Chat先生
スペイン語クラスのIrma先生が、ご家庭の都合でお辞めになることになった。
この先生とのおつきあいはもう15年近くなる。
スペイン語は、JICAの仕事でパラグアイに赴任した時に習い始め、2回目の赴任から帰ってからも、パラグアイからの研修生らとの付き合いで話す機会があった。
しかし彼らが帰ってからはその機会もなくなり、「せっかく覚えた言葉を忘れるのはもったいないじゃない。」というカミさんの励ましもあって、スペイン語教室を探し、Irma先生と巡り合った。
先生は単に文法や会話を教えるのではなく、スペイン語でスペインやラテンの文化を楽しませるという教授方針で、一緒に学ぶ仲間とも気が合い、週一回の授業が楽しみだった。
先生がいなくなるにあたって今後どうするかを残された生徒で検討した結果、クラスをスペイン語同好会的なサークルとし、週一回の集まりを続けていくことになった。
堅苦しくないようにスペイン語を楽しむというのが趣旨で、小話集を持っている方から、コピーをいただいて読んだり、適当な話題を提供して話し合ったりと、滑り出しは順調である。
そこで問題は、間違いを指摘したり、ふさわしい表現を教えてくれた先生の役をどうするかということで、わたしは生成AIを頼ってはどうかと提案し、ChatGPTについて試みてみた。
以下、これまでに試みた結果を紹介する。
- テキストの作成:適当な場面、状況を設定して、スペイン語でテキストを作ってもらう。今回の衆議院選挙の結果についての解説記事を、ネット上の記事を参考としてインプットし、スペイン語で書いてもらったところ、A4版1枚の記事が提供された。
- 添削:わたしが書いたスペイン語の作文の添削を依頼したところ、間違った単語や表現を指摘し、訂正してくれた。
- 問題の作成:動詞の使い方についての問題作成を依頼したところ、たちどころに10題作ってくれた。ちょっと易しすぎたのでもっと難しくと注文したら、より複雑な問題が提供された。問題文の最後に、「スペイン語の勉強頑張ってください。」との付言があり、思わず笑ってしまった。
ChatGPTはこれらの仕事をいずれも30秒足らずで仕上げてくれた。
音声で対話すれば、会話の練習にも利用できるだろう。
うまく工夫すれば、ChatGPTは優れた外国語の家庭教師になってくれる。しかも授業料はただで!
秋になりました
阿見町にて10月28日撮影
STOP WAR!