羽花山人日記

徒然なるままに

良いお年をお迎えください。

2023-12-28 20:01:04 | 日記

良いお年をお迎えください。

今年も残すところあと3日となった。

目を世界に転じれば胸傷むことが多く,親しかった知人や友人に先立たれて寂しい思いをしたが,何とか無事に年が越せそうである。

自転車でトラックにぶつかるという,87年にして初めての経験をし,これも生涯初めての糖尿病の宣告を受けたが,何とか乗り越えて前よりも元気になったような気がする。

補聴器に頼る聴力は,落ちるところまで落ちたのか,ここ数年変化がない。右目の視力がやや減退気味で,来年あたりは白内障の手術をと言われるかもしれない。

今年は,補聴器,眼鏡,スマホ,入れ歯と,「耐久消費財」の交換があった。いずれも償却期間は5年を越えるので,「生涯の友」となるかもしれない。来年は,約10年使ってきたパソコンの交換をと考えている。

このブログは4年目に入った。のんびりと続けていきたい。

ここを訪れてくださる皆様。来年もよろしくお願いします。そして良いお年をお迎えください。

三ヶ日が明けるまで,筆を置きます。

マンションの玄関に門松が立った。

 

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Zoom忘年会

2023-12-26 20:03:30 | 日記

Zoom忘年会

昨日,年末恒例の「心の会」のZoomによる忘年会があった。もう半世紀も前に,催涙ガスや農薬の毒性について,一緒に勉強した仲間だ。コロナ以前に会場にしていた喫茶店の名前をとって「心の会」としている。

6名の参加者の平均年齢82歳で,最高齢者は90歳を超えているが,この労働医学の専門家は,まだ矍鑠として職場労働環境の改善を目指した「参加型職場改善(または職場ドッグ)」の運動の現場に出て活躍されている。その温厚なお顔を拝見するとなんとなく安心した気分になる。廃棄物処理に関わる労働者の6割が外国人だと聞いてびっくりした。

最初の話題は,年齢にふさわしく墓についてだった。持っている知識をあれこれ出し合ったが,ほぼすべての参加者は永眠の場所を確保していた。それに絡んで,宗教も話題となり,一人が在家仏教徒であることを打ち明け,もう一人が無教会派クリスチャンであることから,両者を対比しながら話は盛り上がった。

山登りのこと,歩行のこと,骨密度のことと,ランダムに話題はあれこれと移り変わり,あっという間の2時間だった。

次回は来春,コロナが気にならなくなったのを機に,顔をつきあわせる「心」での再会を約した。

 

10大ニュース

これも年末恒例の,読売新聞読者の選んだ「10大ニュースが発表された。(発表!2023年読者が選んだ日本10大ニュース : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

国内では,1位が野球世界選手権でのサムライジャパンの優勝,2位が大谷翔平の米大リーグホームラン王,それに阪神の38年振りの日本一と,野球のニュースが3つも並んだ。

しかし,ラグビーWCでのサクラジャパンの活躍は30位にも入っていない。あの大会の後,ニュージーランドや南アフリカの世界的な選手が日本のチームに入り,高度な試合を見ることはできる。観客数も大幅に上向いている。わたしとしては,ラグビーの人気が野球やサッカーと肩を並べて欲しいのだが。なお,世界の10大ニュースではラグビーWCが10位に選ばれている。

自民党の裏金作りは,番外で張り出されている。こんな話がニュースになるとはと,情けない話にうんざりしている。

世界の10大ニュースでは,ガザ,ウクライナをめぐるニュース,トルコ大地震やハワイ大規模火災が上位を占めている。世界と日本との「距離」をあらためて感じる。

 

ロボット

入ったファミレスで給仕をしていた。

 

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手話通訳

2023-12-24 21:02:21 | 日記

手 話 通 訳

NHK第1チャンネルから,2回にわたって放映されたドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳』を,採りためたビデオで観た。

両親と兄が聾者で,家族の中で唯一の話者荒井尚人(草彅剛)が主人公で,話の中心は聾者を対象にした海場学園の理事長が2代にわたって殺害された事件である。(尚人のような立場の人は「コーダ」と呼ばれることを初めて知った。)

荒井は元警察官で,内部告発をして幹部3名が処分されたことから,警察に居にくくなって辞職し,アルバイトをしていたが,恋人の励ましで手話通訳の資格を得て,法廷での手話通訳を依頼され,さらに聾者の支援団体と契約して仕事をするようになる。

先の理事長の殺害事件には,学園に子供を預けていた聾者の門奈家の家族が関係していて,先の理事長の殺害犯人として,この家族の父親が自首し,刑期を終えて自由の身になっている。そして,現理事長の殺害にもこの家族がかかわっていた疑いがもたれる。

尚人は警察官時代に,門奈家の父親が逮捕され取り調べを受けた際の手話通訳をした。その時の捜査が不十分ではなかったかということがずっとひっかかっていて,独自に関係者を訪ねて調査を始め,父親が犯人でなかった証言を得る。

結論をいうならば,門奈家の長女が理事長から性的暴行を受けいていたことに抗議して妹が理事長を殺害し,さらに現理事長から二女の養子先が脅迫されることを知った長女が現理事長を殺したのが真相だった。

ドラマは,様々な人間関係が絡んだ人情的要素にいろどられているが,台詞の多くが手話で交わされ,手話通訳の難しさを知ることができた。例えば,聾者に言葉を伝えようとしても,その言葉が理解できなくて聾者が荒れたり,引っ込んだりすることがある。どこまで聾者に寄り添った通訳ができるかが問われる。

AIの進歩で,話者の行ったことを文字で聾者に伝える装置ができるかもしれないが,その場合もやはり人の心の問題が問われるのではないだろうか。

コミュニケーションのあり方,難しさをあらためて感じた。

わたしは手話に関する本を2冊読んでいる。両方とも書名がすぐ出てこないが,記憶していることを記しておく。

一つはアメリカ人の聾者を題材にした小説で,手話は国によって異なり,同じ言語を 話しても国がちがえば通じなくなる。また,手話で表現された詩があるそうだ。

もう一つは,日本の聾者の方が書かれた手話に関する本で,日本では国全体で標準化された手話ができたのは,戦後かなり経ってからだそうである。この著者は,人間の言語は手話の方が話し言葉より早かったのではないかと推論している。まったく言葉がなかった場面では,身振り手振りの方がしゃべるより意思疎通にかなっていたかもしれない。

 

今年は馬に見放され

有馬記念,好レースだったが,例によって3頭目が外れ大魚を逸した。16番スターズオンデース,ルメールが騎乗しているので少し気になっていたが,思い切って目をつむったのが仇だった。今年は全敗。来年はと去年も思ったが。

 

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第九

2023-12-23 21:59:40 | 日記

第    九

年末恒例のN響の第九を聴いてきた。

NHK大ホールは満員の聴衆。日本人は世界 で一番第九が好きだそうだ。

今回は指揮者、ソリストとも日本人。隣にいたT君が、円安で外国からアーティストを呼ぶのは大変かもと言っていたが、なるほどと思った。

指揮者の下野竜也さんは、今年N響の正指揮者に就任し、第九を振るのは初めてとのこと、第九を振りたくて指揮者を志したというだけあって、みごとにオケと歌唱をまとめ上げていた。

高校同期の参加者は、同伴を含めて9名。互いの息災を確かめ合い、来年3月同期会での再会を約した。

男性5名はそこから渋谷に向かい、2世代も離れた若者の群れをかきわけて、レストランの一角に陣取り、アフターコンサートの一時を楽しんだ。

愉快、ゆかい。明日は有馬記念。年の暮れが目の前だ。

 

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年の瀬雑感

2023-12-21 19:34:55 | 日記

年の瀬雑感

第三世代:高校同窓会のニュースが送られてきた。早くも2024年1月1付けになっている。松本深志高校の卒業生で,母校の体育教師をつとめていた,女性教員の方の寄稿が載せられていた。彼女の高校在学中のクラス担当は,二人ともわたしの高校同期だった。彼女の教え子が高校教師として中堅でいてもおかしくない。わたしから見たら第三世代だ。第四世代の先生が登場しているかもしれない。

友からの便り:大学同級生のT・M君から手紙をもらった。彼は「老いのつぶやき」と題するエッセイを書き続けていて,いつも送ってくれた。時にはシニカルに,時にはユーモラスに,話題豊富で読むのが楽しかった。将棋,囲碁,麻雀の達人で,カードのブリッジにも凝り,職場でチームを作って大会に出ていたという話を聞いたことがある。最近送られてきたエッセイにはブリッジの解説,戦術,問題が記されていた。もし施設にでも入って誘われることがあるかもしれないので,大切に保管している。長い間透析を続けていたが,同級会にはいつも出席していた。手紙には,最近転んでけがをしたので,これからはあらゆる同窓会を欠礼することにしたと記されていた。歳をとるということは,できないことが一つずつ増えていくということだ。会えなくても,エッセイは続けて送って欲しい,

ディズニー百年:今年はディズニー百周年にあたるそうだ。ネットでディズニーの作品を調べて数えてみたら,11本のアニメ作品を観ていた。一番初めに観たのは『白雪姫』で,高校時代だった。小人の話す英語が理解できて,お茶目の小人が白雪姫に「アップルパイが作れるか」と聞くところを,「パップルアイ」と発音したのを今でも覚えている。『田園交響曲』が使われている『ファンタジア』を公開した時,ウォルト・ディズニーが「これでベートーヴェンも有名になるだろう」といった話を読むか聞くかしたことがあるが,嘘かまことかは知らない。アニメの曲で一番好きなのは,『アラジン』の主題曲『ホール・ニュー・ワールド』で,曲も素敵だが,娘とカラオケに行った時乞われて一緒に歌ったのが思い出に残っていて,時々コカリナで吹いている。

今日は北風で寒かった。

残     照

自宅ベランダから撮影

 

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オオコンニャク発芽

2023-12-20 19:49:16 | 日記

オオコンニャク発芽

今日の夕刻のテレビニュースで,昨日のブログに書いたショクダイオオコンニャクの実から種子が採れ,播種した内3個が発芽したことを知った。

快挙だ!無事生育してくれることを祈る。

花が咲くまで10年かかるそうなので,見届けるのはちょっと無理だろう。

なお,オオコンニャクの交配,種子発芽の詳細は,下記のWEBサイトで見ることができる。

「世界最大の花」が結実 国内初 12月に3株発芽 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

テレビ画面を撮影

 

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筑波実験植物園

2023-12-19 20:38:16 | 日記

筑波実験植物園

昨日の朝日新聞茨城地方版に,つくば市にある国立科学博物館筑波実験植物園が創立40周年を迎えたとの記事が出ていた。

わたしが茨城大学農学部に在職中,この植物園とは共同研究をしていたので,思い入れも一入である。現在も,茨城大と実験植物園とは連携関係にある。

退職後も折に触れて訪れ,園内の散策を楽しんだ。セコイアとメタセコイアの並木にはさまれたプロムナードを抜けると広場に出て,奥行きの深い周辺の林は絶好の森林浴を浴びる散策路になっている。樹木や水生植物の名前を拾いながら歩を進め得ると,時間のたつのを忘れる。

熱帯多雨林やサバンナに生育する植物を収集・保存した温室も楽しい。この温室に保存されている世界最大の花を着けるショクダイオオコンニャク(2021年7月7日のブログ参照)が,40周年を祝うように初めて実を結んだと報道されている。研究者や技官の方々の努力が報われたのが喜ばしい。

ショクダイオオコンニャク(筑波実験植物園にて)

見るものはそこにあるのが当たり前のように思うが,保存されている植物の大半は野生植物で,生育環境条件の異なる種を維持管理するのは容易なことではない。行き届いた管理にいつも感心させられていた。

実験植物園は絶滅危惧種の保存も行っている。わたしの在職した研究室との共同研究は,植物園の温室に保存されている,東南アジア原産で絶滅危惧種のヒスイカズラの増殖がテーマだった。増殖して個体数を増やし,5つの植物園に分譲され,鑑賞に供されている。

ヒスイカズラ(筑波実験植物園にて)

オオコンニャクの実を見ながら,初冬の園内を散歩したいのだが,車を手放し,免許を返上した今となっては,ネット上で鑑賞する以外にない。

 

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書評

2023-12-17 16:08:34 | 日記

書     評

昨日の朝日新聞読書欄に,「山内マリコさん 書評の舞台裏を語る」と題する記事が載っていた。「作家LIVE」というトークイベントでの山内さんの発言を紹介したもので,面白かった。

朝日新聞は毎週土曜日に読書欄を設けていて,わたしは毎回目を通している。「書評家」という職業があるのをこの欄で知り,そのことは2021年5月8日のブログに書いてある。

後に,ネット上の記事で「売れっ子書評家」のことを読んで,その粗製乱造振りに白けた気分になっていたが,山内さんの話で気持ちが晴れた。

朝日新聞の書評は10人の委員が担当していて,約100冊の新刊から書評したい本を「入札」で決めるそうである。同じ本に複数の札が入った場合には,入れ込み方の大きい方が担当する。入札して自分は書かないと決めても,ほかの人を指名して書いてもらうこともあり,同じ著者が連続して取り上げられることはないので,次に出る本を書評にあげるために,わざとその著者をパスすることもある。

「クオリティーが高い書評を書こうと,委員はパッションを高く持っている。買うところまで(読者を)いざなえたら,めちゃくちゃうれしいです。」と,山内さんはトークを締めくくったそうである。

書評については,記憶に残っていることがある。

もうずいぶん前の話だが,出版物を対象にした賞があり,それにわたしの知人の著作が選ばれた。科学史が内容で,一次資料を丹念に渉猟した労作で,日本語よりも英語で書けば世界的に通用するのにと感じた素晴らしい内容だった。

複数の受賞作品について,それぞれのジャンルに近い選考委員による書評が発表された。知人の作品はかなり難解で,わたしは担当委員がどのように紹介するか興味を持っていた。しかし,発表された論評を読んでびっくりした。

最初の数行は著作の内容に沿った記述がなされていたが,突如として著者を許すことができないので,論評を拒否すると宣言して稿が閉じられていた。

自身が選考に関与しながら,選ばれたものを拒否するとはどうも納得がいかない。

げすの勘繰りといわれるかもしれないが,この委員は担当した著作を読み砕くことができず,著者に難癖をつけることで,そのことを糊塗しているのではないかと感じた。

わたしの勘繰りが当たっていなくても,この委員は,それなりに著名な著述家で,言論人である。よしんばその人の言動が許せなくても,そのことをもって対象とする論文の評価を拒否するのは,言論人としては許されないことであろう。

最近のことだが,この委員氏がある出版物についての感想を問われた記事が出ていた。委員氏の答えは,その本の内容には全く触れず,無関係の自分の言いたいことを並べているだけだった。

「やっぱり」と思った。

 

朝日俳壇から

オランダより来しヒヤシンス夜に咲く  東京都 青木千禾子様

時差ボケもこう詠まれると優雅になる。

 

春を待つ

 

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フロンティア

2023-12-15 19:42:03 | 日記

フロンティア

12月6日から,NHKBSの新シリーズ「フロンティア」が始まった。

最先端を切りひらく者にしか見えない景色がある”といううたい文句で,科学,宇宙,歴史,アートなどの分野の最先端を担っている人たちからその現状をレポートしてもらう,ドキュメンタリー番組である。

第1回,第2回をビデオに収録して観た。なかなか面白かった。

第1回は「日本人とは何者なのか」というテーマで,日本人のルーツを探る最先端の情報が紹介された。

研究手段の主役はゲノム解析。DNAのシークエンス解読が容易になったことを背景に,発掘した人骨のゲノムを比較することで,日本人のルーツの物的証拠が得られる。

縄文人のゲノムは,アフリカを出て東南アジア海沿いに北上した集団と類似し,驚くことに縄文人は,近隣の古代人とは異なり,アフリカを出て東アジアに至った集団の直系子孫であると考えられる。大陸から海によって隔てられた千人の集団から1万6千年から3千年前に至る縄文人が形成され,北東アジアから渡来した集団がこれに交わって,弥生人が形成される。

日本人の起源としては,縄文弥生の二元説が定番だったが,古墳時代の人骨のDNA解析から,この二元では説明できないことが分かり,古墳時代に東アジアから渡来した人たちが弥生人と交わって現代人の祖先が形成されたと考えられるようになっている。(三元説については,2021年9月18日のブログ参照)

わたしたは,自分の体の中に人類発祥の地のアフリカからの血を受け継いでいると考えると,非常にうれしくなる。

日本人は1万数千年に及ぶ独特の縄文文化に東北アジア,東アジアの文化を取り入れ,多様性の中から現在の文化を築いてきた。われわれは内なる多民族なのだ。

第2回は,「AI 究極の知能への挑戦」がテーマで,最先端のAI研究者がの研究内容が紹介された。

先ず登場したのは,イギリスの企業が開発したAmecaという人型ロボットで,ChatGPTが組み込まれている。音声で対話をし,日本語でも応対する。対話の途中で,「休憩しましょう」と提案すると,「休憩して外の風にあたると,リフレッシュできます。」と答える。

生成AIに,手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』の新作を創出するプロジェクトも紹介される。生成AI(ChatGPT)は,見守る映画監督らの思いもよらぬストーリーを作り上げる。

そのほか,地形の変化に応じてボールを転がし続けるドリブルロボット,ひっくり返って足をばたつかせながら30分で自力で立ち上がり,さらに30分で起き上がって歩き始めることを学習するロボットの紹介があった。

生成AIは膨大な単語のつながりの中から,TPOに応じた蓋然性の高い文章を紡ぎ出すことを通じて,解答や方針を導き出す。心理や感情も言葉のつながりで表現される。

さらに番組では,人間の知能がどのようにして形成されるかについての研究も紹介された。バーチャルの子宮空間の中で胎児を動かし,子宮との接触が知能の形成にどう作用するかを明らかにする研究,脳細胞を培養した小塊を培地の中において,相互の干渉を解析する研究など,”Body shapes brain.”とAIとは別の方向から知能の形成に迫る研究が行われていた。

最後に,「AIは人間の知能を越えるか」との質問に,人型ロボットのAmecaが「越えると」答えていたのが印象に残った。

内容的に難しいところはあるが,お手軽に最先端の動きを知るには格好の番組である。

寒さに耐えて

ヤセイカンラン

エゾギク

チャノキ

 

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日本語・英語

2023-12-13 20:02:33 | 日記

日本語・英語

国際的に人気のある無料語学アプリのDuolingoは,世界5億人を超える利用者のデータにもとづく語学学習の動向を調査した年次レポート「Duolingo Language Report 2023」を,12月6日公表した。以下プレスリリースの内容を紹介する。

「世界でもっとも人気のある言語ランキング」では、1位「英語」、2位「スペイン語」、3位「フランス語」、4位「ドイツ語」に続き、5位に「日本語」がランクインした。日本語は2022年にも5位に入っており、根強い日本文化への関心の高さがうかがえる結果となった。

「もっとも学習熱心な国」は、1位「ベラルーシ」、2位「日本」、3位「ハンガリー」、4位「ロシア」、5位「ウクライナ」となった。2022年1位の日本は2位に後退した。そして、チェコがランキング外になり、ウクライナが5位にランクインした。≫

Duolingo Language Report 2023より引用

この結果はDuolingoの学習アプリ利用者の調査に基づくものであり。それぞれの国内における語学教育の動向を示すものではないだろうが,それにしても日本語の人気,日本人の外国語学習意欲の高さは意外だった。これをどう解釈するかわたしには不明だが,いずれにせよ結構な話のように感じる。

ウクライナが学習意欲の5位に順位をあげたのは,うなづける気がする。

ちなみに,同じ年次調査の「日本国内における語学学習に関する調査 」では,英語力に自信がある都道府県トップ5」は、1位「東京都」20.0%、2位「神奈川県」19.0%、3位「京都府」「大阪府」15.0% 、5位「福島県」「栃木県」「鹿児島県」14.0%だった。

英語に学習意欲がある日本人でも,8割以上が英語力に自信がないようだ。日本人全体に広げれば,この値はもっと低くなるだろう。しかし,英語力に自信のある日本人が案外多いような気もする。わたしが訊かれたら,迷うことなく「自信なし」と答える。

英語学習意欲の都道府県の順位(上図)は,なぜそうなのか全くわからない。

 

今年の漢字

今年の漢字が昨日発表された。12(いい字)月12(いち字)日だからこの日に発表されるそうである。

15万あまりの応募から,5976票の「税」が1位になった。2位は僅差で「暑」だった。それにしても,1位の得票率が4%そこそことは,ずいぶんばらつくものである。

わたしの名前の「勝」が5位に入っていた。世界野球選手権やラグビーワールドカップなど,スポーツ界における日本選手の活躍が理由にあげられていた。

ウクライナやガザの戦争犠牲者のことを考えると,「酷」をあげたくなる。

わたし自身の今年の漢字は,墓移しを終えたので「墓」,自転車で転倒して九死に一生を得たので「転」としておこう。

 

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