう。

　しかし、これが裏目に出てしまう。

イングランドカップ２回戦

　ここも勝って資金を加算させておきたかったグレートブリテンだったが。

ウェストハム　１－０　グレートブリテン

（得点）　１１６分　マリオ・ヤヴォルチッチ（ウェストハム）

　延長の末に、まさかの２回戦敗退。

　そして、次の試合でも・・・。

プレミアディビジョン第１７節

グレートブリテン　０－０　トットナム

（警告）　　６分　パーカー（グレートブリテン）

　　　　　４３分　モーア（グレートブリテン）

　トットナム戦はスコアレスドローでリーグ連勝が４でストップ。

　エドガーに固執し始めたロビンソンが移籍リストに３人も載せたことによってクラブに不協和音が生まれ始めていたのだ。リストの中にはベテランでクラブの精神的支柱の１人となりつつあったジョナサン・グリーニング、前シーズン得点王のバッセルが入っているのだから。

「ロビンソンさん・・・」

　スタッフの１人が希望を失ったように呟いた。

「案ずることはない。こんなことで躓くようではヨーロピアンリーグどころかプレミアリーグでも優勝できないだろう。クラブを強くするためには、これくらいのことはしなくてはならない」

　ロビンソンは毅然としていた。これからのグレートブリテンはどうなるのだろうか。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1415 イングランド編

決勝トーナメント進出なるか

ヨーロピアンカップ・グループＤ第５節

　Ａ・アテネとの最終戦に決勝トーナメント進出の望みを託す。前半は押されるグレートブリテンがＡ・アテネの攻撃を受けつつも凌いでいく。シュートを打たれてはＧＫバングが弾き、ＣＫで更にピンチもバングがボールを抑える。Ａ・アテネも決勝トーナメント進出の可能性が僅かに残っているために勝ちに行っているのだ。

　後半に入るとグレートブリテンが巻き返し始める。パーカーのロングパスからアンディ・ジョンソンがシュートするも相手ＧＫに弾かれる。

　試合が動いたのは５２分だった。左からのクロスをＧＫに弾かれ、リー・ヘンドリーがシュートするもＧＫに当たる。こぼれ球をダレン・アンブローズがシュートをゴール左上に決めて、グレートブリテンが先制した。これでＡ・アテネの決勝トーナメント進出が厳しくなる。Ｍ．テル・アビブとの争いに勝つために追加点が欲しいグレートブリテンはアディショナルタイムにも後半から出場のダレン・ベントのゴールで追加点を挙げる。

グレートブリテン　２－０　Ａ・アテネ

（得点）　５２分　ダレン・アンブローズ（グレートブリテン）

　　　　　９０分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　決勝トーナメント進出のために尽力したグレートブリテンは他会場の結果を待つのみとなった。スタジアムの電光掲示板には他会場結果という文字が表示されると多くの観客の目が釘付けになる。まず最初にバーゼル１－０ボルドーと電光掲示板に表示された。互いに決勝トーナメントを決めて様子見なのか消化試合といったところだろうか。そして、次の試合結果が表示された。

Ｍ．テル・アビブ　０－２　トビリシ

　こう表示された瞬間に観客席から大きな歓喜の声が湧いた。グループ３位でグレートブリテンが辛うじて決勝トーナメント進出を決めたのだ。

プレミアディビジョン第１６節

ＡＳイースト・ロンドン　０－２　グレートブリテン

（得点）　　５分　ダレン・アンブローズ（グレートブリテン）

　　　　　８２分　ダレン・アンブローズ（グレートブリテン）

（警告）　　１分　バリー・ファーガソン（グレートブリテン）

　ファーガソンが久々の出場でいきなりファウルもアンブローズのシュート２本でライバルを一蹴。

そして、翌日

「ロビンソンさん、この選手リストを見てください」

　スカウトが慌てたようにロビンソンに声を掛ける。スカウトに渡されたリストに目をやるロビンソン。

「おぉ、これは！」

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1414 イングランド編

決定力不足も

プレミアディビジョン第１４節

グレートブリテン　３－１　ウェストハム

（得点）　１８分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　４８分　ハート（ウェストハム）

　　　　　６９分　モーア（グレートブリテン）ＰＫ

　　　　　８７分　ケヴィン・デイビス（グレートブリテン）

　前半シュート７本で１点。後半すぐに追い付かれるもＰＫで突き放すなど３－１でウェストハムに勝利。それでも、シュート１８本を放っていた。

２０１３年１２月

（契約更改）

　ＦＷ　アンディ・ジョンソン（３１）　１億８００万→２億（３年）

イングランドカップ１回戦

グレートブリテン　３－０　クルー

（得点）　１３分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　　　　　２１分　リー・ヘンドリー（グレートブリテン）

　　　　　３７分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

（退場）　７１分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　１回戦を順当勝ち

プレミアディビジョン第１５節

グレートブリテン　２－０　バーミンガム

（得点）　２３分　リー・ヘンドリー（グレートブリテン）

　　　　　８１分　ダレン・ウォード（グレートブリテン）

　シュート１３本も決定力不足は続くが、リーグ３連勝と結果を出していた。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1413 イングランド編

崖っぷち

ヨーロピアンカップ・グループＤ第４節

　バーゼル戦。ＧＫバングの抜けた穴は大きく、２点を先取される。

バーゼル　２－１　グレートブリテン

（得点）　　８分　シュウェイツアー（バーゼル）

　　　　　１６分　イヴァン・エルギッチ（バーゼル）

　　　　　７４分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

（警告）　１５分　ジョージ・マッカートニー（グレートブリテン）

　シュート数は６－１１とグレートブリテンが上回っていた。他会場ではボルドーが２－１でＭ．テル・アビブに競り勝ち、Ａ・アテネもトリビシに２－１で競り勝って初白星。

①　ボルドー　　　　　　３勝１分け　　　　　１０得点２失点　＋８　勝ち点１０

②　バーゼル　　　　　　３勝１分け　　　　　　８得点３失点　＋５　勝ち点１０

③　Ｍ．テル・アビブ　　１勝２分け１敗　　　　５得点４失点　＋１　勝ち点　５

④　グレートブリテン　　１勝２分け１敗　　　　３得点３失点　　０　勝ち点　５

⑤　Ａ・アテネ　　　　　１勝３敗　　　　　　２得点１０失点　－８　勝ち点　３

⑥　トビリシ　　　　　　０勝４敗　　　　　　　３得点９失点　－６　勝ち点　０

　決勝トーナメント進出にはＡ・アテネに勝ち、Ｍ．テル・アビブが引き分け以下か勝っても得失点差次第となった。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1412 イングランド編

控え選手たちの戦い

プレミアディビジョン第１１節

　試合出場させる約束でウェズ・ブラウンがスタメンで出場。彼との不仲を訴えているモーアは出場せずにバリー・ファーガソンが主将マークを付ける。

サンダーランド　０－２　グレートブリテン

（得点）　１４分　ケヴィン・デイビス（グレートブリテン）

　　　　　３７分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

（警告）　１７分　バリー・ファーガソン（グレートブリテン）

　戦力落としてもサンダーランドに完勝。

　ここで代表招集が入る。今度はモーア、カールトン・コール、バリー・ファーガソン、パーカー、バッセル、バングの６人が選ばれる。

プレミアディビジョン第１２節

　バングが代表招集の疲れで不出場。クリス・カークランドが今季２度目のスタメン出場。

　攻めてはチュニジア代表ＧＫケルクアに防がれ、少ないチャンスを決められる。

グレートブリテン　０－１　シティ

（得点）　３２分　Ｂ．ライト・フィリップス（シティ）

　シュート数１１－２と内容では押していた。バングが出られないのもあるが、ここのところ苦戦している。サンダーランド戦でも１３本のシュートを放っているのだ。

　そして、先週に続いて前回招集された６人が再び代表に合流。

プレミアディビジョン第１３節

　度重なる代表招集が影響し、モーアらが欠場。リー・ヘンドリーが主将マークを付ける。

チャールトン　０－１　グレートブリテン

（得点）　４０分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

（警告）　６９分　Ｃ．サルトン（チャールトン）

　この日はカークランドが完封。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1411 イングランド編

モーア、屈指レベルに

プレミアディビジョン第１０節

　強豪との戦いは続く。今度は現在リーグ３位のハイバリーと対戦だ。

　２０分、ハイバリーはキーラン・リチャードソンのクロスからレジェスがシュートを放つ。これはＧＫバングが好セーブでゴールを割らせない。

　３３分、今度はグレートブリテンがリー・ヘンドリーのクロスからケヴィン・デイビスがループヘッドがハイバリーＧＫジャニングの頭越しに決まる。

　前半を１点リードで折り返し、後半へ。

　６５分、ハイバリーはマテュー・フラミニがシュート。これはバングが弾くものの、詰めていたファン・ペルシーに蹴り込まれて１－１の同点に追い付かれる。

　７６分、ＣＫでピンチのグレートブリテンだったが、これをバングが直接抑える。

グレートブリテン　１－１　ハイバリー

（得点）　３３分　ケヴィン・デイビス（グレートブリテン）

　　　　　６５分　ファン・ペルシー（ハイバリー）

（警告）　７２分　パーカー（グレートブリテン）

２０１３年１１月

　モーアがクラブで２人目の屈指レベルとなる。

ヨーロピアンカップ・グループＤ第３節

　クラブランク５５位のＭ．テル・アビブと生き残りを賭けて対戦する。イスラエルのクラブながらＧＫにはドイツ代表のカーワン、ポーランド代表のミノフスキーと強化に力を入れている。

　押していたのはグレートブリテンだった。アンディ・ジョンソンのシュートをカーワンが弾き、こぼれ球をダレン・アンブローズがシュートするも左にそれる。更にリー・ヘンドリーのシュートもカーワンに弾かれ、ケヴィン・デイビスのシュートは左ポストに直撃。

　すると、３０分にＭ．テル・アビブは左からのグラウンダーをヤニフ・カタンにシュートをゴール右上に決められて、少ないチャンスを生かされる。

　６８分、グレートブリテンは左からのパスをパーカーのシュートは枠の上を通過する。

パーカー「くそっ！」

　このままだとグループ予選通過が厳しくなるグレートブリテン。しかし、時間は過ぎてアディショナルタイムに突入。

ロバソン（ここで負けると苦しくなる。だが、サッカーは最後まで分からん）

　諦めないグレートブリテンは、後半から出場のバッセルがヘッドでパス。これをアンディ・ジョンソンがダイレクトにシュートをゴール左上に決めて、土壇場に同点。

グレートブリテン　１－１　Ｍ．テル・アビブ

（得点）　３０分　ヤニフ・カタン（Ｍ．テル・アビブ）

　　　　　９０分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　アンディ・ジョンソンのシュートがクラブ１５本目のシュートで、ようやく１点。同グループ他会場はボルドーが３－１でトビリシに勝ち、バーゼルが２－０でＡ・アテネに勝った。

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1410 イングランド編

チェルシーとの首位攻防

　代表招集にバリー・ファーガソンとバングが呼ばれてしまう。

ヨーロピアンカップ・グループＤ第２節

　グループでランキング下位に位置するトビリシとの対戦。怖いのは３トップのＣＦを務めるイタリア国籍のアンドレア・リヴァルタくらいだ。

トビリシ　０－１　グレートブリテン

（得点）　６８分　ダレン・ウォード（グレートブリテン）

　１３本のシュートを放ちながら１点。ショートコーナーからダレン・ウォードのヘッドが決まり、これが決勝点となった。

　１勝１分けだが、それでも順位はグループ４位。他会場のグループ結果は、Ｍ．テル・アビブとバーゼルが１－１でドロー。ボルドーはフォンテインのハットトリックなどでＡ・アテネに５－０と圧勝。

プレミアディビジョン第９節

　勝ち点１８で並ぶチェルシーとの首位攻防戦。これまで唯一チェルシーとの対戦で勝ち星が無く、苦手としている相手だ。

　前半は互いに様子見という感じで試合は動かない。

　６１分、ＧＫバングが少し左に位置しているのを確認したジョー・コール。

ジョー・コール（よし、今だ）

　クロスを上げるジョー・コール。

バング「うっ・・・しまった！」

　ドログバにボレーをゴール左に決められ、チェルシーに先制を許す。項垂れるバングをモーアが軽く励ます。

ロバソン（バングは加入したばかりでクラブに馴染み始めている途中だし、代表にも度々呼ばれていつものプレイが出来ていない。焦りが出るのも無理はあるまい）

　７２分にも左からのグラウンダーをジョルカフに左に流し込まれる。

　７３分にドログバはケヴィン・デイビスを後ろから倒して退場。

　グレートブリテンも左からのクロスをアンディ・ジョンソンがボレーやループヘッドなどでゴールを狙うが、ＧＫチェフの前にゴールを割れない。

チェルシー　２－０　グレートブリテン

（得点）　６１分　ドログバ（チェルシー）

　　　　　７２分　ジョルカフ（チェルシー）

（警告）　１３分　フート（チェルシー）

（退場）　７３分　ドログバ（チェルシー）

　首位攻防に敗れ、順位を一気に５位まで落としてしまう。

　

プロサッカークラブをつくろう！ EU 1409 イングランド編

粘るグレートブリテン

プレミアディビジョン第７節

クリスタルパレス　１－３　グレートブリテン

（得点）　１８分　リー・ヘンドリー（グレートブリテン）

　　　　　５３分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

　　　　　７１分　スチュアート・ダウニング（クリスタルパレス）

　　　　　８７分　ダレン・ベント（グレートブリテン）

（警告）　６８分　モーア（グレートブリテン）

　現在リーグ開幕６連敗のクリスタルパレスにリーグ初得点を献上も勝ち点３を得て首位を保持。

２０１３年１０月

（契約更改）

　ＤＦ　ダレン・ウォード（３４）　１億→１億５６００万（４年）

　ＦＷ　バッセル（３２）　１億５１００万→２億８２００万（４年）

プレミアディビジョン第８節

　９分に先制点を許した後にグレートブリテンもチャンスを作ってはいくものの、右ＣＫから頭で落としてダレン・アンブローズのシュートがポストに当たる不運もあり、前半を１点ビハインドで折り返す。

　後半が始まってすぐにケヴィン・デイビスのスルーパスからアンディ・ジョンソンが裏を取ってシュートを決め、１－１の同点に追い付く。

　しかし、反撃もここまでだった。

グレートブリテン　１－１　ボルトン

（得点）　　９分　ダレン・カーター（ボルトン）

　　　　　４８分　アンディ・ジョンソン（グレートブリテン）

　ドローで勝ち点１しか取れなかったものの、首位はキープしている。

　だが、リーグ６連覇しているチェルシーに勝ち点で並ばれてしまった。そして、次の対戦相手がチェルシーで首位攻防戦となる。