準決勝で対戦するアスレチック・ビルバオはクラブランク59位で1回戦で対戦したオロモウツよりも数段も格上の相手だ。攻撃の組み立てを行うボランチのパブロ・オルバイスに鋭く正確なパス、精度の高いシュート、相手ゴールを脅かすFKを持つティコ、創造性溢れるパスのレフティーで左サイドハーフのジェステ、空中戦には絶対の自信を持つフェルナンド・ジョレンテなど攻撃力のあるチームだ。特徴として選手やスタッフ全員がスペイン人というチーム構成で、ドイツ人のみで構成しているマンシャフトと似ているクラブとも言える。
ヴァント「これこそまさにドイツとスペインの戦いだ。だからこそ、絶対に負けられない」
まさに国の誇りを背負った戦いで、どちらも絶対に負けられない。そんな組み合わせが、ここに実現したのだ。
インターナショナルクラブカップ準決勝第1戦はマンシャフトのホームで行われる。当日は雨が降っていたが、夏なので気温は21℃あった。
16分、ビルバオはボールを浮かせて前に出す。
実況「これはオフサイドではない、アスレチック・ビルバオのチャンスだ」
ジェステとGKシェファーが1対1となる。ジェステはシュートを放つも、シェファーがボールを手に当ててピンチを凌いだ。マンシャフトも27分にマーク・スタインがエリアにボールを入れるが、これは流れてしまう。
後半は序盤からビルバオに攻め込まれてピンチが続く。それでも、シェファーが好セーブでゴールを割らせない。ビルバオは75分にベテランのハビ・ゴンザレスが投入された。
実況「ハビ・ゴンザレス選手、ボールを奪った」
ハビ・ゴンザレスは3、4人に囲まれながらも、持ち込んで流し込み、均衡が破れる。
85分、マンシャフトは直接FKのチャンスも、ユングニッケルの蹴ったボールは僅かに枠の上でゴールならず。
インターナショナルクラブカップ・グループC・準決勝HOME
マンシャフト 0-1 アスレチック・ビルバオ
(得点) 81分 ハビ・ゴンザレス(アスレチック・ビルバオ)
初戦を0-1で落とし、2戦目は得点が必要となった。それ以前にシュート数3-6、ボールポゼッション42-58から実力の差も出ている。
【基本情報】 チケット料金 3200円
来場者数 25000人
【収入】 チケット収入 8000万
施設収入 2437万
【支出】 試合運営費 1212万5000円
【合計】 9225万
【資本金】 49億9145万6866円