【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

芯の喰うパッティング

2018年10月28日 13時28分36秒 | ゴルフ




☝ と題しましたが
少々皮肉交じり のタイトルです。


パッティングだけではありませんが
多くの人は 『芯を喰う』をいうのを
ヘッドとボールの当たり所 だと思っています。

全くどこに当たっても良い という訳ではありませんが
『芯を喰う』のは 当たる場所ではありません。

最近は ショルダーストロークが何故か主流ですが
このストロークだと
インパクトの殆ど(8~9割)が
ヘッドが上昇軌道になります。

これはおそらく ボールにオーバースピンを与える
という発想も原因になっていると思いますが、
ドライバーのようにティーショットして
空中に浮いているボールを空に飛ばすのなら
それもあり?! (意図的にはするべきではありません)
かも知れませんが、
地面の上を移動させる
基本 水平移動が重視されるパッティング場合
上昇軌道で上手く打つ ことがイコール
 ボールをよく移動させない(転がさない)ことに
つながり 本末転倒 です。

スナップショット 1 (2014-01-20 18-21)

パッティングは大きく体を使いませんから
直線的な動きになるかも知れませんが、
少なくとも ヘッドの高さは上下します。
上から斜め下への移動時 上から打て とまでは
言い切れませんが、ボールを水平に移動させる
ことが主目的なのですから、左右だけでなく
 ボールの飛び出す方向
 パターヘッドの上下に移動する方向
方向をベクトルと言いますが、そのベクトルが
出来るだけ近いモノのほうがより効率よく
打撃が距離に変換されます。

今のショルダーストローク理論は
ボールにより多くのオーバースピンを与えること
が主目的になっていて
ボールを望みの距離移動させるが蔑ろ というか
転がす という言葉の意味が
球体のモノの移動 という意味だと理解できていない
のでは と思います。

まあ 多くの人が使う
軽すぎる 飛ばない パター(ヘッド)では
本能的に弾きたくなる、強く打ちたくなる
という事の表れなのかも知れませんから、
市販のパターを使っている人に
ストロークを改善しろ と言っても無理がありますが、
パッティングは距離を移動させることがメインテーマです。

安定して、繰り返せる
思った通りの方向に、思った通りの距離が打てる
のには 出来るだけ小さなストローク
出来るだけ速くないストロークが理想的ですし、
人間の感覚がしっかり距離感として発揮できる
ストロークが良いと思います。

そして パッティングストロークは
インパクト付近の部分を特に抽出した
ショットそのものです。
ですので、ショットの練習共考え
正しく身に着けるようにトライしてみて下さい。


最近は某プロもそうですが
ショットもパットもアプローチも
しゃくり打ち、煽り打ちが主流ですので
プロですら「飛ばし馬鹿」の風潮が強くなっています。
上手に パッティングのコツを掴めれば
ショットもパットもアプローチも
共通して ソツなく打てるようになりますし、
あおり打ちによる腰痛や故障からも解放されます。

      お楽しみに。
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L型ブリストルパターのシャフト

2018年10月28日 13時22分32秒 | ゴルフ

L型ブリストルパター(進化版)についての
多くのお問い合わせを頂き、ありがとうございます。



シャフトについて 尋ねられることがあるので
それについて書いてみます。

パターに限りませんが、
シャフトの素材の スチールとグラファイト(カーボン)
この二つには実は何の違いもない と言えます。

割と固定観念が強い のか パターやウエッヂなどは
重量が重くなるスチールの方が良い と考えている人がいますが
それは全くの誤解です。

スチールシャフトは鉄(合金)の鋼材を巻いたただの筒です。
それが何か特別な性能を持っている訳ではなく
単一素材であるがゆえに
太さの変化(俗に言うテーパー度合) と
ステップでしか 特徴を作ることが出来ません。
スチールシャフトの一番の利点は
 工業製品として安定して同じものが得られる
という部分にしかないと言い切れるほどです。

重量の関して…ですが
その前に スチールの方が硬い・・・
いえ 強い と思っている人がいますが
それも大きな間違いで、
繊維で構成するグラファイトの方が
圧倒的に強く(何倍もの強度)作ることが出来ます。
また 繊維で構成するため
負荷のかかる方向にも特性を持たせることが出来ます。

最近では悲しいことに、作る側のコストの都合 優先で
作られているグラファイトが多いので
言いにくいことではありますが、
本来 グラファイトは形状、テーパーの付け方、重量、
使う繊維やシートの構成 シャフトそのもの重量配分など
無限な組み合わせが可能ですから、
圧倒的に機能性は充実している筈。。。なんです。



グラファイトシャフトの方が軽いものが多いのは
技術的に「それが作れる」から、であるのと
平均的なスチール並みの重量のグラファイトシャフトを作ると
強すぎて、硬すぎて、いいところが出てこない ことです。


パターだけに限りませんが
グラファイトシャフト装着のクラブの最も大きな利点は
同じバランス=スイングウエイト とすると
スチールシャフト装着のそれに比べると
20g以上重いヘッドが装着可能です。
これが アイアンなどのグラファイトの「飛ぶ」と言われる
最大の理由です。


シャフトは硬ければ硬いほど
ヘッドが感じにくい、ヘッドが軽く感じられます。

50g重たいシャフトが装着されているものと
50g重たいヘッドが装着されているもの
計量器に載せれば 総重量は同じであったとしても
先端に重さのある方が クラブとしての慣性モーメント
動かした時の重量感は
格段に ヘッドの重いものの方が上 です。
これはウエッヂなどでも同じです。

ヘッドの感じ難い硬いシャフトになりがちな
スチールシャフト装着のパター では
その目方ほど 重量感は感じない ものです。


軽く感じる硬いシャフト装着のものに
本当に軽いヘッドが付いていて
重く感じる柔らかいシャフトのものに重いヘッドが
付いているんですから、随分と差がありますよね…。


これも神話というか 都市伝説に近いですが
重い(スチール)シャフトの方が スイング/ストロークが
安定する なんて言われますが、
その手の話を豪語するゴルファーは
練習量も豊富で、運動性能も高い方たちばかりです。セミプロ?
それがないから、出来ないから悩んでいる訳ですから
それを参考にするのは なんだかな って気がします。
一体だれのためにゴルフをして
誰のためのゴルフクラブなのかよく考えるべきです。



『L型ブリストルパター』特に進化版は
一般的に市販のパターに比べると
約5割増しで ヘッドが重くなっています。 ➡470g以上
シャフトの硬さは それを表す振動数という数値では
一般のスチールシャフト装着のパターは 330cpm
進化版のL型ブリストルパターでは 140cpm以下
ですので、総重量では似たようなものであったとしても
持った時、動かした時の重量感の差は  …たぶん
3倍以上に感じるのではないかと思います。
持ち比べてしまうと市販のパターはオモチャのようです…。

重く感じるパター・・・
そして 小さなストローク、遅いストロークであっても
遠くまで転がる 破壊力=ヘッド重量
慣れたとき どっちが安定するか は
火を見るよりも明らか だと思うのです。

まあ 軽口ですけれど、このパターが
量産されるほど売れてしまったら
間違いなく ルールの束縛を受ける と思います。
(現時点では ゴルフのルールには何ら抵触していません)
それほどの性能を持っていると自負しています。
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