【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

こすり球 ってなんでしょう?

2018年10月16日 23時00分51秒 | ゴルフ



こすり球 というと
おそらくほとんどの人は右回転、スライスのコトを
指すと信じていますが、
曲がる、曲がらないは別として
直接的には、弾道に右回転が入ることが
飛ばない原因やミスを誘発する原因ではないのです。
ヘッドスピードや体力に関係なく
飛ばせる人、こすらない人は
右回転が入っていても ボールは飛ばせます。
ロフトが必要以上に付いている
ロフト効果が付いてしまうコトの
副作用、おまけとして右回転が付いてくるに過ぎません。

例で言うと
5番アイアンには そのロフトなりのスピン(こすり)が入ります。
👉5番アイアンを8番アイアンのロフト、もしくロフト効果で打てば
当然、3番手分、約15度分位余計にスピンが入ります。
そうなれば 本来の5番アイアンの距離は出ません。
これをこすり球と言います。

ロフトには その角度分、縦の回転を増やす効果 とともに
ボールをより高く打ち出す効果 があります。

ただ ボールを高く打ち出す効果は
フェース面のロフト角度だけではなく
ヘッドの入射が緩くなることによっても発生します。



ロフト角度そのものが増える効果
入射が緩くなってしまう効果
この複合がこすり球です。

ヘッドの横の動き 
アウトサイドインとか、インサイドイン と
こすり球は直接関係にはないのです。



飛ばないことの主の原因である『こすり球』
ヘッドの横の軌道で治そうとしても 全く無意味
全く効果がありません。  むしろ悪くなるというか
より問題を複雑化していきます。

問題は フェースが右を向くことでなく
〇それに伴って ロフトが増えるコト
〇そのクラブの長さ以上に 緩い入射角度になるコト
〇体ではなく腕で振ることになるので体力勝負なコト
〇モーメントの低いショットになってインパクトの重さに弱いコト
なのです。

そこを履き違えて何万球練習しても解決しません。
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ゴルフクラブ都市伝説 Q&A

2018年10月16日 21時29分40秒 | ゴルフ
Q:ドライバーの反発係数は飛びに影響するか
A:影響はあるにはありますが、
  まず 反発係数は 反発 が物理要素ではなく
  実はその反対です。
  インピーダンス理論 と言いますが
  衝突する二つのものの ゴルフの場合、ボールとヘッド
  振動数(歪みの率)が近ければ近いほど
  力がボールの変形に逃げず 
  ボールの速度になりやすい性質です。
  ですから 一般的に信じられている
  ヘッドの反発、弾きとは少々異なります。
  
  それともう一つですが
  基本 250ヤード とすると
  ルール上限の 0.83 と 0.86 では
  ほんの数ヤード の誤差程度でしかありません。
  反発係数によって 10ヤードもの差が
  出たりすることはないんです。

  まあ あまり知られていませんが
  ドライバー史上 一番反発係数が高いのは
  パーシモンで その反発係数の数値は
  ゆうに 0.90を超えたりするんです。
  いったい このルールの意味はなんなんでしょうね…。



Q:ドライバーにフェースの金属素材➡チタン
 だと飛ぶのか
A:答えは半分正解、半分誤解。
  一般的に認識されている
  チタンの方が強く弾く(反発力がある)から飛ぶ
  というのは大間違い。
  基本 ボールと金属質には歪み率の差が200倍前後
  あるので、それが少し前後しても
  ボールの飛びに影響はありません。
  チタンだと飛ぶ
  というのはもう少し間接的で
  ➡チタンだと大きくできる
  ➡クラブを長くできる
  ➡ロフトを立てられる
   もしくはスピン抑制効果を強くできる
  というものです。

  そして 軽量で強度を保てる金属素材のため
  ヘッドの設計の自由度が高くできる点もあります。




Q:シャフト(クラブ)の長さは
  飛びに直結するか?
A:基本 長さと飛びは直結しません。
  前述のとおり、クラブを長くすると
  小さなロフトを使える可能性が増えます。
  それが飛距離につながるのであって
  ロフトやボールの上がる性能そのままで
  クラブの長さを増やしたとしても
  ボールの高さやスピンが増える率の方が高く、
  飛距離が増える可能性は高くありません。
  
  クラブを長くするということは
  一般的に ヘッド重量を長くする分 軽くする
  ということなので
  長さが増える分、数値上 ヘッドスピードが上がっても
  ボールを打撃する「破壊力」は同じです。
  正直 長くなって扱い辛くなる分を差し引くと
  長尺ドライバーにほとんどメリットはないと思います。
   特に風のある日にはいいことはないでしょね。  

  まあ 飛ばすために長尺を
  と考えるゴルファーの多くは
  スピードが増して、遠心力が増えるから
  と考える人が多いでしょうから
  より一層効果は出にくいでしょうねー^^



Q:サンドウエッヂの溝はスピンを増やすのか
A:答えはNOです。
  ウエッヂに限らず、クラブの溝の役割は
  スピンを増やすことではなく
  スピンを減らさないため のものです。
  インパクト時にフェースとボールとの間に
  異物が入らないようにするのが目的で、
  主に水に対して有効です。
  車で言うところの
  「ハイドロプレーン現象」を防ぐタイヤの溝と
  ほぼ同じ役割です。
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