【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

硬いシャフトほど振り遅れる

2018年10月15日 22時43分09秒 | ゴルフ
弊社の悶絶クラブのドライバー
 中間のクラスのモノでも  44インチ 👉150cpm

市販の平均的なドライバー
  SR相当の硬さで  45インチ 👉250cpm


その差は長さやヘッドの重さなどもありますが、
 振動数で言うと 100cpm
 硬さの差、フレックスで言うと 10フレックス分の差があります。




この硬さ…柔らかさを体験したことのないゴルファーは
口を揃えて 「柔らかいシャフトを遅れる」 を言いますが、
 実際にはその反対です。

確かに ヘッドが重く、100cpmも柔らかいシャフトのクラブの方が
グリップの移動に対して ヘッドは遅れます。
がゆえに 打ち手は遅れさせる必要はありません。

しかし、硬いシャフトを使う場合、
遅れないが故に、必ず打ち手が「遅らせる」のです。
意図的に遅らせるのです。
シャフトをしならせて しなり戻す とは
別な言い方をすると 遅らせて それを取り戻す と言う意味です。
そして その遅れには
 からだではなく、手さばきで ヘッドを返す フェースターンが必須になります。

シャフトのしなりによって
グリップが押され、回転が促進される作用のない硬いシャフトでは
低い所のあるボールに届きませんし、
ロフトが立ちにくいので より一層、不必要な程の速いスピードが必要です。
手で遅らせて 手で遅れを取り戻す
手打をせざるを得ない硬さのシャフトでは
 正直、どんな努力をしても 体の回転でボールを打つことは不可能に近い行為 です。
よほどの訓練を積まない限り、部活並みの特訓が必要でしょう。



遅れさせる必要のない 柔らかいシャフトのクラブは
遅らせる必要がないので、ヘッドを返す必要がなく
その遅れを ロフトの立ち にすることを覚えれば良いのです。
遅れ自体は放っておけばいいのです。

一番忙しい インパクト付近での素早い作業
小さな筋肉である腕での手作業は要らない のです。

フェースターン、フェースローテーション、ヘッドの返し には
打ち手の 満足感や充実感を除いて メリットは1mmもありません。
特に 運動性能に自信のない人にはデメリットしかありません。
クラブの基本性能を放棄する打ち方でもあります。

スイングプレーン、ヘッドの軌道のコトを指しますが、
からだの回転と関係なく、手さばきでその軌道を描く
 フェースローテーションは その立体的な軌道は
生涯 同じ弧を描くことは出来ない
毎回毎回 違う弧を永遠に描き続ける 
 というコトを認識しておかなくてはならないのです。
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長尺は飛ぶ というのは都市伝説です♪

2018年10月15日 22時42分02秒 | ゴルフ
ドライバーを長尺にするには
弊社のような ごく一般的なクラブ概念を無視しない限り
長くした分、ヘッドを軽くするので
破壊力そのものに 実は大きな違いはありません。


長尺がその威力を発揮するのは
ある意味 とても限定的で
「煽り打ちをしていない 
 体でクラブを動かしている
 ゴルファーが その長さから緩い入射角度を造れ
 高打ちだしの低スピンの弾道⒲と作り得る
 またそれによって より立った製品ロフトを
 使える可能性がある」から です。

ポイントは
「煽り打ち」をしていない というところで
元々 煽り打ちをしているゴルファー
私の目では 8割を超えるアマチュアゴルファーは
過度な煽り打ちですから
長尺にすると より一層の煽り打ちになり
例え その煽り打ち効果によって
 インパクトのロフト効果が立ち気味になったとしても
討てば打つほど 左足上がりの状況が強くなるので
その長尺効果がそのまま「飛距離になる」とは限らず
逆に ドロップしてしまったり
ポワーんとした高い球になるケースも少なくありません。


ゴルフ業界の事情で言えば
SLEルールや諸所の意味不明なルールのお陰で
クラブ開発ががんじがらめになり
ヘッドの色を派手にしたり
ロフトがこちょこちょいじれる無意味の効果 も
正体がばれ、売れる要素にはならなくなっていますから
飛距離を出す という命題のドライバーは
長尺化に進むしか道は無いと考えているのでしょう。




①長尺なりにヘッド重量が減り
 破壊力としては大差がない
②本来の長尺効果である
 入射の緩さをもたらす効果は
 煽り打ち全盛の今の世ではその効果が無いに等しい


 とともに 長尺化には大きな欠陥があります。
多くの人にとってはそれは想定外でしょう( ;∀;)

それは意外にも『空気抵抗』です。

実は ゴルフスイングするのに
大型化されたとは言え ヘッドの投影面積(フェース面)
よりも 45インチ以上になれば
 シャフトの投影面積の方が大きく
長くなることにより 道のりが長くなる だけでなく
その空気抵抗によって 長尺化分のスピードアップは
殆どないのです。
特に ヘッドを振る、シャフトの角角度運動させる
オンプレーンスイングにとっては
 その空気抵抗はかなりの弊害になり、
そのスイングは必ずと言ってよいほど
 煽り打ちになるのも伴ない、長尺化で結果が出ることは
皆無と言える関係なのです。



また 空気抵抗は
ラウンド中の風 の影響も同時に受けますから、
強風のラウンド時では その影響は少なくありません。
米国のプロに比べ、ヨーロッパの選手の方が
短めのドライバーを選ぶ原因にもなっています。
それも ヘッドを振るスイングのひとには致命的です。

それでなくても 長尺って扱い辛いでしょ?
過去に何度もムーブメントとして
長尺化は起こりましたが、一度たりとも定着せず
終わっています。
どの道 45インチですら長尺なのですから
振り難い、扱い辛い 更なる長尺は
他のクラブとの相性も含め、良いことはないでしょう。

また 問題点としては
ヘッドスピードが上がる と信じている人が
長くなることによって より長い道のりを動かす長尺
ヘッドばかりを振ることを自然と意識する
そのことが 将来、良いことを生みませんし、
その感覚は他のクラブに大きく影響、悪い影響を与えるのは
長い時間の実験の中で明らかです。
特に今は ヘッドをどう動かすか という意識が
非常にゴルファーに強い時代なので
その効果は 百害あって一利ない と見てよいでしょう。


昨今の ドライバーを飛ばすには
「高打ちだし 低スピン」理論は
確かに理屈…としては合っていますが、
ティーアップされている 空中のボールを打つドライバー
専用の考えというか、
ティーアップされていること そのものが
その理論なのですが、それを過度に追いかけ
結果、体を痛めたり、地面からのショットが下手になったりと
本末転倒 甚だしい状況が見て取れます。


長さとヘッド重量は相関関係にあり、
馬鹿の一つ覚えのように 飛ばしたいから長くする ではなく
今のスイングの改善点を教えてくれるのも
ゴルフクラブの小さくない役割の一つ なのですから
クラブを振らずに上から打つ という事を
覚えられる短尺にも活路があるのではないかと
ハミングバードは考えています。
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