東証大引け 反発 日銀緩和維持で買い 半導体が高い
国内株概況
2023年12月19日 15:29
19日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比460円41銭(1.41%)高の3万3219円39銭だった。日銀は19日、現行の大規模な金融緩和を維持すると決めた。政策修正を想定して株価指数先物を売り建てていた短期投資家による買い戻しが活発化し、日経平均は取引終了にかけ上げ幅を広げ、この日の高値で終えた。現状維持発表後、外国為替市場では円安が進展し、自動車など輸出関連にも買いが広がった。
日銀が正午前に金融緩和策の据え置きを公表すると株価指数先物が急伸し、後場の日経平均の急騰につながった。植田和男総裁が7日に「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言したことをきっかけに、12月会合で政策修正に踏み切るとの観測から一部の短期筋が売り持ち高を積み上げていた。現状維持の発表を受け、一斉に買い戻しの動きが強まった。
日銀の会合結果を受けて円相場が対ドルで一時1ドル=143円台後半まで下落すると、トヨタが上昇に転じるなど輸出関連株に買いが優勢となった。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が小幅ながら8日続伸して過去最高値を連日で更新したことも支えとなった。
日経平均は午前に下げる場面もあった。日本時間18日、米鉄鋼大手USスチールを141億ドル(約2兆円)で買収すると発表した日本製鉄は一時、前日比6%あまり下げるなど、一部主力株の下落が影響した。
東証株価指数(TOPIX)は反発。終値は16.95ポイント(0.73%)高の2333.81だった。JPXプライム150指数も反発し、10.08ポイント(0.97%)高の1045.27で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆6364億円、売買高は14億9036万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1211。値下がりは401、横ばいは49だった。
東エレクが上場来高値を更新した。アドテストとレーザーテクも高い。川崎汽は商いを伴い連日で急騰した。味の素と日本ハムが買われた。一方、三菱UFJとみずほFGは下げた。JR東海とJR西日本も安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年12月19日 15:29
19日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比460円41銭(1.41%)高の3万3219円39銭だった。日銀は19日、現行の大規模な金融緩和を維持すると決めた。政策修正を想定して株価指数先物を売り建てていた短期投資家による買い戻しが活発化し、日経平均は取引終了にかけ上げ幅を広げ、この日の高値で終えた。現状維持発表後、外国為替市場では円安が進展し、自動車など輸出関連にも買いが広がった。
日銀が正午前に金融緩和策の据え置きを公表すると株価指数先物が急伸し、後場の日経平均の急騰につながった。植田和男総裁が7日に「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言したことをきっかけに、12月会合で政策修正に踏み切るとの観測から一部の短期筋が売り持ち高を積み上げていた。現状維持の発表を受け、一斉に買い戻しの動きが強まった。
日銀の会合結果を受けて円相場が対ドルで一時1ドル=143円台後半まで下落すると、トヨタが上昇に転じるなど輸出関連株に買いが優勢となった。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が小幅ながら8日続伸して過去最高値を連日で更新したことも支えとなった。
日経平均は午前に下げる場面もあった。日本時間18日、米鉄鋼大手USスチールを141億ドル(約2兆円)で買収すると発表した日本製鉄は一時、前日比6%あまり下げるなど、一部主力株の下落が影響した。
東証株価指数(TOPIX)は反発。終値は16.95ポイント(0.73%)高の2333.81だった。JPXプライム150指数も反発し、10.08ポイント(0.97%)高の1045.27で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆6364億円、売買高は14億9036万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1211。値下がりは401、横ばいは49だった。
東エレクが上場来高値を更新した。アドテストとレーザーテクも高い。川崎汽は商いを伴い連日で急騰した。味の素と日本ハムが買われた。一方、三菱UFJとみずほFGは下げた。JR東海とJR西日本も安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕