上の写真は、1968年12月24日クリスマスイブに月の軌道上のアポロ8号から宇宙飛行士ウィリアム・アンダース操縦士によって、ハッセルブラッドカメラで撮影された有名な「地球の出」と題された写真(注1)です。人類の宇宙観、世界観に大きな影響を及ぼしたとされる写真です。このように深宇宙から見た地球は美しく青く輝いています。ところが近年、この地球の輝きが暗くなっているというショッキングなことが分かったそ . . . 本文を読む
(昨日の続き) 今、注目を集めている新しい重力式蓄電システムは錘の上げ下げで余剰電力を蓄電するシステム(上の写真です 注1)です。余剰電力が発生した場合に錘をタワーの天辺まで持ち上げます。電力が不足してきたら錘を落として発電し電力をネットワークに供給するというシンプルなシステムです。原理は従来の水力発電・揚水発電と同じです。このシステムの長所は、先ず水力発電・揚水発電と違って、どこにでも作れること . . . 本文を読む
(昨日の続き) 九州電力は、この4月1日から再エネ出力制御のルールを「交替制御」から「一律制御」に変更し、より規制が強化されることになりました(注1)。太陽光の発電量が九電管内の需要を上回る場合は自動的に太陽光発電所からの送電が停止されます。停止中も太陽電池パネルはせっせと発電を行いますので、その分は廃熱になって無駄に廃棄されることになります。全くもってもったいないことです。その電力を貯めておいて . . . 本文を読む
日経クロステックの記事「ニュートンも驚く超ローテクの“重力蓄電” 近く本格稼働へ」(注1)を読み、目からうろこが落ちる思いでした。簡単に記事内容を紹介しますと、錘の上げ下げによって途上電力を蓄電する大規模施設がイギリスなどで実用化されつつあるということです。余剰電力で数トンの錘をタワーに巻き上げて、電力が不足してくると錘を落として発電し電力を供給します。同記事には本ブログ . . . 本文を読む
私は、去る4月18日に、本ブログで「トリチウムは未来の貴重なエネルギー資源です」という記事を書きました。未来のエネルギー源として期待されている核融合発電の燃料としてトリチウムが必要であり、その(福島第一原発由来の)トリチウムを太平洋に投棄することに反対を唱えました。その核融合技術で、今夏に大きな進展がありました。先月8日に、米国のローレンス・リバモア国立研究所・国立点火施設(NIF)での実験で、 . . . 本文を読む