羽花山人日記

徒然なるままに

ビデオと映画

2021-10-01 16:50:05 | 日記

緊急措置が解除され,2ヶ月ぶりにスペイン語教室が再開されるはずだったが,台風16号による風雨で,休講となり,録り置きのビデオ,NHKヒューマニエンス(9月27日)と,BSプレミアムの『駅馬車』を見て過ごした。

ヒューマニエンスのテーマは「夢」。MCの織田裕二が,専門家に質問する形で進められた。

気がつかなかったこと,知らなかったことがいくつか取り上げられた。

*動物の中で,長い眠りをするのは人間だけだそうで,言われてみれば納得する。自然の中で危険と隣り合わせで生活していれば,何かあった時にパッと目覚めることが必要だ。ぐっすり長い時間眠れるのは人間の特権で,そのことを司る遺伝子が,進化の過程で備わってきたそうだ。

*レム睡眠とノンレム睡眠があるのは知っていたが,この用語はrapid eye movementの頭文字から来ているのは知らなかった。レム睡眠の時は,眼球を盛んに動かしているとのことで,実は,ノンレムよりもレムの時の方が脳は活発に働いているらしい。

*夢を覚えていなくても,必ず夢は見ているそうで,覚えていない人は生活が充実していて,覚えている人は生活に充足感がなく,神経質だということである。わたしは,毎晩どころか昼寝でも夢を見て,内容を記憶しているが,自分に照らすとこの仮説は疑わしい。

 

駅馬車

テレビの画面を撮影

この映画を観たのは何回目だろう。1939年公開の,ジョン・フォード,ジョン・ウェインのコンビによる初めての作品。ほとんど隅々まで覚えているが,何回観ても面白い。やはり不朽の西部劇である。

駅馬車にいろいろな人生を送る人々が乗り合わせる。娼婦,夫を訪ねる身重の大尉夫人,飲んだくれの医者,酒の行商人。いわくありげな博打打ち,怪しげな銀行頭取,そして最後に登場するのはジョン・ウェイン扮するお尋ね者のリンゴ・キッド。顔にしわがないウェインが若々しい。

途中で出産あり,アパッチの襲撃在り,西部劇必須の迫力あるシ-ンが展開される。最後はやはりお定まりのガンファイト。3発の銃声が決闘の結末を暗示し,フォード一流の人情劇で映画は締めくくられる。

昔,映画評論家の水野晴郎さんが,テレビの映画解説の最後に言っていた,「いやー,映画ってホントに面白いですね。」のセリフを思い出す。

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする