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東証大引け 4日続落 7割超が下落、内需の一角に買い 国内株概況 2022年8月23日 15:15

2022-08-23 20:23:28 | 日記
東証大引け 4日続落 7割超が下落、内需の一角に買い
国内株概況
2022年8月23日 15:15

23日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落し、前日比341円75銭(1.19%)安の2万8452円75銭で終えた。前日の欧米株式市場で主要な指数が下落した流れを受け、東京市場でも運用リスクを回避したい投資家の売りが優勢だった。米長期金利の上昇がグロース(成長)株の重荷となった面もある。

22日の米株式市場では米連邦準備理事会(FRB)による積極的な利上げが続くとの見方が改めて意識され、幅広い銘柄に売りが出た。欧州市場でも天然ガス高騰による物価高や欧州中央銀行(ECB)による金融引き締め継続の観測が株価の重荷となった。東京市場でも欧米景気の悪化への警戒から、景気敏感株などの売りにつながった。

22日の米債券市場では長期金利がおよそ1カ月ぶりに3%台に乗せた。日本株でも金利上昇で割高感が意識されやすいグロース株の売りにつながった。朝方には売りが膨らみ、日経平均の下げ幅が400円近くに達する場面があった。

一方、内需関連の一角には買いが入った。政府が入国や帰国の際に海外での新型コロナウイルス検査を条件付きで不要とするなど、水際対策の緩和を検討していると伝わった。1日当たりの入国者数の上限引き上げの観測もあって、三越伊勢丹をはじめとする百貨店株やANAHD、JR東海などの買いを誘った。

東証株価指数(TOPIX)は続落した。終値は前日比21.15ポイント(1.06%)安の1971.44だった。

東証プライムの売買代金は概算で2兆3244億円。売買高は9億7431万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1396と、全体の約76%を占めた。値上がりは388、変わらずは54だった。

日野自は6%超安。ソニーGやトヨタ、ファナックが下落した。エムスリーやキーエンス、リクルートも売られた。一方、INPEXや花王、郵船は上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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