【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ハミングバードと『柔らかいシャフト』

2019年03月18日 21時24分04秒 | ゴルフ




20数年前の話になりますね
その頃は ゴルフクラブで言うと
キャロウェイのビックバーサやセイコーのSヤード
なんて お化け商品の有った時代です。

ハミングバードはオーダーメイド、カスタムメイドの
ゴルフクラブのお店ですが、
開店当初はオーダーメイドのお店のお約束
グリップ交換が主たる仕事で、
ゴルフ場やゴルフ練習場を回って
グリップ交換のクラブを集めては
 グリップを入れていました。

時間とともに リシャフト… シャフト交換
の仕事も入ってくるようになるわけですが、
そこで 始めに大きな疑問を抱くようになります。




その当時のハミングバード基準では

👹 硬いシャフトは 45インチで振動数 250cpm以上
 ちなみに今の基準だと 硬いシャフトはドライバーでは190cpm位でしょうか
位だったと思います。

リシャフトをお願いされて →交換する。
練習場にも頻繁に顔を出していましたから、
調子を伺うと 「いいねー よくなったよー。」と
ま お世辞交じりでも言ってくれる。
しかし、その手のリシャフトをしたお客様の多くは
数か月、半年もしないうちに 新しいクラブに替わっている…。

なんか それが腑に落ちない のです。

壊れてもいない ドライバーのシャフトを
数万円かけて 選び、装着しなおしたもの
その寿命がほんの数か月。。。。

これはいったいどんな意味があるんだろうか…。

そのリシャフトした シャフトの特性 と
次のクラブや、次のシャフト機種 への
つながりや発展がまるで見えてきません。

なんとなく、なんとなく ですが
着せ替え人形のように 単にファッション的な感覚で
シャフトを入れ変えたり、クラブを買い替えたり
しているような気がしました。


そんな時、あるシャフトに出会いました。

そのシャフト その機種は
シャフトの振動数を 硬さ毎にかなりきっちり分けていて
5cpm毎に11種類もの硬さ、フレックスが用意されていました。

今でこそ シャフトの目の見える部分に
硬さ表示がされていますが、(2005年位からだと思います)
当時はシャフトの見える部分には
硬さ表示はなく、硬さはグリップの中の隠れた部分に
あったのです。

そこで その11種類の硬さを
全く同じヘッド(重量も含め)、全く同じ長さ
同じグリップで仕上げ、2か月位に渡り
延べで100人近い人に打って貰ったのです。

 45インチ 200gの11度のロフトのヘッド 
    スイングウエイトは D-3位だったと思います。

練習場での大々的な試打会もしました。




若い人もいれば、年配の方もいます。
シングルハンディ、ゴルフ歴30年を超える人や
始めたばかりの人もいました。
同時にヘッドスピードも計測していましたので、
ヘッドスピードは50を超える人から 30台の人まで
色々いらっしゃいました。
平均的には 40前後という所でしょうか…。


✊驚くことに そのテストをして頂いたお客様の
9割に近い方が その11種類の中で
一番柔らかいものが 一番打ち易く、距離も出る
という結果が出たのです。
 特に距離においては ダントツと言えるかも知れません。


一番硬いもので   振動数275cpm
一番柔らかいもので 振動数230cpm

特に 255cpmを超える硬さのモノは
誰一人として これはいい! これなら買う!
とは言いませんでした。



そして 同時に、 その目隠しの硬さ を
どんな順番か、どれが硬く感じ、どれが柔らかく感じたか
ほぼ全員のテスターに評価してもらった結果、
なんと 実際の硬さを全く逆な、反対の
硬いものほど柔らかく感じ、柔らかいものほど硬く感じた
という評価が半数を超えたのです。


とても興味深い二つ結果で
柔らかいものほど 方向性も安定性も距離も優れ、
人間の感じる シャフトの硬さは
 実際のシャフトの硬さ通りではない
 ということでした。
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硬いシャフト◆軽いヘッド

2019年03月18日 19時50分35秒 | ゴルフ



インサイドから
というのも、現在の主流のゴルフクラブ
硬いシャフト・軽いヘッドというのに起因しているような
気がしてならない。

ゴルファーの誰もが、レッスンを丹念に受けて
なんて、ゴルフを始めるわけではない。
多くのゴルファーは、雑誌、ネットや映像などの
視覚情報を真似るところから始めるのだと思う。



弊社に初めて訪れるお客様
市販の硬いシャフト・軽いヘッドのクラブと
弊社の柔らかいシャフト・重いヘッド。
この打ち比べをして、直ぐに変化するのは
テークバックの取り方に出る。
ご自分の持ち込まれたクラブでは
左手一本でもテークバックを取る事が出来ても、
弊社のクラブでは重すぎて、それが出来ない。
体で! とまでは行かなくても、半分半分で
行うようになるし、テークバックの深さ
トップの位置の深さにも、目に見えて変化が出る。

スウィングは円運動
みたいな観念を、視覚情報を元に
真似ていく。。。
そんな練習を重ねていくにあたって、
ヘッドの重い、シャフトの柔らかい
クラブであれば、それにもある程度の
制限が掛かるとだと思う。
ヘッドが重ければ、出来るだけ大きな筋肉で
動かさなければ、体が辛い。
先端を腕さばきによって振る、
シャフトを腕のひねりによって振る
ような テークバックは
シャフトの柔らかいクラブでは
なかなか安定した弾道が打てないので
避けるようになるのだと思う。

ヘッドが重く、シャフトの柔らかいモノ
これをグリップのねじりによって
開いたり、閉じたりしても
反応が非常に鈍く、遅い。
弊社のスペックが絶対とは決して言えないが
それでも、弊社のシャフトの硬さの倍の硬さで
それに30%も軽いヘッドの付いた
小手先で扱えるスペックのクラブ よりも
体全体を使って 打つことを憶えると思う。

ゴルフスウィングは
クラブヘッドがアドレスの状態から
30センチ動いた時点で
だいたいのことは決まってしまう。
特に、うまく行きにくい方へは
ほぼ確実にこの時点で決まってしまう。
その後 何かしようとしても
基本は動かさなくて良いモノを
(クラブを動かすのではなく
クラブを持った自分が動くのが基本)
動かし→戻す
という余計な動作をすることになるので
難しさも不確実性も一気に増す。
開いて→閉じる
なんてのも 二つも動作を増やし
閉じきってないからうまく行かないんだ
なんて、空を飛ぶような発想になってしまう。
開いて、閉じる だけでも十分余計なのに
さらに 急いで、たくさん閉じる
なんてのは、不可能の上塗りに
挑戦しているようなモノ。
まぁ、難しいから面白い というのは否定しきれないが
その間違った発想や観念、動作も
すべて 軽いヘッド、硬いシャフトの
ゴルフクラブから始まっているような
そんな気がしてならない。


ゴルフスイングは遠心力を使う
というのは否定はしないが
その遠心力を何に利用するかを
よく考えるようになるとも思う。
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Jack Nicklaus: Swing Study (Twenties)

2019年03月18日 16時52分33秒 | ゴルフ
Jack Nicklaus: Swing Study (Twenties)
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脱スライス宣言

2019年03月18日 16時48分39秒 | ゴルフ

脱スライス宣言

2013年03月18日



ゴルフクラブは構造上、普通に扱えば
ボールには左回転が生まれる
逆を言えば、ボールに右回転を与えるのには
何か「余計なこと」をしなくてはならない。
よくある”開いてあげて、閉じて降ろす”なんかは
行きは各駅停車に乗ってけれど、帰りは新幹線
と言う位の違いになるのに
多くの人はそれを信じてしまっている。

こすり球の場合、始めから不必要な動作が
多いのに、一番忙しい時に、さらに動作を増やし、
さらに遅れまいと急ぐんだから
そう簡単にうまく行くはずがない。

コメントに頂いた通り、今まで習得してきた技巧?
を損切りして、捨ててしまうことは
容易くないとは思うけれど、
どこまで動作をダイエット出来るかが
捕まったボールを打つ基本になると思う。

その多くの原因が「言葉」にあるような気もする。
こうやって、つらつらと文を書いているハミングバードが
それを言うのも非常に変ではあるが
そこら辺の観念の部分は重要だと思う。

例えば、ロフトを立てる
という言葉には、立っていないものを立てる
行く~帰る という往復の動作が有るように感じてしまうが
実際には 始めからのある製造ロフトで打とう ということで
単に今まで打っていた、打撃していたロフトと
比較したに過ぎない。



もしも、アマチュアの憧れるものがドローボール
であるとするのなら、スライスの延長線上、
たくさん練習し、何かを習得していけば
そこに辿り着くのではない と理解しないといけない。
道具を使うスポーツが、道具を持ったが故に
作業が増えるのであれば、道具の意味は消失してしまう。

距離に悩まれる方が多くいるので
「伏せたまま、ずっと伏せたまま」と口にするが
これも同じで、伏せて無いものを伏せるのではなく
始めから伏せられるように、クラブとスイングのメカニズム
は出来ているので、オーバーな言い方ではあるが
何もしない 側に寄っていかなければならない。

長く、多くのスライスに悩むゴルファーを
見てきた総論として 脱スライスしていくための
ポイントを考えていきたい。
一番の大きなポイントは 体のまわし方
なのだが、同時にそれが判ってくると
肘の使い方と言うのも掴めてくるのではないかと
思っている
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