【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

anika Slomo

2019年03月22日 21時15分36秒 | ゴルフ
anika Slomo
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ゴルフクラブ◆ドライバーの長尺化について

2019年03月22日 20時32分17秒 | ゴルフ
続き です。

ドライバーを長尺化する ことが イコール
距離の増大 と考えられています。

決して 間違いではありません。

しかし、条件があります。

003

当たり前ですが、正しくクラブを扱っていることです。

まず 断っておきますが
クラブが長くなることによって、ヘッドスピードが上がる
故に 飛距離が伸びる というのは 根本的に間違いです。

だいたいですが、2インチ、約5センチ長くして
上がるのは たかだか 1ms です。
44インチのクラブを46インチにして
 ヘッドスピードは 1ms強程度変わるだけです。

ところが、一般的には
44インチ のそのクラブのフィーリングを大きく変えず
46インチにするのには、20g程度ヘッド軽くする必要があります。
クラブの破壊力の単純な計算では
 5gはヘッドスピード1msに相当する破壊力です。
つまり ヘッドスピード4ms分の破壊力は失ったけれど
計測値での ヘッドスピードが1ms上がった と言うことです。
ヘッド重量そのままで 2インチ長くすれば
そりゃ 破壊力は増します。
しかし、パターを除く13本のクラブの中で
飛びぬけて重い ヘッドの効いたクラブになってしまいます。
2インチ分 ですから スイングウエイトで言うところの
12ポイント前後重たいクラブになる訳で、
 E-2 のドライバーを打った後で
12ポイント軽い D-0 のアイアンを打つんですから
ハチャメチャなセットになってしまいます。

では、なぜ 長尺化すると
ドライバーが飛ぶ と言われるのでしょうか・・・

その答えは 昨日の記事 に沿ったものですが
長さとロフトの関係にあります。



ドライバーを長尺化した時
従来よりも 小さなロフトを使える可能性が増えます。
(正しくクラブを扱えば…ですが)
長尺化されていることにより、入射角度が緩くなり
打ち出し角度が取れる可能性が高まるからです。

これも 正しくクラブが扱える と言う条件と
欲に駆られて 自分でそれをしない と言う条件が
満たせれば、ロフトの少ない 重心の深いドライバーヘッドを
使えば、ナチュラるに。。。意識しないアッパースイングを
インパクトに持ってこれる可能性が増えるので
より 高打ち出し~低スピン という 飛距離増大の
カードを手にすることが可能です。

そう考えると 昨今のドライバー長尺化事情は
ますます クラブの基礎構造とは逆行しており
スピンを減らすため 浅い重心の長尺化 などと言う
正直、理解に苦しむところに進んでいるメーカーもあります。
勿論、それぞれの人の弾道タイプにもよりますが
長尺化して、浅い重心にする意図が全く見えません。

クラブヘッドの重心そのものが直接的にボールに与える影響
が重心の働きではなく、その重心によって
使い手がどのようにクラブを動かすことになるか
が 本当の重心の役割です。
昔に比べると 重心位置 など 専門用語っぽい
感じがするものも、非常に中途半端な理解と言うか
啓蒙で終わってしまっているのがとても残念に感じます。
やはり プロや作り手も含め
多くの人が クラブとスイングの関係と言うのを
ぶつ切りに、別なものと考えている節が見受けられますね><
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クラブのスペック:長尺

2019年03月22日 18時02分18秒 | ゴルフ




ゴルフクラブのカタログや宣伝文句を見ていると
当たり前のように使われている言葉が
沢山ありますが、使う側は勿論のコト
最近では売る側、作る側も理解していないのでは
と思うコトが少なくありません。

当たり前のように使われる「重心位置」とか
「慣性モーメント」と言っても
そのメカニズムを簡単にでも知っておかないと
ほぼ全く意味が無くなってしまうばかりか
真意が分からず、表層の言葉だけを
追いかけるようになってしまいます。

例えば 今の主流…長尺クラブ
正しく自分で考えてみましょう…
44インチの時に 200g
45インチの時に 193g
45インチの時に 186g
それぞれの 長さに対し 平均的な
市販のクラブに装着されているヘッド重量を
サンプルにしてみます。



打たれるボールは当然ですが 無機質です。
今からボールを打つゴルファーが
どの方向に ナンノクラブを使って打つか
当然 知りません。(もちろん無機質ですから)

毎日 100回素振りし続けているコトも
昨日 練習場で300球の特打したことも
なんら 関係がありません。

ですから 当然 46インチで打とうが
44インチで打とうが 多少の入射角度の違いを
除けば ヘッドの重量×スピード を基準とした
破壊力と その加わるベクトル や ロフト角度
クラブの姿勢等の違いによって 弾道として表れ
長さの違い というのは ボールには認識出来ません。

平均的なゴルファーの 44インチと46インチの
ヘッドスピードの違いは 長さの分 1ms前後。
この差は 夏にポロシャツ一枚でスウィングするのと
冬の小雨の日にシャツ、セーター、雨具を着て
スウィングするヘッドスピードの差の半分以下 です。
その程度の差で有れば、体調によっても
クラブの姿勢による負荷の差によっても
変わってしまいます。
ヘッド重量も一緒に、反比例のような形で
変ってしまっているのですから
実は、作り出している破壊力は変わらない
イエ、少なくなっている とも言えます。

長くさえなれば 飛ぶ

速くさえ振れば 飛ぶ

と言うたった一つの認識の誤り が
他のコトにも色々と影響をもたらします。

勿論、スピードも ヘッドスピードを増加させる
働きがありますから、無視することは出来ませんが
飛距を重さ重視、もしくは伝達効率アップ(ロス軽減)
なのと スピード重視 なのでは
クラブ全般に 扱い方が変わってしまうと思います。

スピード重視にすれば スウィングを無闇に
大きくしようとしがちですし、どうしても
横の動きも多くなると思います。
また、スピードを上げる行為には
クラブの負荷以上に 肉体の負荷を掛けますので
その充実感(筋肉の張り等)が一つの目安となる
可能性も否めません。

また 自分の体を消しゴムのようなイメージを持ち
巻いたねじをゴムの弾力によって ブルッと戻すような
非人間的な動きになり易いと思います。

骨盤を固定して、左腕だけを動かし
体の限界まで 左肩を動かす…
全てを置き去りにして 体を回し
体が止まる反動で クラブを振る・・・
そんなイメージになり易いと思います。

クラブを大きく動かす為に
両腕の捩じりを使って クラブをテークバックで
体の右側へ送り 横から背中へ
それが刀 であれば コチラが切りつける前に
斬られてしまう程、出してくるのに時間が
掛かってしまうでしょう。

それを補う為 ヘッドを必要以上に軽くしたり
遅れを発生させないようシャフトを締めたり
重心距離を短くしたり
重心角度を必要以上に強くしたり、
アップライトにすれば
一時的には スライスボールを防ぐことは出来ても
クラブの使い方を 悪い方へ 悪い方へ
誘ってしまいます。
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ゴルフクラブ◆ロフトと長さの関係

2019年03月22日 17時14分27秒 | ゴルフ

ゴルフクラブは

✪ロフトの小さなもの(例えばドライバー)
 ⇒ロフトの大きなもの(例えばウエッヂ)

✪クラブ(シャフト)が長い
 ⇒クラブ(シャフト)が短い

という ある一定の規則性を持っています。
 ロフトの少ない クラブの長いドライバーは
 スピンが少なく 打ち出し角度は高め(そのロフトに対し)

 ロフトが大きく クラブの長いウエッヂは
 スピンが多く  打ち出し角度は低め(そのロフトに対し)

と言う風に出来ています。 

しかし、これは クラブというか
ヘッドを体の回転そのもので動かしたとき
ヘッドの円を描くその源が体の回転の時のみで
腕さばきなどで クラブを丸く振った時には
上記の 角度と回転の関係は成り立たなくなります。

多くのアマチュアの場合

 ドライバー 打ち出し角度は高く スピンは少な目
   が理想であるにも関わらず
 ドライバー 打ち出し角度は高く スピンは多め
  (ティーアップをしていなければ 打ち出し角度は低い)
   になってしまっていて
 ウエッヂの場合は 打ち出し角度は低め スピンは多め
   が理想であるにも関わらず
 ウエッヂ 打ち出し角度は高め スピンは少な目
   になってしまっています。

それは 何故か・・・?

クラブの長さとは イコール 前傾姿勢 を作り出し
その前傾姿勢が クラブのボールへのアプローチする
要するに 入射角度を作ります。
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ロフト角度とクラブの長さによって
クラブの持っている破壊力を
ボールの速度、角度、回転 に分散させる訳ですが

 クラブヘッドを「腕さばき」で丸く振った場合
同じように振っていても、直接的なクラブの長さのせいと
その長さによる前傾姿勢との絡みで
長いシャフトのドライバーは 前傾も起きていますから
腕さばきでクラブヘッドをローテーションした時に
シャフトを軸とした ヘッドの開閉のような状態になります。
ところが 前傾が深いウエッヂの場合
同じようなヘッドを捌きをしても
伝わりにくい、イメージしにくいかも知れませんが
ヘッドがシャフト軸の回転ではなく
ロフト方向への縦の回転と言うか、急激なロフト姿勢変化
の方に動いてしまいます。



この打撃方法… ある意味 一般的ですが…
では、ドライバーは高く上がり、スピンが多く
風に弱い 飛ばない弾道になりがちです。
ドライバーなど 長めのクラブはスピンが多いので
ウエッヂはスピンが多いかと言うと
そうではなく、今度はスピンが低め。。。
スピンが多ければ、スピンが効く とは一概に言えませんが
ウエッヂショットの低スピンにあまり良いことはありません。
なぜならば ある程度スピンの量が多めであるからこそ
そこそこ 微妙な距離コントロールが可能になるので
少ないスピンでは あまりに繊細な距離コントロールが
必要になりますし、スピンが多ければ止まる とは
言えませんが、やはり 少ないスピンでは
条件が整わないと なかなか ブレーキはかかりません。
ある程度、上げるショットである訳ですが
上がって、その落ちる角度だけで グリーン上でボールを
止めるのは 限られた条件になってしまいます。
少なくしたいはずの ドライバーはスピンが多め
多くしたいはずの ウエッヂがスピンが少な目
ロフトと長さから考えると 当たり前のようなことが
成り立っていない と言うことは
その ロフトと長さの使い方が間違っている
と言うことが考えられます。


ゴルフクラブの ロフトと長さの関係は
クラブの構造、約束事の中でも 大切であり
非常に基礎の部分でもあります。

物理的な そのロフトと長さによる入射角度を蔑ろにし
自分でロフトと入射角度を作ってしまうのであれば
当然、クラブの機種による違いなど出て来ようがありません。


ま、これも 長年、クラブに機能のない、機能の薄い
硬いシャフト、軽いヘッドを使ってきた
終着点と言うことではあるのですが、
体力、運動神経、練習頻度 でカバー出来るうちに
クラブの基礎機能を使えるスイングに移行して置くために
信賞必罰ではありますが、重いヘッド、柔らかいシャフトに
移行しておくことをお勧めします。

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