すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

遠くの背中をもう一度見つめる

2016年08月23日 | 雑記帳
 むのたけじの本について、改めて当ブログに載せているものを検索した。

2007
 最も古くてねっこにある言葉
http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/5b018c7cedb5e83af6d944dd6685c0df


2008
 九十三歳の語りに触れて
http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/dda3a9f533c7d0ac7dbbb9266d8eeaa6

2011
 寛容しない本を読む
http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/2590d1c783bea8d9f7f8d6aed08bed96

2011
 熱を振り撒きながら歩く人
http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/c65e1bff003b35cd3dc77bc74d69d579


2014
 桎梏
http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/f144ac3d0a112706734e12801ffc8fd8




 改めて読んでいて、最近『とと姉ちゃん』の放送によって注目を浴びている、花森安治のことが思い浮かんだ。

 二人とも自らの戦争体験によって「二度と戦争しない」が出発点であり、権威に対する反抗精神は深く重なっている。
 ただ同じジャーナリストとしての方向、戦略的な点に著しく違いがある。

 花森は都会に居て庶民の暮しに焦点を絞り、むのは郷土に返り、地方からの発信に徹底した。

 知名度だけでは測れないが、その差には戦後日本の姿が凝縮しているとは言えないか。