【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

硬いシャフトであると機種による重心距離の格差はミスの原因に…。

2019年03月12日 22時27分58秒 | ゴルフ



一般のアマチュアの9割以上が使っている
硬いシャフト、要は撓らないシャフトを使うには
ふたつの条件をクリアしなければなりません。

1.シャフトをわざとしならせた時、インパクトのタイミングまでに
それを 元の姿勢まで戻してこれるのか
2.その過程の中で、どの位 ボールの内側シャフトを通すのか
   ***そして その量を機種ごとに変えねばなりません。

一般のオジサンゴルファーでも
時速に換算すると、130キロを超えるような
ヘッドスピードで ドライバーを打ちます。

大✪体を回転させる
中✪クラブ(シャフト)を振る
小✪ヘッドを回転させる

これがそれぞれ 遠心力を発生させる円運動なのですが
それぞれが 違う円弧 違う方向に動いています。
勿論、それはそれぞれ干渉し合います。
その上で、重心距離 と言う数値
3センチから4センチ ボールセンターの内側を
通すのですが、それが1センチずれれば 
ヒールヒットにも トゥヒットにもなります。
忘れてはいけないのは 上下もあるのです。



で この難易度は一本のクラブです。

これが 硬さの異なる、重心距離の異なるウッドとアイアンで
有った場合、その総合難易度は二乗倍的に増えて行きます。

ドライバーはイマドキ 大型が中心です。
少なくとも 35mm位の重心距離は有りますし
40mmを超えるモノも少なくありません。
また、ドライバーはさすがにメーカーも分かっているのか
市販品には狂ったような硬さのシャフトは余り存在しません。

フェアウェイウッドは使い勝手
好まれ方からして、ドライバーよりもかなり小振りですし
シャフトもドライバーに比べると硬めの方が多いです。

このテーマに関しては、市販のユーティリティクラブは
難物です。アイアンやフェアウェイウッドに比べると
重心距離は長め、シャフトはアイアン相当の硬さ
どう整合させていいのか 難しい代物です。

アイアンは 軽量スチールシャフトのお蔭で
この10年で一気に小振りなモノが主流になりました。
重心距離で言うと 1センチ以上短くなったんじゃ
ないでしょうか??



ちゃんと撓るシャフトのゴルフクラブを正しく使えば
スイングするのに 重心距離は意識する必要がありません。
単に重量として捉えればいいんです。
ただ 重心距離 ⇒シャフトの延長線上に重量がない
というのを 方向。。。動きの方向性として
利用と言うか、誘導されれればいいんです。

ところが 市販の動かないシャフトをゴルフクラブを
使っている限り、この重心距離のセット構成は
ゴルフを複雑に、難しくします。

シャフトの長い、アイアンに比べると遥かに柔らかい
ドライバーには 重心距離の長いものが付いています。
重心距離が長いということは 同じ重さでも
より重く感じる というコトです。
そして、シャフトを撓らせて使う人にとっては
柔らかさは 更に重さを感じさせます。

アイアンは ドライバーに比べると遥かに硬い。
アイアンには 重心距離の短いものが付いています。
重心距離が短いというコトは 同じ重さでも
より軽く感じる というコトです。
そして、シャフトが硬いので その軽さ感は助長されます。
また 軽量スチールは構造上、強度上 重いヘッドが
装着できませんから、グラファイトのそれと比べると
15g以上軽いヘッドが装着されています。
ヘッドが小振りになったうえに、ヘッドまでも軽量化
されているのです。

長くて重い、ヘッドが重く感じる ドライバー
短くて軽い ヘッドが軽く感じる アイアン

振る、扱う というだけでも うまく行く理由が少ないのに
ここに ミートとなると。。。。 もう無理。

この二つの構成を多くのアマチュアゴルファーは
一つのバックの中で、セットとして使っていますが
殆どの方が極端にボールの位置が違います。

ボールの位置が20センチも違う ということは
タイミングも異なってくるというコトです。
往復で 40センチ以上、
しかも 長い方のドライバーの方が その移動距離は
多い訳ですから・・・



その上に 重心距離の違いによる
シャフトの通すラインとボールの関係・・・

仮に同じシャフトの硬さ(しならないという同条件で)としても
重心距離が違えば、相互に上手にミートすることは
易しくありません。

シャフトの硬さが異なれば、テークバックの取り方
切り返しの感じも異なりますし、力み感も違うでしょう。
シャフトの撓らせ方も同じにはなりません。
そして、ボールの位置も違う…。

まあ 難しいことにトライするのも
確かに面白くないとは言い切れませんが、
嫌味な言い方になっちゃいますけど
その条件の上で、全ショット上手く打とう っていうのは
ちょっと無理があると思います。
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シャフトの機能◇グリップポジション

2019年03月12日 21時42分16秒 | ゴルフ


これも単なる勘違い というか
潜入観念の間違い と言う部分ではあるだろうが、
シャフトの最大の機能は
「ヘッドの形状とその重さによって
 グリップを押すこと。」

・グリップを止めて、ヘッドをターンさせたり
・シャフトをしならせて、しなり戻す
・遅れたヘッドをもどす
このような概念で、
これらをシャフトの機能と思っている限り
シャフトを利用することも出来ないし
シャフトに手伝って貰うことも出来ない。

上記の間違った概念は
すべて グリップを止めて、ヘッドのみを動かす
と言う感覚であるけれど、
それらはよりゴルフを難しくしていく。
グリップを止めて、ヘッドのみを動かす
というのは、グリップを動かす方向と
ヘッドの動かす方向が異なるし
ヘッドと言う異型の重量物を動かせば
グリップ部にはヘッドが動こうとする方向とは
また別な不可抗力がかかる。
グリップ部は止める(移動させたくない)のに
グリップ部はその動かしたヘッドによって
おそらく希望とは異なる方向に引っ張られることになる訳だ。



まあ この手のシャフトの機能を無視する使い方を
する多くのゴルファーは動きのない
機能のほとんどを封印されてしまった「硬いシャフト」
を使って、ボールを打つしかないし、
そういった「機能の封印されたシャフト」の装着された
クラブを選ぶことになるであろう。


弊社の平均的なアイアン
5番アイアンで 38インチ
硬さの目安である振動数は 170cpm前後である。
市販のRシャフト相当のものから比べると
振動数で言うと 100cpm以上
硬さで言うと 10フレックス以上柔らかい訳だ。
10フレックスというと
 L-A-AR-R-SR-S-SX-X-XX-XXX-XXXX
LシャフトとXXXXシャフトの差ということになる

たぶん 多くのゴルファーは
この違いを比較したことがない。
柔らかいシャフトは「来ない」「遅れる」
と言う潜入観念なんだと思う。
ところが、これを体験したゴルファーの多くは
当然、全員ではないが、7割を超えるようなゴルファーは
その逆を体験することになる。



柔らかいシャフト 動きの存在するシャフト
機能の存在するシャフトは
良くも悪くもヘッドの形状とその重みによって
使い手の意思以上に、もしくは意思に反して
グリップを動かす。
正しい意識でクラブを扱っていれば
☆グリップはその重さによって押される
なのだが
誤った認識でクラブを扱っていれば
☆グリップはその重さによって引っ張られる
になる。

その二つの違いは
押される方は ある程度慣れてくれば
自分のグリップを動かしたい方向に
押されることによって、シャフトの機能を補助として
使えるようになるが、
引っ張られてしまう方は、どう工夫しても
自分のグリップを動かしたい方向とは
その方向が一致させられないため
結果として、その影響の少ない硬いシャフト
動きというか、シャフトの機能のほとんどないものを
選択することになるであろう。

弊社のクラブを打った後で
市販品のクラブを打つと
ともかく 手前にしかヘッドが入らない。
グリップが押されないので
予想しているインパクトグリップポジションよりも
どうしても手前にインパクトグリップポジションが
来てしまうからだ。
これを ボール位置に合わせるのには
体を早く開いて、グリップポジションを前方に
ずらすしかない。
しかし、スイングは精密に出来ていて
横方向の位置を調整しようとすると
今度は縦方向の問題が発生する。
体を開けば、体は上を向くからだ。
 そう 届かなくなってしまう。
さらなる調整が必要になる。



届かせるために、体を横に折って
右サイドを下げれば
グリップの横位置もボールに届くポジション
縦位置もボールに届くポジションになるが
今度はロフト角度という立体の残りの部分
そいつが大きく開くことになる。
これがスライスを生むというか
ボールを捕まえられない、つぶせない
最大の問題を一生涯抱える原因になっていくのだろう。

たぶん 多くのゴルファーは
この打撃方法なのだと思う。
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