【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフクラブの賞味期限

2019年03月25日 20時21分35秒 | ゴルフ



クラブは変わりません。
特にグラファイトシャフトが装着されている限り
劣化するのは、グリップの粘着剤か、
ヘッドを止めている接着材位で
まともな材料であれば、10年、15年は持ちます。

シャフトが使いこなされた状態だと
それ以上、硬くなることも、柔らかくなることもありません。
ちなみにスチールシャフトは劣化します。
使う量/頻度にかかわらず7年と考えられています。



しかし、残念ですが
人間は日々劣化していきます。
ゴルフに熱中している時はいいですが、
ある程度の技量や年数が経つと 何かの要因で
数か月、ゴルフクラブを握らない なんてことも
発生します。
久しぶりにゴルフクラブを握ると
まるで以前の感じと違う、別なものに感じるような
そんなこともあるか と思います。

そう・・・クラブは硬くなったりしませんが
自分の方がいろいろと劣化するので
結果、クラブが硬くなっていくのと同じなのです。

以前よりボールが捕まらない。
以前よりもインパクトが硬い...痛い...。
ボールを中(右)に置きたくなる…。などなど
ここら辺が発生し始めたら
 もう そのゴルフクラブの賞味期限は来ています。

自分にとって、硬いシャフトを使い続けることの代償は
あとあと かなり響いてきます。
依然と同じようにしならせようとしてしまったり
無理やり ためを作ろうとしたり
無意識のスイング改造をしているのと同じです。
しかも それはスイング改良でなく、
必ず改悪になります。



ゴルフクラブは現場で使うのに
一本一本交互交互に打つ訳で
同じクラブを続けて、3球打つことは稀
ほとんどないと言えます。

ドライバーショットが不調になった原因は
実はその前後に打つアイアンが自分にとって
硬すぎるクラブになってしまった可能性は
実は少なくないのです。

まあ 私の経験則ですが
シャフトの性能、例えばキックポイントなんちゃら
その手のカタログ値やうたいもんくよりも
シャフト選別の命は「硬さ」です。
『柔らかさ』さえ合っていれば
 シャフト性能は問わない とまで言えるほどです。

そして その硬さ…正確には「柔らかさ」は
柔らかい分には問題ありません。
   『硬い』 方に問題があるのです。

体の故障もかなりここに関係があると思います。

シャフトを意図的にしならせ使おうが
そうでなかろうが、柔らかい動くシャフトは
硬いシャフトに比べ、クラブそのもの
そして人間そのものを動かす慣性力が強くなります。
慣性力の強いクラブの方が
インパクト時の打撃の加圧に減速がかからなくなります。
人間が最大の最高のスピードに上げようとしている
インパクト付近での減速、これが体に故障を生む
大きな原因になります。

一つのクラブを長く、大切に使うことは
悪いことではありません。
正直、頻繁にクラブを変えるよりもずっといいでしょう。
しかし、それにも使用期限と言うか
有効期限がある という事も知っておいてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆肘使い(羊飼いではありません)

2019年03月25日 18時14分18秒 | ゴルフ

肘を外に張って使う
ということは その行為によって
いっぺんに色々なコトが達成できます。

肘の使い方が鍵だ
と昔 ジャンボ尾崎も言っていたと思います。

人の感覚はそれぞれあるので
肘を外に張る 感じは
肘自体を使うのか、上腕を動かすのかは
それぞれで良いかと思うのですが、
兎も角 進行方向側の肘を体から離し
自分の体に向けてくる(刺してくるような)
動きは おじさんゴルファーにはお薦めできません。

日米の歴代のナンバーワン ゴルファー
ジャックニクラウスとジャンボ尾崎
共に 肘を外に張るタイプのスウィング
なのですが、いまだ このスウィングは
フライングエルボーと言う呼び名で
あまり好かれてはいませんよね。
ゴルフスウィングの最大の謎 です。
ニクラウス
一説には、ジャック本人が
スウィングの鍵となるので、フライングエルボー
と言う言葉を使って、真似させなかった
なんて 都市伝説も有ったりします。

二人に比べると やや締まり気味ではありますが
女性の王者「ソレンスタム」も
肘を上手に使う代表だと思います。

テークバックで右肘を外に張っておくと
自然にフォロー側で、左肘も自分の体から
離れるようになるので
フォローが低く長く出せるようになり
ショットが、アプローチやパターに反映してくる
ようになります。

近年のトッププロを見ていると
イチかバチかショットが 練習によって
頻繁に打てているだけで、
(それはそれですごいですけれど)
安定性のあるアプローチをする
 ショットメーカーが
少なくなったのは 肘使いに問題があるような
気がしてなりません。

フォローで左肘が自分を向いてしまう と
クラブは自分の体に巻き付くように動いてしまいます。
体を先に動かして 後から腕を振って
ヘッドターンさせるような振り方をする限り
そうせざるを得ませんが
肘を自分に向けて 体に付けてしまうと
クラブの重さや遠心力をすべて左肘で
受け止めることになってしまい
手首や肘を痛める最大の原因になってしまいます。

折角 遠心力の本領を発揮させる場面で
その遠心力を ボールの飛ぶ方向に
使っていなければ、その分を振る人の負担に
なるだけですから 左肘は外に向いて
遠心力によって、ボールの後追い をするように
使っておくべきでしょう。


また フォローの写真などで
左腕が縮こまっていて、あまりカッコよくない。
フォロー側の円弧が小さい というのも
それが原因です。

肘を外に張って
両腕の中に クラブが立ちあがっていった方が
結果として 遠心力によって
両腕は伸ばされることになりますが
肘を自分に向けてしまうと
クラブが自分に巻き付いてしまうので
円弧は小さくなって、左肘は早く曲がってしまいます。

まずは 肘を外に張る感じは
アプローチなどの小さなショットで
身に付けるのが良いかと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする