【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフショット ヘッドスピード…について

2019年04月04日 17時45分21秒 | ゴルフ


ヘッドスピード っていうのは
 何とも罪深い、ゴルフの、ゴルファーのスペックですね。

多くのゴルファーを見たり、計測して来ましたが、
ヘッドスピードに関しては
 数値が高ければ
『万事OK』なんてことは絶対ありません。

とは言え 低すぎればよい 訳でもないので
とても扱い辛い代物です。

スナップショット 2 (2014-03-03 22-28)

ゴルフクラブの機能通り、
正しく クラブを扱っていれば
 ヘッドスピードと体重 があればあるほど良いでしょう。
同じ基準なら ヘッドスピードの差は出ます!。

しかし、世の中で プロゴルファーも含め
正しくゴルフクラブを使っている人にお目にかかるのは
小学校の時の初恋の人に
 ギザのピラミッドの前で偶然再会する より少ないですね( ゚Д゚)

ですので 正しく、もしくは正しい路線 で
クラブを扱っていれば 
 自分よりも数値として、(単なる数値ですが)
 「ヘッドスピード 5ms上」の人にも
 楽々 飛距離で勝つことが出来ますし、
 おそらく 安定度も自分の方が上になるでしょう。

ヘッドスピードで5ms は見るからに差がありますから、
一緒に回れば、そのヘッドスピードが上の人は
まず メロメロになります



悪い言い方をすれば
 ヘッドスピード信仰の強い人は
 ボールを回転させること、高く上げること
 にすべてのスピードを注いでいる状態です。

飛距離 は 水平距離 です。
 横の移動距離です。
高さ競争でも、スピン競争でも、
ヘッドスピード競争でもありません。

例えていうのなら
 最近の軽自動車は馬鹿にできませんが、
ヘッドスピードの速い人をポルシェ
ヘッドスピードの遅い人を軽自動車 として、
弊社のある 横須賀から東京駅まで競争したとします。

軽自動車の人は真っ直ぐ東京駅に向かいますが、
ポルシェの人は富士山経由で東京駅に向かうようなものです。


おそらく ポルシェの人の方が平均時速も速いでしょう。
しかし、いかんせん『道のり』に差があり過ぎます。
地図の上では 少々オーバーな感じがしますが、
横の移動距離~水平距離に比べ
 高さやスピンを大幅に無駄に増やす というのは
この位の差になるのです。

そして もう一つの『違い』は
正しく扱っていないと 体への負担も非常に多く、
低いヘッドスピードでは飛びませんから
自分の身を削ってても スピードを出さねば飛びません。
正しく扱っていませんから、
肉体性能が落ちた時、クラブに助けて貰えません。

一方、クラブを利用するスイングでは
クラブにも助けて貰えますし、
遅い動作でもほどほどの距離は稼げますので
体への負担もとても少ない。
年々、落ちる肉体性能に応じて
クラブを変化させていけば十分補えます。


プロゴルファーを見ていても
とても強く思うのですが、
ゴルフは「スコアを争う競技」です。
スコアには打った距離や、打った番手など
一切記載されず、条件も付きません。
本来、その環境は日本人向きな筈です。
肉体的にハンディのある我々日本人が
何故に「欧米人」と同じスタイルでゴルフをするのか
甚だ疑問に思う訳です。

ゴルフは大人のゲームであり、
知恵によって どうにでもなるゲームな筈で
何故に肉弾戦のような路線に猛進するのか
とても疑問に思います。
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飛ばせるドライバー考察

2019年04月04日 15時43分39秒 | ゴルフ
昨日の記事の続き…になりますが、



メタルのドライバーのロフト というのは
だいたい40年位前
パーシモン(木製)のヘッドから
メタル素材のヘッドに移った時の問題を
そのままひきずっています。
u=2368701261,1095988984&gp=0

木製のヘッドの時代は 一般的なドライバーのロフトは
だいたい 12度前後でした。
プロであっても 似たようなロフトを使っており
木製ヘッドの10度のロフト ・・・なんていうのは
当時の人気プロ マッチョな代表、グレッグノーマン位が
やっと使えるロフト角度だったのです。

その原因になっているのが
今でいう 反発係数 です。
木製ヘッドの反発係数は 0.9を楽々越します。
0.96なんて言う とんでもないものまでありました。

これは ボールとヘッドとのゆがみ率の相関関係で、
木製ヘッドは金属素材のモノよりも ヘッドが歪み
ボールが歪まず ボールのスピンが極端に少ない
と言うコトを指します。

 ☆この反発係数の数値…ですが、単純に
  1mの高さから落としたら どの位跳ね上がるか
  と言う数値と思ってください。
  ここから トランポリン効果 と言う言葉が生まれています。
  意外かも知れませんが、双方の歪み率が近いほど
  ボールは『潰れ~潰れ戻り』にエネルギーを浪費しないので
  跳ね上がる量は大きくなります。
  重量のロスがありますから 0.96なんて数値は
  ほとんどロスがない と言えるほどの数値です。
  現在のメタルヘッドの場合、素材が硬くて反発する!
  のではなく、強度というか、剛性が高いので
  意図的に歪む構造を造っても壊れないよう作っています。
  意図的にボールの歪み率に近づけている、と言うコトです。

この点はスイングにも関係してきます。
ドライバーの特性として、
極端にスピンが少なければ、スピンがかかるように打たないと
ボールは飛びません。浮きません。
それが ベンホーガンのスイング理論 です。


それはさておき、
当時は反発係数など 理解されていません。
木製ヘッドのその形状をそのまま 金属素材・メタル
で造った訳ですが、
今度は ボールとヘッドの歪みの相関関係が
極端に違い ヘッドは歪まず ボールばかりが歪み、
スピンがものすごく増えてしまいます。

それを抑制するため ロフトの構成も
12度から 10度へ と標準値が変わって行きました。

その名残が今も続いているのです。

ドライバーヘッドの製造技術やノウハウも進み
現代では かなり歪み率は向上し、
ルールも設定されましたが、0.80位でオサマっています。


ゴルフを上手くなりたければ…

ゴルフは野球やサッカーでいうところの
4番バッターや点取り屋も 送りバントする人も
パスを回す人も、敵をマークする人も、ゴールを守る人も
ピッチャーもキャッチャーも全部一人でします。
飛ばすのも大切ですが、
飛ばさないのも重要です。
特に ドライバーショットは
ティーアップと言う空中にある特例的な条件で
ボールを打ちますから、
それ専用の打ち方をしてはいけません。

パッティングも含め ゴルフのショットの
6~8割は地面の有るボールを打つのです。
ですので 空中にあるボールを下からすくう打ち方を
覚えてしまうと パターも含め
ショットの6~8割は上手く行かなくなります。



ゴルフを上手くなりたければ
『できるだけ多めのロフトのクラブを
 できるだけ低めに打つ」と言うコトを覚えると
ドライバーショットからパターまで
つながりのある 動き・スイング・ストロークを
覚えることが出来ます。

平均的な日本のゴルファー…58歳位 の
平均的な「実質」ヘッドスピードは 40㎳
あるかないか です。 おそらくないでしょう。

そのヘッドスピードでも
ちゃんと ロフト通り、ヘッド重量通りボールが打てれば
240ヤードというのも夢ではありません。
しかも そのように打てれば
そのショットは 地面から打つショット
アプローチやパターまで共通する打ち方で
やっていけるのです。

少々 嫌味な言い方ですが、
ロフトの立ったドライバーを使っていることを
自慢にしている人がいますが、
「俺さ こすり打ちし方出来ないから このロフトなんだよね」
って告白してるようなモノですから、
自重した方が良いと思いますけどね…。
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