【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフクラブ◇L型ブリストルパターの活かし方

2018年10月10日 21時18分13秒 | ゴルフ

進化版L型ブリストルパター(480g) と
一般的な市販のパター(300g強)  の
最大の違いは ヘッド重量 です。



パターは飛ばさない道具
 と認識されているゴルファーは少なくありませんが、
少ない力で飛ぶのなら
✌小さなストローク、
✌ゆっくりしたストローク、
✌小さなストローク幅で
十分な距離を打てる方が より簡単 です。


軽いヘッド・硬いシャフトの市販のパターで
弾いて打ってしまうのは 仕方ないかも知れませんが、
L型ブリストルパターの持つ その打撃力・破壊力を
弾いて 無駄なスピンにしてしまっては勿体無いです。


パターストロークは
ボールが地面を転がって進むので
ショットと異なり 順回転・オーバースピンになりますが、
パターにおいての 良い転がり とは
オーバースピンが沢山かかることではなく
逆に 同じ距離を進むのなら 少ない回転 の方が
地面との接触も少なく、
よりブレーキが掛かり難い上
芝目などの影響も少なくなります。
(曲がりにくい・直進性が高い ということです)


多い回転になると ブレーキも掛かり易く
芝目の影響も受けやすくなりますから、
意図的に オーバースピンをかけるような弾くストロークは
実は サイドブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるように
良いことは何一つありません。
007

ボールは自重により 始め少し沈んでいますから
そのくぼみから 飛ばしてあげてから 転がり始める方がよく
いきなり オーバースピンをかけてしまうのは
くぼみの壁に当たり、エネルギーをロスする上に
跳ねてスタートするのでラインに乗りにくくなります。

パターにおいて 一番悪いパターンは
歯で打ってしまう事で
特に
ロフトが、フェース面がどんどん上に向きながら
加えて、ヘッドも上昇、上り傾向が絡むと
歯がボールに入ってしまいます。


距離にもよりますが、
パターでの自然なボールの回転数は 数百回転 なのですが、
歯が入ってしまうと 途端に5倍~10倍の 2000~4000回転
が初期に入ってしまいます。
お分かりになるとは思いますが、
同じ打撃力で 500回転で済む回転数が2000回転(4倍)
になるということは それだけ推進力を取られてしまうだけでなく
その回転数の増幅が当然地面との摩擦として働きます。
出だしはピュッと早く出ても、すぐに減速して伸びない ばかりか
摩擦として芝目を多く受けてしまいますから
その回転力が曲がりをさらに増やしてしまい
切れが大きくなってしまうのです。

L型ブリストルの良さを引き出すのには
単に ヘッド・フェースでボールを押してあげれば
いいのですが、逆に弾いてしまうと
破壊力があるために 逆効果になってしまう場合も…。

ショルダーストロークはパターだけでなく
ゴルフショット(ストローク)にとって
良いことは何一つないのですが、それはさておき
自分のストロークをガラスや鏡で見て頂きたい。

注目するのは 自分の動きではなく
パターの動きです。
特にヘッドではなく、シャフトに注目して貰いたいのです。

パターストロークは
ショルダーを使った 振り子で振らなくとも
多少ヘッドは上下に動きます。
理想的には やや高い位置から低い位置に
高低差という意味では斜め直線に動きたいのですが、
そうも行きません。
高いところから 低いところ
 そして打ち終わると 高いところへと移動します。


パターは確かにクラブの中では
ロフトは立っています。
L型ブリストルはやや多めの 5度のロフト です。
そのロフトとは シャフトとの角度差 を指しますから、
ボールに対し、地面に対し
シャフトを振ってしまうと それだけ大きなロフトのクラブ
で打つことを意味します。
ゴルフクラブは構造上、ロフトが寝て来れば
フェース面の下部、歯の部分が前に出るような形に
なりますので トップになりやすいですね。
ボールが下に飛び出た上に スピンが多くかかるのですから
ブレーキも掛かりやすいでしょう。



インパクトもそうですが、
それ以降(フォロー)に対し
シャフトが ロフトを増やさず
シャフトの角度、姿勢がそのまま
ボールを打つ抜いてあげる という事が重要です。

同じような位置で、同じようなヘッドの高さでも
シャフトの角度によって
これだけ フェースの姿勢は違うのです。

そして これは必ず撃つ方の人間の姿勢にも影響します。
特に 肩の振り子で振る人にとっては
このシャフトの延長線上に頭があるわけで、
ヘッドが前に出るストロークでは
撃つ人の頭は右にズレ易く
 その分、最下点は右にずれます。
より一層 歯で打つ確率が高くなるわけです。

意識がヘッドに行ってしまいがちですが、
人間が操作できるのは グリップの動かし方 ですから
同時にシャフト姿勢の意識も持って貰えると
L型ブリストルパターはあなたのパッティングを
インチキのように向上させます。保証します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨今のゴルフクラブ

2018年10月10日 21時15分26秒 | ゴルフ

場末の極小ゴルフショップの親爺が
ちょっと 現代のゴルフクラブについて
つぶやき…? ぼやいてみましたので
暇つぶしの聞き流してください。


最近のゴルフクラブは
悪い意味で「ここまで来てしまったかー」という感が
非常に強く、ゴルファーは新しいクラブを待望する、
新しいクラブが出ると試打会にはせ参じたり、
カタログを取り寄せたり…なんてことは皆無になりつつ
あるのでは と危惧しています。
正直 誰も期待していない状況です。

日本のゴルフメーカーの多くは
それ(ゴルフ)をメインの生業にしていません。
殆どが 事業部 です。
ゴルフばかりでなく、小売り一般にモノ余り、もの溢れ、
の状態ですから、御多分に漏れず ゴルフ用品も
売れていません。

約20年前に セイコーのSヤードT-301という
化け物商品がありました。
良い時代…という背景も当然ありますが、
日本国内で すべてのメーカーの
ドライバーだけでなくウッド総まとめにしても
5年かけても 到底追いつきません。
10年分に匹敵するかも…です。
その SヤードT-301には
3と1/2とか 7と1/2 なんて変な番手の
フェアウェイウッドがありましたが、
昨今 売れていると呼ばれているドライバーは
その フェアウェイウッドのひと番手 の半分
いえ 1/3も売れていないのが現状です。

そうなると やはり 事業部としては
販売総額よりも やはりコスト意識が高まるようで…



知っているかもしれませんが、
ネックのいじれる ロフトの変えられるドライバーは
そのコスト意識から生み出されています。

従来ですと、新商品が出た場合
注文数に応じて、大きなお店には試打クラブが提供されます。
9度/10度のロフト
 R..SR..S.. のシャフト
となると 少なくとも 4本くらいは試打を提供しなくては
なりませんでしたが、ネックのいじれるタイプのものであれば
ヘッドは1個
シャフトは3本 で済みます。
半分以下にコストを下げられたわけです。

提供するお店は 500店舗以上 1500店舗位ありますから
このコスト削減は天才的… と思いそうですが、
決してそうではありません。


✊ゴルフクラブにとって
 ロフト・・・というのは 最も重要な要素、機能の一つです。
 このネックをいじって ロフトを変える発想は
 基本 ヘッドを回転させることにありますので、
 ヘッドを回転させて打つ ことを促すことになり、
 その打ち方では ロフトは何を選んでも同じ です。
 練習量の多い人には問題は無いですが、
 練習量が少ない人にとってはとても問題です。

 また ロフトを選ぶ というのも
 ゴルフクラブ選びの楽しみの一つであったのに
 それを自ら殺してしまいました。

 ロフトが合わなかったら、買い替えたりする人もいる訳で
 そのようなゴルファーに良心的に対処する方が
 双方にとってメリットがある筈です。

 しかし 売り手自ら
 ロフトなんてどうでもいいんだ
 どれを選んでも同じだよ と言ってしまったら
 身もふたもなく、その商品はいずれ・・・
 いえ、そんな遠くない日、自らの首を絞めます。
 
それと付け加えますが、
ネックのいじれるゴルフクラブは退化しています。
ゴルフクラブの進化は 基本、慣性モーメントの進化です。
モーメントとは アイアンで言うと大型化、キャビティ化
ウッドで言うと チタン素材になり大型化すること、
重量が 出来るだけ遠くの周辺に配分されていることで
重量がどこか局所に集まっては その意味はありません。
ネックがいじれるタイプのモノは
ゴルフクラブにとって もっと重量の欲しくないネック部に
重量が集まってしまう・・・これではパーシモン時代と同じ。

ユーザーに選択の余地が少ないとは言え
それをもっともらしく有難がる…のは
なんだか とても滑稽です。


それとともに 
どこのメーカーも「えせアスリート志向」が強く
とても鼻につきます。

これは私感ですが、
ゴルフをやりたい人の多くは
アスリートしたくない、もしくは、しなくてもいいから
ゴルフを選んで遊んでいる訳で
本当にアスリートしたかったら マラソンしたり
フットサルしたり、トライアスロンを選ぶでしょう。

健康を維持したい、と、アスリート志向は別なものですし
アスリートは「望むなら若返りたい」 という意味合いの方が
意識として強いと思うのですが…。

ビジネスとして言うのなら
ゴルフの中で その「えせ」アスリート志向を持っている人は
放っておいてもゴルフクラブ買い替えます。

健康でいたい けど 本気でアスリート…と呼ばれるまでは
というゴルファーは9割近いのではないでしょうか?

その9割のゴルファーは
願望として 体育会系、アスリートはあこがれますが
実情 楽して飛ばしたい程度 の意識なので
アスリート志向の強いクラブは
完全にミスマッチだと思いますけどね…。

まあ 下衆な勘繰りですが
ゴルフブームの頃の ゴルフ部出身の人が
そのイメージのまま、えらくなって
新商品の開発してる そんな風に感じます。
1割に満たない 放っておいても買い替える層の為のクラブを
残りの9割に売ろうとすれば そりゃ 売れませんわ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする