インターナショナルクラブカップ準決勝第1戦を0-1で落とし、今度は最低でも点を取ることが必要となったマンシャフト。しかし、僅かに実力が上のアスレチック・ビルバオから点を取って勝つことができるのか。それが出来れば、最低でも延長に持ち込める。
今日は体の切れがあまり良くないバッベルを下げて、久々にロベルト・バスラーがスタメンで出場。バッベルも36歳で連戦に体がついていかないのかもしれない。タルナートがスタメン出場し、主将マークを付ける。すると、ポリシーは成熟型Lv1となった。これが功を奏するのか。
スルーパスからユングニッケルがシュートも大きくふかす。38分にサイドチェンジからタルナートにボールが渡った。
タルナート(確かに体の動きが鈍くなっているし、疲れやすくもなった。だが、こういうプレイならできる)
タルナート、ハビエル・カサスに倒され、ファウルを誘った。そして、カサスは2枚目のイエローカードで退場。マンシャフトは数的優位に立った。その後のFKで、ユングニッケルは横にパスを出す。これをフライスがシュートでゴールを狙うが、枠を捕えるどころか、観客席のネットを越えて中に入る。
イェレミース(何ということだ。地方のような大会では通用しても、少しレベルの高い欧州での大会となると、経験不足からか焦りなのか、力が入りすぎている)
前半は0-0で後半戦へ。マンシャフトは1人多く、逆転のチャンスだ。後半は何とか1点取りたい。
ハーフタイムの控室では、タルナートは少しの疲れで済んでいるが、イェレミースの疲れが著しく酷かった。彼もまた34歳とベテランで連戦は厳しいのかもしれない。それでも、イェレミースの力は必要だ。ピッチにいるだけでも大きいから、後半も出場させる。
55分、スルーパスからフライスが抜け出して決定的なチャンスを迎えた。フライスは蹴り出すが、ボールは左に逸れる。
イェレミース(どうしてだ。いつもなら決めているところなのに、今日はどうして?)
肩を落とすフライスにも分からなかった。何と言うか、体が勝手に言うことを聞かない感じ(絶対、補正だと見ている)になるのだ。
すると、流れはアスレチック・ビルバオに向き、ジェステにゴールを決められてしまう。マンシャフトにとっては大きな失点だ。1人少ない相手に何が何でも点を取りに行く作戦で立ち向かい、実力のあるフライアーを主将にして、フォルツ、マルティン・ベックをまとめて投入。
83分、大きく右に蹴り出されたボールにフライアーは反応し、クロスを上げる。混戦からフライスが押し込んで1-1の同点に追い付いた。時間は残り7分あるから、もう1点が欲しいマンシャフトだったが、ビルバオは10人でも強い。アディショナルタイムにCKからジェステに押し込まれ、マンシャフトにダメージを与える失点が入ってしまった。
インターナショナルクラブカップ・グループC・準決勝AWAY
アスレチック・ビルバオ 2-1 マンシャフト
(得点) 60分 ジェステ(アスレチック・ビルバオ)
83分 セバスティアン・フライス(マンシャフト)
90分 ジェステ(アスレチック・ビルバオ)
(警告) 21分 ハビエル・カサス(アスレチック・ビルバオ)
38分 ハビエル・カサス(アスレチック・ビルバオ)→退場
マンシャフトは2戦2敗で準決勝敗退。これで今季はドイツ国内のみでの大会しか活動の場は無くなった。せめて、来年の冬に大会に出させてほしい。
【基本情報】 来場者数 36360人