東証大引け 3日ぶり反落 米株安でリスク回避の売り、円高も重荷
国内株概況
2023年1月19日 15:30
19日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比385円89銭(1.44%)安の2万6405円23銭で終えた。前日の米株安を受け東京市場でもリスクを回避する売りが出た。円高進行も投資家心理の重荷となった。
米国で18日に発表された2022年12月の小売売上高などの経済統計は軒並み市場予想を下回った。景気減速懸念が高まり、米主要株価指数は軒並み下落。東京市場でも投資家のリスク回避姿勢が高まり、半導体や自動車株などに売りが出た。
外国為替市場では円相場が1ドル=127円台後半まで円高・ドル安が進んだ。円高進行に伴い株価指数先物に機械的な売りが出て、現物株に波及した。日経平均の下げ幅は一時、400円を超えた。
日銀の金融政策決定会合の結果を受け、前日に日経平均は大幅に上昇したため、利益を確定する売りにも押された。市場では「企業の4~12月期決算の発表を控え、国内機関投資家を中心に下値を拾う動きは限られた」(国内証券トレーダー)との指摘も聞かれた。
一方、インバウンド(訪日外国人)需要の回復期待から空運や百貨店株は上昇した。18日発表の22年12月の訪日外国人客数が137万人と、前年同月(1万2084人)から大幅に増加したのが材料視された。
東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反落し、19.31ポイント(1.00%)安の1915.62で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆5173億円、売買高は10億5460万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1247と、全体の6割超を占めた。値上がりは505、変わらずは86銘柄だった。
三菱自とマツダが5%あまり下落した。日産自とSUBARUも下げが目立った。板硝子とソフトバンクGも大きく下げた。半面、高島屋や三越伊勢丹、Jフロントが買われた。資生堂とイオンも上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
日経平均株価6か月チャートです。(一目均衡表とストキャスティクス)
国内株概況
2023年1月19日 15:30
19日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比385円89銭(1.44%)安の2万6405円23銭で終えた。前日の米株安を受け東京市場でもリスクを回避する売りが出た。円高進行も投資家心理の重荷となった。
米国で18日に発表された2022年12月の小売売上高などの経済統計は軒並み市場予想を下回った。景気減速懸念が高まり、米主要株価指数は軒並み下落。東京市場でも投資家のリスク回避姿勢が高まり、半導体や自動車株などに売りが出た。
外国為替市場では円相場が1ドル=127円台後半まで円高・ドル安が進んだ。円高進行に伴い株価指数先物に機械的な売りが出て、現物株に波及した。日経平均の下げ幅は一時、400円を超えた。
日銀の金融政策決定会合の結果を受け、前日に日経平均は大幅に上昇したため、利益を確定する売りにも押された。市場では「企業の4~12月期決算の発表を控え、国内機関投資家を中心に下値を拾う動きは限られた」(国内証券トレーダー)との指摘も聞かれた。
一方、インバウンド(訪日外国人)需要の回復期待から空運や百貨店株は上昇した。18日発表の22年12月の訪日外国人客数が137万人と、前年同月(1万2084人)から大幅に増加したのが材料視された。
東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反落し、19.31ポイント(1.00%)安の1915.62で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆5173億円、売買高は10億5460万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1247と、全体の6割超を占めた。値上がりは505、変わらずは86銘柄だった。
三菱自とマツダが5%あまり下落した。日産自とSUBARUも下げが目立った。板硝子とソフトバンクGも大きく下げた。半面、高島屋や三越伊勢丹、Jフロントが買われた。資生堂とイオンも上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
日経平均株価6か月チャートです。(一目均衡表とストキャスティクス)