東日本大震災から1年、日本復興のキーワードは、「無形の強み」(=「知的資産」)です。
「無形の強み」(=「知的資産」)とは、企業の強みの源泉である、経営理念、社長のリーダーシップ、従業員のモチベーション、技術力、短納期対応力、アフターフォロー体制、顧客とのネットワーク力などです。
「知的資産」は、無形ゆえに、どんな大きな災害を受けたとしても、消えてなくなることはありません。逆に、有形の資産がなくなってしまっても、無形の資産を保有している限り、いくらでも事業を復活させることができます。
資源のなかった日本は、「技術力」という無形の資産を活用して発展してきました。その際、重要視されてきたのは、優れたものを生み出すプロセスでした。
それが、いつのまにか、プロセスを軽視し、結果のみを重要視する社会になってしまいました。
今こそ、日本の強みである、無形の資産をあらためて見直し、それを評価する社会にしていくべきです。
そのことによって、日本経済が復興していくことになると思います。
「知的資産経営」こそ、日本経済復興のキーワードです。