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事業計画書の策定フロー

2016年09月19日 | ブログ
 事業計画書を策定する際のフローで、SWOT分析を用いることがあります。
 以前は、必ずと言っていいほど、SWOT分析を用いていましたが、ここ最近は、SWOT分析を用いていません。(正確には、最終的には、間接的に用いている、という表現が正しいかもしれませんが…)
 その理由は、何が強み・弱みなのか、その判断は極めて高度であるべきで、そんなに簡単にフレームワークに落とし込めるものではないのでは?という疑問を持ったからです。
 「知恵の経営」をしていくと気づくことですが、強みは、それ単独ではあまり意味がなく、他の強みとの連鎖によって、また、だれが、どのような場面で、どのように使うか、ということで、その価値が大きく変わってしまいます。
 これらのことを踏まえると、強みを深掘りし、その結果、その強みを将来どのように活かしていくのか、足りない強みがあるなら、どのように生み出していくのか、それを考えていくことが大事であって、強みの活かし方が分かれば、必然的に弱みの解消にもつながると思ったからです。
 その際、外部環境については考えていますので、間接的にSWOT分析をしている、という表現になりました。
 弱みを知ることも大事ですが、もっと大事なことは、強みとその源泉(強みを生み出した背景)を知ることだと思います。なぜなら、強みを活かすことでしか、未来は創ることができないからです。