【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

重さと戦うか 重さを利用するか

2019年04月14日 20時11分55秒 | ゴルフ




飛距離に悩むゴルファーの多くが
「飛ばしはヘッドスピードにある」と考えています。

ウソ! とは言い切れませんが、
半分はホント、半分はウソと言えるでしょう。
(もっと少ないかな…)
飛距離に悩むアマチュアゴルファーの飛ばない理由においては、ヘッドスピードを上げると飛ぶようになるか
には疑問符が沢山付きます。

ごくごく平均的なゴルフをする
成人男性(平均値59歳)のドライバーショットで
ヘッドにかかるボールの重さ、
ボールにかかるヘッドの加圧(質量)は
800キロにも及びます。


その重さに耐えるクラブ扱いをしておかなくてはなりません。

多くのゴルファーが行うゴルフスイングは
インパクト付近で、体や左腕を止めた状況で
クラブと利き腕(右腕)だけを動かしている
俗に言う「手打ちの状態」です。

別な言い方をすれば
グリップそのものを体や腕さばきで動かして
グリップの移動が直接ヘッドの移動になる打ち方と
グリップを先に動かし、それを支点として
その後ヘッドだけを動かす打ち方は
極端には 打ち抜きの前後はクラブしか動いていません。

それでは動かしている総体の質量が低く
しかも、その打ち方ではボールの打撃力は
スピンに化けやすいので
スピードをアップしても 飛距離増加の効果は薄い
殆どないと言ってもイイでしょう。

インパクトで 体と言う一番質量の重いものを
原動力にして重さをどかす打ち方をした方が
ボールと言う質量に勝ち易くなります。



腕や手だけで クラブを動かしてショットしている限り
その800キロと言う重さに勝てず
労力が飛距離に繋がらない だけでなく
その質量(ボール)に動きを止められてしまいやすいので
フォローやフィニッシュが取れない
というのもありますね。

ゴルフクラブは
その形状から クラブの重さはグリップをどう移動させるか
グリップを移動させるためのもの です。

➡グリップを移動させ
それから後にヘッドを動かして打撃すれば
クラブの重さやその形状の理由は
既に使われた後に、単なる「労力」で打つことになります。
クラブの機能が使われている時にボールを打たず
逆にその重さが負荷になる状態でボールを打つ訳です。

そして、とても重要になるのが
一番速度を上げたいところで
体の中に止めておく部分と動かす部分の二極が発生し
その境になる部位・箇所に負担が集中するということです。

それは人によっては左手首であり、左ひじであり
場合によっては首なんてことにもなりかねません。

質量に勝つ為にも、飛ばすためにも、
体を痛めないため、にも
グリップの移動そのもので打撃を心がけて下さい。
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『ミスに強い』スイングの造り方

2019年04月14日 18時00分33秒 | ゴルフ



ショットはミスの連続です。
ほぼ 全部のショットがミス と言っても過言ではありません。
メジャーの数度勝っている ニックファルドは
練習や試合を通して 自分のゴルフ人生の中で
ミスでないショットは『2回』しかない と言っています。

使えるミス、許容範囲をミス、
ミスの範囲を狭める という考えが
もっとも ゴルフ向上への王道 と言えるかも知れません。


そこで、ミスに強いスイングの造り方
 には②段階(②ステップ)あります。


ステップ1

 インパクトを下降過程にもってくるコト


 
距離のミスや左右のズレ よりも
アプローチなども含め、アマチュアゴルファーにとって
痛いミスは トップ・ダフリ でしょう。

それを防ぐのには
『スイングを弧だと思わないコト』 です。

スナップショット 1 (2017-07-10 15-54)

スイングは最終的には弧を描きます。
しかし それは「自分が体を回すから」で
重さがかかって それを逃がしていく
無意識に近い動作です。

体と言うターンテーブルが重さを逃がしていく結果
体が向きを変えていくモノで
それを 手さばきで円を描いてしまうと
多種多様な球筋を生んでしまうコト になります。

ヘッドターンなどは論外ですが、
手さばきで ヘッド姿勢を変えようとすると
その作用によって 円弧…ヘッド軌道も変化します。

インパクトをヘッドの最下点にイメージしておくと
下降軌道で打つ場合も発生しますし、
最下点で打つ場合も発生しますし、
上昇軌道で打つ場合も発生します。

この手のスイングはヘッド姿勢の変化も激しいですが、
例え ヘッド姿勢が一定であっても
下降軌道でのインパクトと
上昇軌道でのインパクトでは
まった違った球質になり、距離も異なります。

これでは球筋は安定しません。

円弧自体は自然な回転に任せ、
斜めの直線軌道で 下降過程にインパクトを持ってくる
最大のメリットは
 ヘッドの位置、特に高さにおいてとても寛容
になることです。



ボールの大きさは 約4.5センチです。
円弧でスイングすると
 👉ボールの横はらを打つイメージだと
 1センチ高くても、1センチ低くても
トップになったり ダフリになったりします。

ボールを上から打つ
👉フェースでマットに押さえ込むイメージ であれば
上下1センチのズレは球質には殆ど影響しません。

ある意味 フェースを大きく使えると言うコトです。

ダイレクトにハンドファーストではありませんが、
飛球線方向に対し シャフトが前に傾いている
というのが下降過程の一つの目安です。


ステップ2

 モーメントが大きなスイングを造る


これはクラブの使い方にも直結します。
👉スイングの弧を大きくするのとは異なります

正直、この10年でピタリと止まってしまった…
ルールのせいなどで 限界に到達してしまいましたが
クラブの進化はモーメントの増大とともにありました。

ヘッドで言えば モーメントの増大は
メタルヘッドの大型化
アイアンのキャビティ化
などが最たるモノなのですが、
慣性モーメントの数値の増大化 は
エネルギー伝達、ミスに対する耐性、を向上させます。

慣性モーメントのアップは
ヘッドの移動~運動を維持させ
ヘッド姿勢を保たせるチカラ と言えます。

ボールと言う重量物に当たっても
そのあたり方が色々であっても
ヘッドの減速を最小限に抑え、姿勢維持をさせる
というのがモーメントの役割ですが
スイングにとってもそれは同じです。



インパクト時に、インパクト前後で
クラブだけ、ヘッドだけを動かしてボールをとらえるか
体と言う スイングにとって最大の重量物を動かして
ボールをとらえるか とても大きな違いです。

ヘッドターンなどもそうですが、
ヘッドを動かすには
グリップを止める必要が生まれ、
それは無意識であっても体の運動も止めることになります。

体と言うスイング動作にとって最大の重量物を
止めてしまえば インパクトの衝撃や作用に弱くなり
体への負担も大きくなります。
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