ウェールズの巨人、入団
代表招集にバリー・ファーガソン、エドガー、バングの3人が選ばれた。インテルに所属するGKスコット・カーソンもイングランド代表に選ばれている。イングランド代表とスコットランド代表はインターナショナルカップに出場するからである。
予選グループではイングランドがセネガルに1-2で敗れる波乱があった。
そして、イングランドが敗れた翌日の事である。
「何だって! あいつがグレートブリテンに入団するって本当か?!」
グレートブリテンの選手の一人から驚きの言葉が出た。
「ロビンソンさん、次のシーズンでは本気で優勝するつもりだぜ、これは」
「何でもリーグ2位の賞金で獲得に踏み切ったらしい。ウェールズはインターナショナルカップに出ないからタイミング的に丁度良いと思ったんだろうな」
その頃、ロビンソンはオーナー室に今度交渉する選手と共にいた。
「では、ジョールズ。宜しく頼むよ」
ロビンソンとジョールズは握手をかわした。どうやら契約が決まったらしい。
(契約交渉)
ミドルスブラのFWジョールズ(18)を移籍金20億9000万円、年棒1億円で4年契約を結んだ。前シーズンでミドルスブラのリーグ3位、イングランドカップ優勝に貢献している。ジョールズは今季ミドルスブラで36試合に出場し、8得点2アシスト。FWとDFをこなせる選手である。
その後、イングランド代表は連勝で決勝トーナメント進出を決めた。スコットランド代表はグループリーグ最下位で敗退。
イングランドは決勝トーナメント1回戦は勝ったものの、準々決勝でアルゼンチンに0-1で敗れた。
そして、GKクリス・カークランド(31)と契約更改しようとしたのだが、カークランドが試合出場不満で拒否。
(退団)
GK クリス・カークランド(31) 在籍3年
2011年7月、ドラフト3位でウェストブロムよりフリー入団。控えのGKとしての獲得だったため、初年度は未出場。在籍3年でのリーグ通算は9試合、カップ戦は1試合、欧州通算は4試合、総合通算は21試合の出場だった。今後は未定。
今季のクラブ成績は34勝18分け7敗。アンディ・ジョンソンが初のリーグ得点王に輝き、ダレン・ベントが25点で欧州得点王を獲得した。