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東証大引け 反発、日銀会合後に買い戻し 半導体関連には売り 国内株概況 2023年10月31日 15:25

2023-10-31 16:47:25 | 日記
東証大引け 反発、日銀会合後に買い戻し 半導体関連には売り
国内株概況
2023年10月31日 15:25


31日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比161円89銭(0.53%)高の3万0858円85銭で終えた。朝方は売りが先行したものの、日銀が金融政策決定会合の結果を公表すると、政策修正への過度な警戒感が後退して短期筋による買い戻しが入った。もっとも国内金利の先高観はくすぶるなかで半導体関連には売りが出て、相場の重荷となった。

日銀はきょうまで開いた金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正を決めた。長期金利の事実上の上限だった1%を「めど」とした。一定程度超えることを容認するが「これまでの政策からほとんど変わらない」(国内証券)と受け止められた。外国為替市場で円相場が1ドル=150円台前半まで下落したのに歩調を合わせて株買いが強まり、日経平均は午後に上げ幅を270円程度まで広げた。

国内債券市場での長期金利上昇や米長期金利の高止まりで、アドテストや東エレク、レーザーテクといった半導体関連には売りが膨らんだ。「国内で物価が上昇するなか、マイナス金利解除など本格的な政策修正の時期を巡る思惑で金利には上昇圧力がかかるリスクもある」(国内のエコノミスト)という見方もあった。これまで発表された海外の半導体関連企業の決算が振るわず、国内半導体企業の決算に慎重な見方が出ているのも買いの見送りにつながった。

半面、金利上昇が追い風になりやすい銀行や保険といった金融株には買いが優勢だった。

東証株価指数(TOPIX)は反発し、前日比22.48ポイント(1.01%)高の2253.72で終えた。JPXプライム150指数も反発し、前日比7.49ポイント(0.77%)高の980.71で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で4兆6793億円。売買高は19億8478万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1418と、全体の約85%を占めた。値下がりは222銘柄、変わらずは19銘柄だった。

KDDI、テルモ、ファストリ、ダイキンが上昇した。一方、デンソー、TDK、パナHD、ルネサスが下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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