【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

フェースローテーションの重大な欠点

2018年10月13日 22時50分25秒 | ゴルフ

フェースローテーションの重大な欠点




記事にも書いてきた通り
フェースローテーションで打撃するのには
✋ショットの不安定さ
✋継続性の不安定さ とともに
✋肘や首、腰などへの多大な負担
✋打ち手の運動性能や身体能力依存、
✋欠かせない練習頻度
✋必須な体も含めたスイングのメンテナンス など
多岐にわたり 重大な欠点がありますが
もう一つ 大きな欠点を持っています。


ゴルフクラブに関して、です。

ゴルフクラブの基礎性能は
からだの回転で打つ コトが基盤になっています。



からだの回転で打つと
右向き → 正面 と言う過程でボールを打つので
その時間帯は 左サイドの低い~進行方向の低い時間帯です。
つまり それがクラブの長いドライバーであっても
ボールを上から打つ・インサイド₍右向きから入る)から打つ
というのが基礎になって
クラブヘッドの性能は考えられています。

しかし フェースローテーションでボールを打つと
ボールを上から打つことも
ボールを正規な意味でのインサイドから打つことも
ほぼ 絶対に不可能なのです。



①重心深度
ドライバーやウッド、アイアンなどの
重心位置 その重心位置の深さ →重心深度は深くなるほど
インパクト付近で ヘッドが前に出やすく
それによって 入射角度が緩くなり易く、ロフトが付き易い
と考えられています。

ところが これをフェースローテーションで打つとなると813ca594-s
スイング軌道は しゃくり、煽り、上がり軌道で
インパクトに入ってくる可能性が非常に高く
その重心深度の深さは それをより助長してしまうので
しゃくり、煽り、上がり軌道が強くなってしまいます。

重心深度の深さ、元々の煽り軌道の度合いにもよりますが、
それが悪い意味でかみ合ってしまうと
トップやダフリ、チョロにもなり易く
重心深度に応じて ボールの置き位置も探らなくてはならなくなります。
フェアウェイウッドが上手くいかない 最大の原因とも言えます。

また ドライバーに関しても
ティーアップという空中にあるボールを打つドライバーは
自然な形での緩やかなアッパーは許容の範囲ですが
それが強すぎると 平均的なヘッドスピードのゴルファーにとっては
上がるだけの 力のない 飛ばない弾道になってしまいます。



②慣性モーメント
慣性モーメントの高いクラブヘッドは
エネルギーロスの少なさ、挙動の安定 が良くなります。
ところが フェースローテーション というのは
短時間の中で素早く ヘッドを回転させる行為 ですので
当然 その行為もし辛くなります。


ドライバーだけに限りませんが、
慣性モーメントの大きなクラブほど 俗に言う芯の広い
スウィートスポットの大きなクラブ になり
ミスへの寛容性が高い、距離や方向がぶれにくいクラブに
なる筈なのですが、慣性モーメントが高いがゆえに
打撃の要である フェースローテーションがし難い クラブに
なってしまうのです。


③重心距離
これも 慣性モーメントと同じではありますが、
カタログ表記 などのお陰で 一般的なゴルファーの認識に
誤りを生んでいます。

重心距離が長くなると ヘッドが回転し難い、開きやすい
というのは全部が全部、嘘ではありませんが、
重心距離の長いモノの方が
シャフトのトゥダウン量が大きくなり易く、ライ角度がフラットになり易い
といのが右に出やすい 正しい基礎知識 です。

また ヘッドの回転 問題のフェースローテーションに関してですが
重心距離が長いからし辛い のではなく
重心距離の長いモノの方が 実質的なヘッド重量が重い から
 ヘッドの回転をさせ辛くなる のです。

まあ、フェースローテーションをするゴルファーは
例外なく テークアウェイを手だけで上げるので
重心距離の長いモノの方が より大きく開きやすいのも確かですが、
開くことによって より一層クラブが重くなり易く
それによって 右サイドが下がり、左サイドが上がり
からだが開くこと、重くなることによって 必然としてリキミを生みやすく
それらが 複合して スライスや右への打ち出しを増やす のです。



✊これらを総合すると
 フェースローテーションを打撃の要とするゴルファーにはsim
 〇重心深度の浅め
 〇慣性モーメントの低め
 〇重心距離短め
 という 前世代的な
 ドライバーで言うと 大きさは450ccあっても
 その性能としては 350ccの体積のドライバーヘッド
 というコトになってしまうのです。


ゴルフクラブの性能の進化は
やはり商品であるが故に ニーズに応じます。
つまり ヘッドローテーションが主流になるゴルフの中では
ドライバーを含めたほとんどヘッドの進化は
逆に退化への道、進化を滞らせるコト になってしまうのです。
その兆候はこの5年ではっきりと出ています。

悲しいかな 大手メーカーであっても
営業として仕方ないのか、意図的なのか、
はたまた プロとしての知識が足らないのか
そこは判別できませんが
カタログ等で書いてある 各ヘッドなどの説明は
骨折した人に 盲腸の患者さんへの処方箋を押し付けている ようなもので
まったく意味をなしていないのです。  既に滑稽を通り越した状態です。
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だまされてはいけない『高打ち出し・低スピン』

2018年10月13日 18時42分06秒 | ゴルフ
ここ10年位のゴルフ用品界・レッスン業界
雑誌やカタログの標語のようになっている
この言葉『高打ち出し・低スピン』



この言葉にふつ~~のアマチュアが
決して騙されてはイケマセン。

良い効果など 1㎜も無いのです。

高打ち出しというのは
基本的に どのような方法をとっても
ロフト角度の大きなものに勝るものはありません。
例外的には 尋常でないヘッドスピードがある場合で
その基準は 50msをはるかに超える場合のみ です。

逆に低スピン というのは
どの方法をとっても
 やはりロフト角度の小さなものに勝る方法はなく
例外的には 今度は反対に低いヘッドスピードの場合だけ、です。

🌟ロフト角度の大きなもので起こる 高打ち出し
🌟ロフト角度の小さなもので起こる 低スピン
これを 同時に達成するには
左足上がりの登り坂でドライバーを打つしかありません。

つまり この左足上がりの登り坂をスイングで造れ!
と言っているに過ぎないのです。

左足上がりの登り坂で
ふつ~~うのアマチュアおじさんゴルファーが
ドライバーを打つとどうなるか というと
高く上がって、飛ばずに、ランの無い
ぽとりと落ちる弾道になるだけです。
自称 45ms程度のヘッドスピードでは効果がありません。
まったくありません。



意図してアッパーに振ってはいけませんが、
やや左に置き、ドライバーをティーアップして
空中にあるボールを打つこと自体が
「高打ち出し・低スピン」そのもので
このティーアップで生まれる無意識なアッパーが
アマチュアにとって その利点を得られる最大値
と言って良く、それも普通のスイングの延長線上…、
意図的にアッパーに振ることを覚え
アプローチショットや地面からボールを打つショットを
犠牲にしてまで覚えることではありません。

ボールの飛び というのは
推進力と角度、回転による浮力との総合バランスです。
数値で言うと 低スピンで良いのは
ボールの速度は65msを超え、70msを過ぎてからで、
コースでボールの速度が
 60msを超えるか超えないか程度の
平均的なアマチュアにとっては その推進力に対し
ある程度の浮力であるボールの回転が無いと
空中を飛び続けることが困難になります。

✊ドライバーも飛ぶ
✊フェアウェイウッドも飛ぶ
✊アイアンも飛ぶ
✊ウエッヂも苦手にしない
✊バンカーも大丈夫
✊パッティングもOK

ゴルフとは飛ばしも大切ですが
総合力の遊びです。
上を向いて煽り振るのは
 あの試験用のマシーンだから出来ることで
余程痛みに鈍感か、余程強靭な体の持ち主でない限り
『からだを痛める動き』を覚えてまで
ドライバーの飛距離重視にする必要が感じられません。
何故ゆえ 人間が機械の真似をするんですか?!

そういうのを「飛ばし◯◯」と呼ぶんです。


プロですら 30歳が限界になるような打ち方です。
楽しみで遊んでいるのですから
 体を酷使するより、少しだけ頭を使いましょう^^
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シャフトが走る…ってなに?◇ゴルフクラブ

2018年10月13日 18時38分08秒 | ゴルフ

よくシャフトが走る って言われますが
いったい それは何でしょう…。

多分、先端にあるヘッドが速く動くさま
特に グリップを追い越すような動きを指すのではないか
と当たるのではないか と思うのですが、
ナチュラルに物理法則に乗っ取れば
駆動・移動の源である打ち手の動作
それとリンクしているグリップ部分
グリップが動くことがすなわちヘッドが動くことで
グリップが加速状態や等速運動をしている限り
絶対に ヘッドがグリップを追い抜くことはありえません。
ヘッドがグリップを追い抜く というのは
グリップの移動、特に横移動を意図的に止めている
という 人間の動作 で
決して シャフトの機能や働きではありません。


弊社で考える
 一般成人男性
そうですね 
ゴルファーの平均年齢は58歳位です。
自称 であれば ヘッドスピードは40前後でしょうか…。

その方がお使いになられる
 45インチの硬いと柔らかいの境目は
ハミングバード基準では
振動数で言うと 200cpm 位になるでしょう。
200cpmよりも硬い 
もう240cpm位になれば
 ほとんど動かないシャフトです。
それを無理やりしならせて ってある意味
全く必要のない無駄な動きを 
そのシャフトの「硬さ」のためにしているだけです。
本来 シャフトはその機能によって
打ち手に働きかけ、動きの方向やタイミング
動きの速度の助け などをするものですが、
世間で考えられている シャフトを入らせる
ヘッドを走らせる という動きは
逆に 打ち手の動きの速度を止め 動きを止め
シャフトではなく、それに頼らない
自分自身の技巧を高める方法です。

では 本来の意味の「シャフトの走り」
なんか言葉としてはしっくり来ませんが、
シャフトのスピード感とは
 シャフトがヘッドを走らせる「速さ」ではなく
 ヘッドの重さをグリップに伝え
 インパクトポイントを前へ、左へ押す
 インパクトまでの「早さ」を指すのです。

ハンドファースト という言葉もありますが、
多分 この言葉の真意はヘッドよりもグリップを
前へという相対関係を指すのではなく
グリップ位置を より前(左)へ前へ ということなのでは
ないかと思うのです。

ヘッドの重さ、ヘッドの重心の位置
そして シャフトのグリップの押し
それを使って よりインパクトポイントを
左に持っていけるようなスイングが
ゴルフクラブの機能
 その恩恵を受けられる使い方だと思います。

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