【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフクラブ◆飛ばしの秘密は?

2019年04月17日 20時41分27秒 | ゴルフ



ゴルフクラブによる『飛び』の秘密を
考えてみましょう。






①長尺化によるヘッドスピードの増加

長尺化によるヘッドスピードの増加は
飛びの要素になり得ます。
がしかし 長尺化するために、ヘッドを軽量化
してしまったのでは
単に「ヘッドスピードの数値」が上がるだけです。

例えば 車で考えてみましょう。
 何か(例えば怪獣とか^^)に意図的にぶつかって壊す としましょう。

時速30キロでダンプカーがぶつかるのと
時速60キロで軽自動車がぶつかるの では
 どちらが破壊力が強いでしょう?

セット内を同じ流れにするようにゴルフクラブを製作すると
ヘッド重量を 半インチ 8~10g増減させます。
同じヘッド重量のまま 長尺化すれば
それは確かに『破壊力の増大』につながりますが
ヘッド重量を軽量化しての 長尺化は
扱いにくさの増大もついて回りますので
実際の 飛距離アップ にはつながりません。

独りよがりの数値の上でのヘッドスピードアップ
だけが利点???です。


と同時に騙されがち ですが
44インチを基礎にすると46インチに変更して
 44インチ➟46インチ 5㎝の差です。
で 平均しても速くなるヘッドスピードは 1.5㎳以下です。
1インチ長尺化しても 数値だけをとっても
ヘッドスピードは 1msあがりません。
ヘッド重量などほかの要因が同じとすると
その 1.5㎳ヘッドスピードの「数値」が上がる ことによる
飛距離アップは たった 5ヤード です。
それによって 立った製品ロフトを使える可能性があるので
(ここの部分が 長尺化の最大のポイント、真意です)
10ヤード近く飛距離を伸ばせる可能性…はありますが
5センチ長くなったことによる スイングに対する風の影響
ミスヒットの度合い、安定度 などを加味すると
長尺化での飛距離アップは幻想と言わざるを得ません。
最大(高)飛距離は10ヤード増えるかもしれませんが、
平均飛距離は変わらないか、もしくは落ちる可能性もあります。


②ヘッド重量の増加

クラブの扱い方(振り方)によって
ハッキリと分かれるところですが
効果は高いです。

クラブヘッドだけで言うと
🔴慣性モーメントの増加 や
🔴重心距離を長くする ことは
これに該当します。

ヘッド重量が重くなるとヘッドスピードが下がる…
ヘッド重量が軽くなるとヘッドスピードが上がる…
と思いがちですが
弊社でテストした限り
ヘッド重量以外をすべて同じ条件で
ヘッド重量を ➟20gアップ ➟40gアップ
ヘッド重量を ➟20gダウン ➟40gダウン
しても ヘッドスピードの増減は殆どなく
ヘッド重量を軽くすると
ヘッドスピードの多少のアップは見られますが
それも10球も打つと慣れてしまうのか
元のヘッドスピードに戻ってしまいます。


ヘッド重量を上げる効果は
慣性モーメントが増し
 運動の持続性やヘッド姿勢の継続性が高まり
ミスヒットやラフ・バンカーに強くなります。

ゴルフスイングとは
行き着くところ 重さの使い方 ですから
重いものほど それをどう使うかの試行錯誤
創意工夫が得られますので
デメリットは殆どないのですが、
ショットはヘッドをブンまわすものと妄信する人には
自由が利かず、辛いものとなるでしょうね


③ロフト(ロフト効果)を立てる

ヘッド重量とともに
飛距離アップの効果が非常に高いです。
おそらく アマチュアが飛距離の問題を解決する
最大の鍵になると思われます。

この40年のゴルフクラブの変遷と飛距離の相関関係は
基本 この『ロフト効果』によるものです。
長尺化によるヘッドスピードではないのです。


アイアンの場合、
製品として『ストロングロフト』になっているもの
には欠点があります。

今の 7番アイアンは30度強
20年前の5番アイアン
40年前の4番アイアンのロフト です。

それは飛びますよね。

それによって 従来存在しなかった
PS・AW が追加され
セットも 従来は #3~P、SW だったものが
#5~P、A、SW 構成に替わりました。

まあ 番号が変わっただけのロンダリングみたいな感じです。

それを飛ばす為…深く考えると意味不明なのですが
更にロフトをストロング化すると
120ヤード以下 というアマチュアにとって
使う頻度の高い距離帯 に
クラブが少なくなります。
150ヤード以上 というのは
登場する頻度も多くない上に
色々な要素からミスも多い距離帯に
番手が 5本も7本も充実しており
120ヤード以内という
登場する頻度の多い距離帯に
番手が2本しかない なんてことが
発生します。

野球で言うと 外野に5人野手がいて
内野に2人しかいないような構成です。

ですので そこらへんも踏まえた上で
ロフト構成は考えましょう
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飛距離アップ計画!

2019年04月17日 18時37分34秒 | ゴルフ




多くの方が「もっと飛ばしたい」という願望、
もしくは「飛ばない…」という悩みを抱えています。

その悩みを解決する 基本は「ロフト」にあります。

 ✋安易に立ったロフト、ストロングロフトの
 クラブにしなさい と言う意味ではないですよ^^


30年前まで ドライバーは43~44インチ 
が標準でしたが、昨今では46インチも珍しくなく
この長さが 6センチも8センチも長くなった利点は
それまでよりも立ったロフトを使うことが出来る
という事です。

ヘッドが大きくなる ☞ 長尺化しやすい
慣性モーメントが上がる ☞ 長尺化しやすい
長尺化 ☞ 今までより立ったロフトが使える可能性

というのが 特にドライバーの進化 なのです。



ゴルフショットの破壊力は 単純に
 ヘッド重量×ヘッドスピードの二乗 で
これが
☞ボールの速度
☞ボールの回転
☞ボールの高さ(角度)に
分散します。
破壊力が増えた時、主に回転が増えやすく
飛距離に悩んでいるゴルファーは
破壊力が ボールの速度…ではなく高さや回転に逃げる
から悩んでいるので、効果が出ません。

ゴルフクラブが長尺化するということは
長尺化によってヘッドスピードは微増しますが、
長尺化させるためにヘッド重量 は落ち
破壊力そのものはあまり大きく変わりません。

長尺化・ヘッドスピード減量によって
よりヘッドやクラブを振る という
より大きく、より速くクラブを振る という
破壊力が スピンや高さに化けやすいスイングが
強まるので 飛距離が伸びることは実は稀なのです。

私が見る限り 多くのゴルファーの8割以上が
長尺化や何かの方法で ヘッドスピードなどの
破壊力が 30%増えたとしても
それが飛距離に直結する ボールの速度の増加に
つながるのは稀で
 ボールの速度 5%増し  回転15%増し
こんな感じの増加になっていきます。

 *もちろん ボールの速度・回転・高さが
  バランスよく配分されていないとダメです。


つまり ボールをより遠くに飛ばす
より少ない労力でも ボールを遠くに飛ばす
 ということは 運動量や速度などの
破壊量を増やすことがメインではなく
その破壊量を効率よくボールの速度にする
というところが メインテーマ なのです。


ロフトには ロフト効果といい
見た目のロフト、製品ロフトだけでなく
ヘッドの軌道 も含まれますが
アマチュアゴルファーは ロフト・ロフト効果が立てられれば
簡単に飛距離を伸ばすことが出来るのです。
(ロフトが立てられればですが…)

このロフトとロフト効果には
組み合わせとして 4パターンがあります。
横の数値は私が見た感覚的なゴルファーの割合です。(100)


①外観上ロフトが開いている × 煽り打ち(上昇軌道) 
②ロフトが立っている × 煽り打ち

③ロフトが立っている × 上から打つ(下降軌道) 
④ロフトが開いている × 上から打つ
 

アマチュアゴルファーの全部に近い割合が①です。
現代のプロゴルファー、飛ばし屋と呼ばれる人
     のほとんどが②に属しており
②のスイングは (地面から打つショットは苦手でしょうね)
条件として 練習量が豊富、体が丈夫、
そしてヘッドスピード・練習量が豊富でないと
フェアウェイウッドが苦手になり、
ヘッドスピードが低めな②はバンカーが苦手になります。
多くのアマチュアの①のゴルファーは②を目指していますが、
そこに行き着くのが早いか、体を痛めるのが早いのか
という状態です。




弾道の状態としては

①ロフトが開いている × 煽り打ち
 打ちだし角度高め スピン多め
②ロフトが立っている × 煽り打ち
 打ちだし角度高め スピン少な目
③ロフトが立っている × 上から打つ
 打ちだし角度低め スピン少な目
④ロフトが開いている × 上から打つ
 打ちだし角度低め スピン多め

✋目指さなくてはいけないのは③です。
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