【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

柔らかいシャフトとグリップ

2019年04月05日 17時02分00秒 | ゴルフ





そうですね…、数えたことはありませんが
おそらく 数十万本のグリップを交換、装着した
と思います。

そんな数をやっていると
グリップの痛みとシャフトの硬さには相関関係が
あることに気付いてきます。



左手の親指の部分の痛みは
ハッキリと硬いシャフトを使っている というか
使う人にとって「オーバースペック」な硬さを使っている
証なのだと思います。

ハミングバードでは 20数年の歳月で
ドライバーシャフトの硬さ~振動数では
240cpm 位から始まり
220 ➟ 200 ➟ 180 ➟ 160
4年サイクル位でこの位落ちてきています。
それに伴い グリップの痛み
数年使っても 痛みのあまり見られない状態に
どんどんとなってきており
それは確信になってきました。

スイングに至っては
シャフトの硬さが落ちてくると
ハッキリと アマチュアゴルファーの悩みの一つ
「オーバースイング」は減少、消滅していきます。
先日も書きましたが、
某女子プロのあのスイングは
幼少の頃に お父さんの使わなくなったクラブ
(使わなくなった…という時点でキツイのですが)
それを身長に合わせて 切られた
めちゃ堅い、めちゃヘッドの軽い クラブによって
作り出されたスイングです。

左手の親指の部分が痛む ということは
そこに特別な「摩擦」があるという事で
スイング中にそこが動いている、もしくは握り直し
があるということですから
硬いシャフトを しならせて しなりもどす
シャフトをしならせる ということは
グリップ部とヘッド部の移動量が大きく異なる
という意味ですから
先端に重さの付いたヘッド部をグリップ部よりも多く動かせば
それだけ強く握っていないと
クラブは放り出てしまいます。

不思議なのはグリップ(シャフト)には
テーパーが付いており、お尻…後端に向けて
緩やかに太くなっています。
シンプルに遠心力に逆らう のであれば
エンド部分が痛みそうなものですが、
左手の親指付近が支点になるような
何か特殊な摩擦が必要になる ということです。
エンド部に比べると細くなっていますから
接触面積が足らず、より強くチカラが必要
ということでもあります。



ところが、距離が変わる訳でもなく
場合によっては伸びるケースも少なくないのに
シャフトが柔らかくなってくると
と、同時にヘッドも重たくなってきているのに
グリップの痛みはかなりはっきりと軽減されます。

細いグリップを好む理由 と
硬いシャフトを好む理由・・・・
なんだか 私にはよく分からないですが、
グリップを見る限り
硬いシャフトはより握力が必要で
より複雑な行程が必要になる と断言できます。
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シャフトの使い方講座 番外編

2019年04月05日 14時48分01秒 | ゴルフ


軽いクラブヘッド。。。そして
硬いヘッドの組み合わせを使って
ゴルフスウィングを覚えると。。。

一番の弊害は
ヘッド姿勢やクラブの位置などを
感じられず 自分の動き 動き 動き
そちらばかりに頭が行ってしまうコトだと思います。

クラブを手で上げて。。。
左腕 左肩だけで テークバックを取った時
クラブは、フェースは開きます。

本来 傾いた姿勢の中で 向きを変えるので
地面に対しては やや シャット な状態が
スクエアな訳ですけれど



この状態では
クラブは 不必要に90度近く回転してしまい
ある意味 ロフト角度とライ角度の立場が
逆転 しているような状態になっている訳です。

オリジナルの製品ロフトが 30度のクラブで
有ったとしても この時点では
100度とか、120度になっている訳ですから
始めの 30度の意味合いですら 失っています。

ヘッド重量がしっかりしている とか
シャフトが動く そんなクラブを持っていれば
ロフトを開いたり 片腕だけでクラブを動かせば
非常に重いですから 自然に回避するもの。

クラブの姿勢や位置による 変化の感じ取り難い
打ち手、使い手に伝わり難い 軽いヘッド
硬いシャフトのクラブでは クラブの位置や姿勢などは
縦横無尽にどこに動かしても さしたる違いは
ないのですから 困ったモノです。

日本人は 形 から入るのが好きな というのも
有るかも知れませんが
ゴルフクラブ という ゴルフボールを
コースの中で 簡単に 遠くに 飛ばす構造、形状の
モノを適切に使うのには
その形に応じて 動かしてあげる必要性 が
有る筈なのですが
自分がこう動く こういう形にする
というのを あまりに優先する余り
動きをし易い 軽いヘッド 硬いシャフトを
選ぶ傾向は否定できません。

コースへ出れば 唯一のパートナーですし
練習場で長い時間、たくさんの球数を打つのには
最高に付き合いのよい先生な訳ですから
「俺が」 「俺が」 という利己的な感覚で
クラブを選んでは ゴルフクラブの使い方を
学ぶことは永遠に出来ませんし
その感覚は その人のゴルフライフを
ある意味 決めてしまうような気 すら します。

シャフトは撓らせて しなり戻して使う
なんて とんでもないことを提唱するレッスンプロ
もいますし 実はゴルフクラブの構造なんて
全然知りもしないのに ゴルフクラブにとって
一番苦手は円運動、ヒネリの運動をさせて
結果 からだへの負担を増加させる理論もあります。

それで 一時は飯を食えるのかも知れませんが
道具を無視し からだすら蔑ろにする方法は
いずれ ゴルフの魅力を奪い取り
ゴルフ人口を減らし、ゴルフそのものを衰退
させてしまうと プロフェッショナルな人々が
考えるべきことをしていません。

名前が有名か、スコアが良いだけの人が
クラブの選び方と同じように 利己的な発想で
自分以外を犠牲にし 行き着くところ 自分すら
緩やかなる自殺に向かっているのは
胸の痛いところであります。。。
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