博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

暗くなる地球

2021年10月12日 | 環境・エネルギー
 上の写真は、1968年12月24日クリスマスイブに月の軌道上のアポロ8号から宇宙飛行士ウィリアム・アンダース操縦士によって、ハッセルブラッドカメラで撮影された有名な「地球の出」と題された写真(注1)です。人類の宇宙観、世界観に大きな影響を及ぼしたとされる写真です。このように深宇宙から見た地球は美しく青く輝いています。ところが近年、この地球の輝きが暗くなっているというショッキングなことが分かったそうです。雑誌「ニューズウィーク」の報道(注2)によりますと「地球の地表面が太陽光を反射する割合が、1990年後半以降の20年で顕著に低下していることが明らかとなった」とのことです。同記事によりますと、原因は地球温暖化により「東太平洋での海面水温の上昇に伴って低層雲が減少し、これによって地球のアルベドが低下した」ためだと考えられるそうです。これまでは地球温暖化が進むと海面からの水分の蒸発量が増え太陽光を反射する白い雲の面積が拡大し、地球表面の余分な熱を取り去ってくれることが期待されていたのですが、実際にはそうはならないことが分かったということで、深刻な問題です。
(注1)NASA提供
(注2)同記事の詳細はこちらです。⇒ https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/10/20-95.php?fbclid=IwAR1NlIfuu9FAQkpeUhVjEPXgTbPFpSHkpBmzMhEzi3sh8dEzhvGvNHMZ1-s


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