【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

グリップエンドの向きで考えるスイング

2019年03月11日 18時43分21秒 | ゴルフ



オーソドックスなスイングの分析に
グリップエンドの向き…
グリップエンドがどこを向いていて
どう変遷していくのか…というのがあったりします。

まず ポスチャア~アドレス~セットアップから
考えてみたいと思います。

ティーアップする状態を除いて
どの番手であっても、だいたい同じような向きで
グリップエンドは 左腰あたりを指しているでしょう。
グリップエンドからレーザーが照射されるような
器具があるといいのかもしれません。



テークアウェイが始まっても
そのグリップエンドの向きと体の関係は大きく変わらず
ゆるやかに下向き(地面向き)になっては行きますが
左腰~やや体の左側を向いているのは
あまり変化していません。

テークアウェイを手で取ってしまう人の場合
ここで急激にグリップエンドの向きが反転
かなり過激の動きます。

体の回転でクラブを動かす~移動させる
体のターンが そのまま クラブのターン
としていれば、グリップエンドの向き も
体の回転に同調していますから
その動きの量やリズムも体の回転のそれに応じている
ものです。
体の回転以上に大きくや素早く動く
というのは 腕さばきでクラブを振っている証 でもあります。

多くのアマチュアゴルファーにありがちな点で
特に気にかかる部分が
テークアウェイの後半、終わりかかりの箇所で
急激にグリップの向きが
 縦方向、上下方向に反転するケースで
そこでクラブに、特に重量の集中するクラブヘッドに
その慣性をかけてしまうと
体の回転、動作が止まりかかっていることもあり
その後の 逆の方向に動き始める(切り返し~ダウン)で
その重さは悪い負荷.悪い動作を促す負荷になります。

体の回転で「ボールを打ちたい」と望まれるのであれば
この時点でのそのグリップの向きの反転など
出来るだけ避けておきたいところですし、
上手に体の回転でクラブが動かせない段階であっても
体の動いている「時間内」「区間内」で
グリップエンドの向きの変化も抑えたいところです。


形にこだわる必要はありませんが
切り返し付近では
グリップエンドの向きは 地面(下)を向いているとは言え
左右方向という意味では やはり上半身(股関節から上)
左腰~やや左外 位を指している感じ…です。


ゴルフのスイングで
「忘れられがち」ですが、実はとても大切なのは
技術としての動作よりも
その望む動作なり、クラブの動かしを
「いつするのか」 という事になります。
例えば 体が開いてしまう、体が上を向いてしまう
これらは同意語なのですが、
それを防ぐのは 体が開かないようにすること や
体が上を向いてしまわないようにすること ではなく
そうなる前に打ち終えてしまうことなのです。

ここの部分 なかなか解決しない部分はあるのですが
自分の打撃の欲求「手さばきで打たないと打った気がしない」とか
そう言う原因で わざとそうしている人が多く
それに気づいていないのが スイングが変わらない主原因
ではあるのですが、そこは今回は割愛するとして
振り遅れ になるから 手で振らなくてはならなくなり
その主たる原因は
体の動作で移動する筈の ヘッドの通過ルートよりも
多くの長い道のりを移動させてしまうので
遅れてしまう だけのことなのです。
結局、ヘッドを速く動かしても
長い道のり、全く持って不必要な、必要な分の2倍以上の
道のりを動かすことになるので
「打ってる本人の満足感・打撃の充実感」以外
なにひとつ メリット(それがメリットと言えるのか…)
はないんですけどね…(;´д`)
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ダウンスイング時の左右グリップの関係

2019年03月11日 16時47分44秒 | ゴルフ
ダウンスイング時の左右グリップの関係
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フェースローテーションの練習は…下手に

2019年03月11日 16時41分53秒 | ゴルフ



運動不足解消のため、筋力トレーニングのため
素振りを繰り返すのは良いコト! です。


良いコト。。。ですが、
多くの素振りは  ヘッドを返すため、
『フェースローテーションをするための素振り』です。


ことゴルフのクラブを機能させるには
フェースローテーションは とてもよくない行為です。

①何故ならば フェースローテーションをするのには
意図的な振り遅れ状態を造る必要があり、
振り遅れているから → フェースローテーションをする は
フェースローテーションをするため → 振り遅れを造る
 練習になってしまうからです。

②フェースローテーションをするのは
グリップ、もしくは体をインパクト付近で
止めなくてはなりません。
となると ボールを打つ インパクト付近では
手や腕だけでクラブを振ることになりますので
 フェースローテーションの練習は手打ち 
をするための練習 と言うコトになります。

③フェースローテションの練習は
そのフェースローテーションの量と同等
体を開くことになります。
体を開く~左を向く と言うコトは
右サイドが下がり、左サイドが上がり
しゃくり打ち、煽り打ちの練習と言うコトになります。


正直 諸々で百害あって一利もない…のです。





よく考えてみましょう。
アドレス時に クラブヘッドは自分の正面に有り
ボールに対してもおおむねスクエア
その製品のオリジナルロフトを保った状態です。

フェースローテーション~ヘッドの返し を
必要とする理由の多くが インパクト時に
フェースが大きく開き、ロフトが寝てしまうための
 スライス対策、もしくは飛距離不足 だと思うのですが、
フェースを閉じなくてはならない理由は
フェースを開いたからです。
 アドレス時は閉じても、開いていもいない のに、です。

ゴルフクラブは1m、それ以上の長さの棒の先に
クラブ全体の6割を超える重さが打撃部として、
集中している道具です。
重さ、長さ、そして運動が加わりますから
相当な重さになります。
特にハミングバードのクラブの場合は
ヘッドの重さも 市販のモノと比べ 60gも 80gも
重くなっています。
それを 返す ローテーション させる行為は腕力の仕事で、
それを一生懸命しても クラブを動かすコト に
力を使ってしまい、ボールを打つコトに使われません。
ローテーションをすればするほど
ボールを打つ方向、ボールを飛ばす方向 ではない
遠心力のかかる 外へと膨らむ力が増える一方ですから、
体の姿勢もそれを補正しなくてはならなくなります。

ボールをどかす大きなチカラ として
ヘッド重量があるのです。
それを 単に労力のために浪費してしまっては
勿体ないでしょう。



元々 体の正面に有ったクラブヘッドを体の右にズラし、
元に戻す練習をするのならば、開いて閉じる練習をするならば
体の右にずらさない練習、開かない練習の方が
 クラブの機能として発揮し易くなると思いますし、
スイングの動作が減らせ、お望みの飛距離やスライス防止
だけでなく、繰り返せる可能性が増えると思います。

飛距離不足、スライスに悩んで
それそのものを解決しようとしたとしても、
ショットの再現性、正確性が落ちてしまう行為であれば
行き着くところ 飛距離を捨てて方向を取るか
方向を捨てて飛距離を取るか という
ゴルフスイングに行かざるを得ません。


この数十年でクラブの進化は
ヘッドのモーメントの向上とともにあります。
モーメントとは質量です。
クラブローテーションは インパクト前後を
クラブだけ、もしくは腕とクラブだけ を動かす
モーメントの低い行為です。
それであれば、クラブを元々そこに位置していた
体の正面に置いたまま、体という最大質量ごと動かし
モーメントの高いインパクトを造る練習をした方が
遥かに効率は良いと思います。

小さなモーメントで振るフェースローテーションより
大きなモーメントで振るゴルフスイングの方が
ゴルフクラブの機能も生かし易く、
かつ 動作も少なくなるので、距離と方向、安定度の
両立を実現し易いと思うのですが…。
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