羽花山人日記

徒然なるままに

お礼参り

2022-03-30 16:26:52 | 日記

お礼参り

孫が希望の大学に入れたので,願をかけてあった上野大仏にお礼参りをしてきた。花曇りの陽気に誘われてか,上野公園は人出で賑わっていた。

「さくらさく」,合格祈願の絵馬を隠すように,合格御礼の絵馬が吊るされていた。

公園の中に「舞姫」と名付けられた桜の木が1本,満開になっていた。2012年に登録された八重の品種だそうである。八重桜は開花期が遅く,葉が出てから花が咲くが,「舞姫」は染井吉野と同じで,出葉に先立って開花する。

花の雲鐘は上野か浅草か     芭蕉

 

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ドリトル先生

2022-03-28 20:44:49 | 日記

ドリトル先生

生物学者の福岡伸一さんが,昨年4月1日から朝日新聞に連載していた『ドリトル先生 ガラバゴスを救う』が,今日で終了した。著者が『新ドリトル先生航海記』と銘打ち,ヒュー・ロフティング原作の『ドリトル先生航海記』からキャラクターをそっくり拝借して書いた児童向けの空想小説である。

新聞の連載小説を読んだのは,実に久しぶりである。

動物と通話ができるドリトル先生は,ある日小鳥から,イギリス政府がビーグル号という船をガラパゴス島に派遣するという話を聞く。最後の楽園ともいわれるガラパゴス島の自然が攪乱されるのを危惧したドリトル先生は,助手のスタビンス少年,オウムのポリネシアとともに,気球に乗って先回りしようとする。途中で気球は墜落するが,冒険の末ゾウガメに助けられて,エクアドルの首都キトーにたどり着く。そして,いろいろな動物の一団を組織して,独裁者フロリアン大統領をだまして,ガラパゴス島のエクアドル領有を宣言させ,ビーグル号が到着しても,イギリスは領有権を主張できず,ガラパゴス島の自然は守られる。

そもそも動物と対話ができるのは不可能であり,不可能を可能にしたフィクションが原作の魅力である。博識な福岡さんは,話の随所に科学的な理論に基づく挿話を入れて,もっともらしい福岡流『ドリトル先生航海記』を作り上げた。最後の方で,重力加速度の計算で初歩的な間違いをしたのはお愛嬌である。

わたしは,若き日のチャールズ・ダーウィンとドリトル先生がガラパゴス島で遭遇し,どんな対話をするかと期待したのだが,意外とあっさりした描写で終わったのはいささか残念だった。さすがの福岡さんも,『種の起源』のヒントをドリトル先生がダーウィンに示唆したとまでは書けなかったろう。

子どもの時に愛読したドリトル先生の物語をベースに,自分の小説として書き上げた福岡さんの童心をうらやましく思う。

 

残念高安

稀勢の里以来久しぶりに,茨城出身の力士高安が優勝するのを期待したが,残念がら今一歩のところで大魚を逸した。土浦市役所に集合した地元ファンの落胆は大きかったようだ。

 

サイバー攻撃?

昨日,パソコンでインターネット上のウクライナ軍による反攻の記事を読んでいたところ,突然画面から記事が消えた。夕方のニュースで,同じようなことが起きていることを言っているのを,カミさんが小耳にはさんだ。

わたしのパソコンで起きたことが,サイバー攻撃の類によるものかは不明だが,ちょっと気味が悪い。

太平洋戦争当時に比べると通信手段は格段に向上している。フェイクニュースや通信妨害も,同時に増大しているが,こうした妨害を越えて,ウクライナの戦争に反対する世界からの声,そしてウクライナで起きている真実をロシアの人々に届けることが大切である。

 

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『帰らざる河』(映画)

2022-03-26 16:54:32 | 日記

帰らざる河(映画)

テレビの画面を撮影

昨日,BSプレミアムでハリウッド映画の『帰らざる河』が放映された。

1954年に公開されているが,そのころは受験浪人だったので,初めて見たのは大学1年の時,渋谷の映画館だったと思う。何回目かの最後にこの映画を見たのは50年くらい前だから,半世紀ぶりということになる。

ロバート・ミッチャム,マリリン・モンロー主演の西部劇で,ストーリーは他愛ないが,西部劇には珍しく,主人公の移動手段が馬や馬車でなく,いかだによる川下りで,それにお決まりの名手同士のガンファイトが出てこない。キーワードは背後からの銃撃である。

しかし何と言っても,この映画の魅力はマリリン・モンローである。前年に公開された『ナイアガラ』ではじめて彼女を見て興味を持ったが,この映画ですっかりファンになった。純情で健気な場末酒場の歌手を,憂愁を籠めた演技で演じていた。

彼女が歌う主題歌の「帰らざる河」が素晴らしい。スロ-テンポで歌詞も平明なので,すぐ覚えた。「ハイ・ヌーン」,「駅馬車」など,わたしが歌える数少ない西部劇主題歌の一つだ。

マリリン・モンローは,オードリー・ヘップバーンと並んで,わたしが最も愛するハリウッドスターである。娘が,わたしの60歳の誕生祝に贈ってくれたブロマイドは,今でも大切に書斎の机の横にピナップしてある。

 

“River of No Return”  by Ken Daby


There is a river called the "River of No Return"
Sometimes it's peaceful and sometimes wild and free!
Love is a trav'ler on the "River of No Return"
Swept on forever to be lost in the stormy sea

Wail-a-ree, I can hear the river call (no return, no return)
Where the roarin' waters fall wail-a-ree
I can hear my lover call "Come to me" (no return, no return)
I lost my love on the river and forever my heart will yearn
Gone, gone forever down the "River of No Return"
Wail-a-ree wail-a-ree
She'll never return to me!
(No return, no return, no return, no return)

 

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相棒

2022-03-24 20:02:34 | 日記

相       棒

テレビの画面を撮影

テレ朝の看板番組『相棒シーズン20』が終わり,7年間にわたって水谷豊の相棒を勤めてきた反町隆史が卒業した。

主役の杉下右京,その相棒の冠城亙をはじめとして,よくもこれだけ「食えない」キャラクターを揃えたものと感心する。昨日の最終回にはその「食えない」面々が全員顔見世していた。

トリックはネタ切れの兆しが見え,いささかマンネリになっていたが,視聴率二桁を割らなかったのはさすがである。わたしも水曜日の夜は,ついつい見続けてしまった。

ドラマだからどうでもいいが,いくら独身貴族とはいえ,公務員の身分で夜ごとに「こてまり」にあらわれて高そうな酒をたしなんだり,高級車を乗り回したり,元国家公務員のわたしには納得できない。

 

ネ     ギ

ネギを植え付けた。写真は植え付け後4日目のもの。その間の雨のおかげで根付きが良さそうである。

品種は「太っこ葱」と「赤ひげ葱」。いずれも茨城の地場品種で丈夫である。

10月下旬から2月まで楽しめる。

 

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ゼレンスキー大統領

2022-03-23 22:20:01 | 日記

ゼレンスキー大統領

テレビの画面を撮影

ゼレンスキー大統領の日本国会向けの演説を聞いた。

イギリスやアメリカ議会での演説に比べると,ずいぶん控えめな感じを受けた。やはりかなりお疲れなのだろうか。

日本への期待として,ロシアに対する圧力の継続・強化とともに,国連改革へのリーダーシップが求められていた。当事国の大統領として,今回のような事態への国際社会の支援の限界に,失望と焦りを感じているのではないだろうか。

頑張れというのは簡単である。では,われわれは何ができ,なにをしなければならないのか。投げられたボールを正面から受け止めねばならない。

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春雪

2022-03-22 20:00:23 | 日記

春      雪

3月の雪はめずらしくないが,それにしても寒暖の変化が激しすぎる。

3月22日自宅にて撮影

3月20日茨城大学農学部にて撮影

寒桜雪を化粧に咲き誇り  羽花山人

 

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時差

2022-03-21 20:47:00 | 日記

時    差

今日は春分の日。理論的には昼と夜が同じ長さになる。

今朝のこの辺の日出は5時43分で,経度が5度ほど西にある明石市より約20分早い。日本の東と西の端では,経度にして約20度の差があり,時差にすると約1時間半である。しかし,日本の時刻は標準時で統一されている。琉球大学の先生が北海道大学で集中講義をした時,「なんて朝が早く明けるんだ。」と驚いていた。

失敗談を一つ。2002年に,パラグアイからブラジルのマットグロッソ州に出張した時のことだ。リオデジャネイロで腕時計を空港の時間に合わせて,飛行機を乗り換えた。機内で,アメリカから来たご婦人とおしゃべりしながら,着陸のアナウンスを聞いて時計を見ると到着予定時刻になっていた。「よい旅を」の声を後ろに飛行機を降りたところ,迎えに来るはずの人の姿が見えない。不思議に思ってふと空港の名前を見ると,目的のところとは違う名前が書いてあった。空港の職員に搭乗券を示して尋ねると,次に停まる空港だという。

親切な職員から,「飛行機はまだ止まっているから,戻れば間に合うよ」と言われ,降りてきたタラップを駆け上がった。要するに,その空港はリオデジャネイロとは時差が1時間あり,わたしがその修正を怠り,しかも着陸する空港名を聞き損じていたのだ。

席に戻った時,「ハロー」と言って私を見上げたご婦人の茶目っ気たっぷりの表情は,まだ忘れられない。

 

ジェノサイド

ウクライナでは各地の都市がロシア軍に包囲され,市民が犠牲になっている。マリウポリでは3週間にわたって生活必需物資の供給が断たれ,市民が避難所にしていた劇場が空爆されている。これはもはやジェノサイドだ。

動員された20万人の前でアジテーションするプーチンの顔が,ヒトラーと二重写しになる。

 

ア セ ビ

阿見町にて撮影

馬酔木と書く。植物体全体に毒性があるので,動物は敬遠する。奈良の若草山は鹿が食べないので,アセビが沢山生えている。

 

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辛夷(コブシ)

2022-03-19 19:59:21 | 日記

辛 夷 (コブシ)

辛夷の花の季節になった。

3月19日,阿見町にて撮影

辛夷と言えば,思い浮かべるのが遠藤・千コンビの『北国の春』。作詞者のいではくさんは信州佐久の出身で,故郷の風景を思い浮かべながら歌詞を考えたという。わたしはこの曲をコカリナで吹く十八番にしている。

辛夷には農業の神が宿るといわれ,花が咲くのは農作業開始の合図だという。

わたしが勤めていた茨城大学農学部では,キャンパスのシンボルツリーが辛夷である。同僚のH教授が5本立ちの辛夷の木を苦心して移植し,当初は満開の花で卒業生を見送っていたが,その後樹勢が衰え始め,心配していた。今日,久しぶりにキャンパスを訪れたところ,種々手入れをしたらしく,樹勢が少し回復し,花を着け始めていた。

3月19日茨城大学農学部にて撮影

このまま満開の花を着けるまで,回復してくれることを祈る。

 

哀悼宝田明さん

宝田昭さんが亡くなった。87歳だったそうである。

わたしにとっては,青春スターの代表である。その青春スターが,シニア用の紙おむつのコマーシャルにキャラクターとして登場した時にはちょっとびっくりした。しかし,紙おむつの着用は決して恥ずべきことでないのを,宝田さんがあえて示すために出演しのだと考え,あらためて敬意を表した。

核廃絶と平和を希求し,発言を繰り返されていた。今のウクライナの事態に,どれだけ心を痛められたことか。

ご冥福をお祈りする。合掌。

 

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ジャガイモ

2022-03-17 19:26:17 | 日記

ジャガイモ

ジャガイモを植え付けた。今年最初の畑での植え付けである。

品種は男爵薯。煮崩れしやすいがその方が味がよく滲みるので,わが家では定番である。

ジャガイモは塊茎(芋)で繁殖する栄養繁殖作物なので,理論的には自家繁殖が可能である。しかし,畑で収穫した芋はウイルス病に感染していることが多いので,ちょっと高価でも毎年種芋を購入しなければならない。もったいないので,芋を半分に切って植え付ける。以前,種芋が手に入らなくて,前年収穫した芋から育てたところ,ほぼすべてがウイルス病になっていた。食べて毒ではないが,芳しくない。

ウイルスフリーの種芋は,茎の頂端にある組織を培養して得られる植物をもとにして生産される。茎の頂端はウイルスの濃度が薄く,そこから培養して得られる植物がウイルスフリーになることは,1943年アメリカのWhiteによって発見され,その原理を日本で応用してウイルスフリーの種芋生産体系が開発されている。それにしても1943年と言えば太平洋戦争の真っ只中で,日本ではWhiteのような研究をやっている余裕はとてもなかったろう。

増殖の各段階で,ウイルス感染について厳密なチェックを受けるので,種芋の値段が高いのはやむを得ない。

 

ノラボウナ

野良坊菜とも書く。セイヨウアブラナの仲間である。東京多摩地区西部から埼玉県にかけてつくられていたのを,川崎市が普及に力を入れ,広まってきた。

わたしは,大学一年先輩のY・Mさんから10年くらい前に種子を分けてもらい,以来自家採種して作り続けている。

栽培は簡単。8月の終わりから9月にかけて播種し,間引く以外に手間は要らない。1~2月に葉っぱを鳥に食べられるが,放置しておけば成長を回復する。3月から蕾をつけた花梗が伸びてくるので,菜花として収穫し,約一か月は楽しむことができる。

 

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地震

2022-03-17 09:00:26 | 日記

地   震

昨夜,強い揺れに目を覚まし,起き上がろうとしたら,立っていられなかった。公式発表を参照すると震度度4強から5弱と思われる。昔,孫と一緒に作って飾ってあった弥次郎兵衛が落っこちていた。その他多少の落下物はあったが,人的・物的被害は一切なし。停電も約1時間半で解消した。

地震はいつ起きてもおかしくない。備えの必要性をあらためて感じた。

 

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