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米国株、ダウ続落 米消費者の景況感悪化が重荷 ナスダックは反落 米国・欧州株概況 2023年5月13日 5:04 (2023年5月13日 5:13更新)

2023-05-13 05:29:07 | 日記
米国株、ダウ続落 米消費者の景況感悪化が重荷 ナスダックは反落
米国・欧州株概況
2023年5月13日 5:04 (2023年5月13日 5:13更新)

【NQNニューヨーク=戸部実華】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に5日続落し、前日比8ドル89セント安の3万3300ドル62セント(速報値)で終えた。米消費者の景況感悪化を示す指標を受け、米景気の先行き懸念から売りが優勢になった。米連邦政府の債務上限を巡る不透明感も株式の買い手控えにつながった。ただ、ダウ平均は前日までの4日間で360ドルあまり下落した後で主力銘柄の一角には押し目買いも入りやすく、取引終了にかけて下げ渋った。

ミシガン大学が12日午前に発表した5月の消費者態度指数(速報値)は市場予想を下回り、昨年11月以来の水準に落ち込んだ。一方、同調査によると消費者が予想する5年先のインフレ率は3.2%と2011年以来の高水準となった。消費者の景況感が悪化するなか、インフレの高止まりを背景とした米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めの長期化が景気を冷やすとの懸念が高まった。

米連邦政府債務の上限を巡り、バイデン米大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長の協議は来週に持ち越しとなった。目立った進展がみられず、市場では「問題解決に至るまで投資家を不安にさせる」(ボケ・キャピタル・パートナーズのキム・フォレスト氏)との声が聞かれた。朝方はダウ平均が高く始まったものの、買いは長く続かなかった。

景気敏感株への売りが目立ち、ダウ平均は200ドル近く下げる場面があった。米長期金利の上昇を受け、相対的な割高感が意識されやすかった高PER(株価収益率)のハイテク株も売りが優勢だった。スマートフォンのアップルや顧客情報管理のセールスフォースが安い。半面、IT(情報技術)のIBMやホームセンターのホーム・デポは上昇した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、前日比43.764ポイント安の1万2284.743(速報値)で終えた。

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