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あるべき姿で問題が変わる

2011年02月21日 | インポート

 ある研修講師での出来事です。「問題とは、現状とあるべき姿の差(ギャップ)です。」という前提を踏まえて、受講生にグループワークをしてもらいました。非常に優秀な受講生の集まりでしたので、とてもスムーズに問題を導き出していました。

 しかしながら、あえて、「みなさんのあるべき姿はその程度ですか?」という言葉を投げかけさせていただきました。

 現状とあるべき姿の差(ギャップ)が問題のため、あるべき姿の設定で、問題のレベルが変わってしまうのです。

 そのため、あるべき姿の設定の仕方によっては、問題を解決した結果、単に「定常」に戻ってしまうことにもなりかねません。

 企画的問題を解決していくためにも、理想のあるべき姿を設定することから始めることが大切です。